Claude Code v2.1.289〜v2.1.296 の8バージョンをまとめました。Claude Haiku 5.5 の追加、フックの onFailure: "block"、サブエージェント向けの autoCompactWindow / effort パラメータ、MCP プロトコル 2026-07-28 のデフォルト化などが主なハイライトです。
✨ 新機能まとめ
⚡ CLI / 起動オプション
claude plugin install --marketplace(v2.1.292)
-
--marketplace <source>を指定すると、必要に応じてマーケットプレイスを追加(marketplace addと同じポリシーチェック)してからプラグインをインストールします。
セッション名の部分一致(v2.1.290)
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claude attach <name>とclaude logs <name>で、ID の代わりにセッション名の一部を指定できます。
claude -p の待機表示(v2.1.295)
- 最後のターン後も
claude -pが開いたままの場合、何を待っているかを stderr(ターミナル時)に表示します。
Haiku 5.5 の追加(v2.1.293)
-
claude-haiku-5-5が Anthropic API の既定 Haiku モデルになりました。1M コンテキスト、$0.10 / $0.50 per Mtok(100K 超のプロンプトは $0.50 / $2.50)。 - v2.1.296 では Sonnet 5.5 のキャッシュ読み取り料金が $0.20 → $0.10 / 百万トークンに更新され、
/cost・ステータスライン・--max-budget-usdに反映されます。
🔌 MCP(Model Context Protocol)
MCP プロトコル 2026-07-28 のネゴシエーション(v2.1.292 / v2.1.295)
- ローカル(stdio)MCP サーバーは全インストールで 2026-07-28 を既定でネゴシエーション(v2.1.292)。claude.ai コネクタも同様(v2.1.295)。
-
MCP_PROTOCOL_NEGOTIATION=legacyでオプトアウトできます。
MCP の上限値変更(v2.1.295 / v2.1.296)
- tool search 経由で読み込む MCP ツール説明の上限が 2,048 → 16,384 文字に(v2.1.295)。
- 先出しされるツール説明と MCP サーバー instructions の既定上限が 2,048 → 4,096 文字に(v2.1.296)。
- WebSocket MCP サーバーは 16 MiB 超のメッセージを解析せず接続を閉じるようになりました(v2.1.295)。
🪝 Hooks
onFailure: "block"(v2.1.295)
- command / HTTP フックが起動できない・タイムアウト・想定外の終了コードの場合に、素通りさせずアクションをブロックできます。
{
"hooks": {
"PreToolUse": [
{ "matcher": "Bash", "hooks": [{ "type": "command", "command": "./check.sh", "onFailure": "block" }] }
]
}
}
フック出力の扱い(v2.1.292 / v2.1.294 / v2.1.296)
- フック出力内の
<system-reminder>タグは Claude に渡る前にエスケープされます(v2.1.292)。 - Stop / SubagentStop の
promptフックを「ビルドが壊れていたら続行」のような指示文で書いた場合の判定が改善し、早期停止しにくくなりました(v2.1.294)。 -
--debugでフックの command・plugin・結果・所要時間がログされ、遅いフックを特定できます(v2.1.296)。
🔧 プラグイン
Mod(プラグイン)API の拡張(v2.1.289〜v2.1.295)
-
agent.spawn(チームメイト / ワークフローエージェント対応)、prompt.autocomplete、$.model.completeのプロンプトキャッシュ、$.tool.registerのisDeferred、$.ui.notify、Buttonの子要素など。 -
tool.checkにagentIdとceilingを追加、turn.stepにserverToolUsesを追加(v2.1.290)。
claude plugin validate / /plugin(v2.1.290〜v2.1.296)
- mod が登録したゲーティングフックの
.catch有無を一覧表示(v2.1.290)。 - README に install 行が無い場合、貼り付け用の行を提示(v2.1.295)。
- 同名の別プラグインのためフックが除外された場合、
/pluginに注記が出ます(v2.1.296)。
🤖 エージェント
effort パラメータ(v2.1.292)
- Agent ツールに
effortを追加。指定した努力レベルでサブエージェントを実行できます。
autoCompactWindow(v2.1.296)
- サブエージェントの frontmatter と
--agents定義でautoCompactWindowを指定でき、メイン会話より早く auto-compact させられます。
CLAUDE_CODE_WORKFLOW_SUBAGENT_MODEL(v2.1.296)
- Workflow のエージェントすべてを 1 つのモデルで実行します。
その他(v2.1.292〜v2.1.295)
-
skillsフィールドからのプリロードは最大 32 個・各 1 回(v2.1.295)。 - エージェント名は 256 文字まで(v2.1.292)。
-
subagentStatusLineにagentTypeを追加(v2.1.293)。
🔒 セキュリティ・マネージド設定
Claude apps gateway の強化(v2.1.295 / v2.1.296)
-
managed.policies[]にcodeキー(v2.1.296)、upstream ごとのmodelsリストとtimeouts.upstream_ttfb_ms、監査イベントのupstream_request_id、request-idヘッダー(v2.1.295)。 - ユーザー設定の
forceLoginMethod: "gateway"/forceLoginGatewayUrlに対応(v2.1.295)。 - サインイン承認ページに Deny ボタン(v2.1.290)。
権限まわりの変更(v2.1.290)
-
pyrightは read-only 扱いをやめ、実行前に確認を求めます。psの一部形式も確認対象に。 - プロジェクト設定ファイルから Claude in Chrome を有効化できなくなりました。
-
CLAUDE_CODE_DISABLE_ATTACHMENTSはリポジトリ内の settings から設定できなくなりました。
⚙️ 環境変数・設定
-
CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS(v2.1.292)/CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_MAX_DELAY_MS(v2.1.296): 529 リトライのバックオフ調整。 -
CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_WAIT_MS(v2.1.295): 無人リトライモードの最大待機時間。 -
CLAUDE_CODE_WEB_SEARCH_REFILLS_PER_HOUR(v2.1.290): WebSearch の予算が 100 回/時で回復(従来は 200 回で終了)。 -
CLAUDE_CODE_DISABLE_NONESSENTIAL_TRAFFICが起動時の接続ウォームアップもスキップ(v2.1.290)。
🚀 パフォーマンス・UX
- Read ツールに
allow_large(v2.1.296)。通常の上限を超えるテキストを 1 回で読めます。 - Grep が
file_pathや-l/-c/-rを受け付けるように(v2.1.292 / v2.1.295)。 - 長い箇条書き返信の描画高速化(v2.1.292)、ctrl+o のコードブロックキャッシュ(v2.1.296)、大規模セッション再開時の応答性向上(v2.1.290)。
- Program Status Protocol(OSC 7501)対応(v2.1.295)。
/copyに引用テキスト(v2.1.295)。 -
/と@の候補で選択行に❯を表示(v2.1.290)。 -
←でバックグラウンド化する際、開始した ターン /!コマンドは停止されます(v2.1.296)。
💻 VSCode 拡張
- Claude が送信したファイルを開けるチャット行(v2.1.295)。
- メッセージのタイムスタンプが既定で表示(v2.1.290)。
- Claude in Chrome がどのセッションでもブラウザ操作前に確認(v2.1.296)。
🛠 主な修正
⚡ CLI / セッション
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v2.1.296:
--teleportが履歴を読めず空の会話を開く問題を修正 - v2.1.296: 中断された tool call を再開したサブエージェントが「ユーザーが拒否した」と伝えられる問題を修正
- v2.1.296: 共有トランスクリプト・デバッグログのシークレット伏せ字漏れを修正
-
v2.1.289: v2.1.288 の
claude auth status変更によるサインアウト頻発の恐れを revert
🪝 Hooks / MCP
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v2.1.296: managed の
PreToolUseフックが"continue": falseで拒否してもターンが終わらない問題を修正 -
v2.1.296: managed の PostToolUse で
updatedMCPToolOutputが適用されない問題を修正 -
v2.1.296: ヘッドレスで無効化済みの
.mcp.json/ プラグイン MCP サーバーが起動する問題を修正 -
v2.1.296:
UserPromptSubmitフック中の Esc / 割り込みでヘッドレスセッションが終了する問題を修正
🔒 パーミッション / セキュリティ
- v2.1.292: PreToolUse フックの承認や auto mode が、ネットワーク(UNC)パスのファイル読み取りの許可プロンプトを回避してしまう問題を修正(Security)
-
v2.1.296: Windows の Git Bash で
rm -rf /c/Users/<name>が bypass モードで確認されない問題を修正
🖥️ Windows / PowerShell
- v2.1.296: 約 1KB 超の PowerShell コマンドが常に許可を求める問題を修正(32KB まで allow ルール適用)
- v2.1.296: stdio MCP サーバーがシャットダウン時に強制終了される問題を修正(stdin を先に閉じる)
-
v2.1.296: GitHub
owner/repoのプラグインインストールが SSH 鍵なしで失敗する問題を修正(HTTPS で再試行)
💻 ターミナル / UI
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v2.1.296: 古い VTE 系ターミナルでコピー後に
52;c;…が表示される問題を修正 -
v2.1.296:
/diffを開いている間トーストが見えないまま溜まる問題を修正
🔧 VSCode
- v2.1.295: 「Fork conversation from here」と Rewind が「Message not found in session」で失敗する問題を修正
- v2.1.296: OS / VS Code の reduced motion 設定でもインジケーターが動く問題を修正
- v2.1.296: Windows のフルパス形式のチャットリンクが開かない問題を修正
📋 バージョン別サマリー
| バージョン | 主なトピック |
|---|---|
| v2.1.289 | VSCode の claude auth status 変更を revert、mod 向け agent.spawn 拡張 |
| v2.1.290 |
claude attach/logs の名前部分一致、pyright/ps の権限厳格化、WebSearch 予算の自動回復、mod API 追加(約190エントリの大型リリース) |
| v2.1.291 | 変更なし(エントリ無し) |
| v2.1.292 |
claude plugin install --marketplace、Agent の effort、MCP プロトコル 2026-07-28 既定化、UNC パスのセキュリティ修正 |
| v2.1.293 |
Haiku 5.5 追加、subagentStatusLine に agentType、スタートアップ改善 |
| v2.1.294 | Stop/SubagentStop の prompt フック判定改善 |
| v2.1.295 | フック onFailure: "block"、OSC 7501、Claude apps gateway の多数強化、MCP ツール説明上限の拡大 |
| v2.1.296 | サブエージェント autoCompactWindow、Read の allow_large、Sonnet 5.5 キャッシュ読み取り料金改定、CLAUDE_CODE_WORKFLOW_SUBAGENT_MODEL
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まとめ
-
フックの堅牢化:
onFailure: "block"により、セキュリティ用フックが失敗したときに素通りしない運用が可能になりました。 -
サブエージェントの制御強化:
effort/autoCompactWindow/ ワークフロー専用モデルで、コストとコンテキストをきめ細かく調整できます。 -
MCP の世代交代: プロトコル 2026-07-28 が既定になり、古いサーバーで問題が出る場合は
MCP_PROTOCOL_NEGOTIATION=legacyを試してください。