#はじめに
様々な理由でAWSリソースを別のAWSアカウントに移行したいという場面があるかと思います。
今回はAWSサービスの中でもよく利用されるEC2の別アカウントへの移行方法をご紹介します!
RDSの移行方法についてもご紹介しています。
・【AWS】RDSの別アカウントへの移行方法（スナップショットの共有設定）
#EC2移行方法
移行元のAWSアカウントでEC2 AMIを作成し、移行先のAWSアカウントに共有設定をし、共有されたAMIからEC2インスタンスを作成する方法をご紹介します。
手順にすると下記のようになります。
#移行手順
3ステップです。
- 移行元のAWSアカウントでEC2 AMIを作成
- 移行先のAWSアカウントにEC2 AMIを共有
- 移行先のAWSアカウントで共有されたAMIからEC2インスタンスを作成
1. 移行元のAWSアカウントでEC2 AMIを作成
移行元のAWSアカウントで移行対象のEC2インスタンスを選択し、アクションから「イメージとテンプレート」→「イメージを作成」 インスタンスIDが正しいことを確認「イメージ名」を記入し「イメージを作成」
2. 移行先のAWSアカウントにEC2 AMIを共有
対象のAMIを選択「アクセス許可タブ」から「編集」 ※AMIの作成が完了していることを確認（ステータスがavailable） 移行先のAWSアカウント番号を入力し「アクセス許可の追加」保存
3. 移行先のAWSアカウントで共有されたAMIからEC2インスタンスを作成
移行先のAWSアカウントでAMIから表示範囲が自己所有になっている場合は「プライベートイメージ」を選択 共有設定したAMIが表示されるので、そのAMIから新しいEC2インスタンス作成すれば移行完了！
※念の為AMI IDや所有者が移行先のAWSアカウントIDと同じであることを確認。
#注意事項
今回ご紹介した方法はあくまでもAMIの「共有」なので、移行元のAWSアカウントからAMIを削除すると共有先でもAMIは選択できないのでそこのところ注意が必要です。