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レビューしやすいPRとは?開発チームで気をつけたい7つのこと+番外編

Last updated at Posted at 2025-07-17

PRレビューで気をつけてほしいこと7選+番外編

最近、Pull Request(PR)のレビューに関して思うことがありました。
これはチーム開発において「PRレビューする側の気持ち」を少しでも楽にしてほしいという願いから書いています。

レビューする人の時間は有限です。
読みやすく、伝わりやすいPRを意識してみましょう!

※ 日頃からすべて意識している人は本当すばらしいと思います!当てはまる項目がないか、ぜひセルフチェックしてみてください🙇‍♂️

1. 大量の変更を1つのPRで対応する

「変更箇所が広い」「チケットが複雑」という理由は理解できます。
ですが、1週間〜2週間かけて実装したPRのレビューには1〜2時間以上かかることも少なくありません。

想像してほしいです。1つのPRを2時間以上かけてチェックすると、どんな気持ちになりますか?

例えば以下のように分割できないか、事前に検討してほしいです。

  • DB変更
  • 機能A
  • 機能B

✅ 対応方法

実装前にチケット内容を確認し、「分割して実装できないか?」を考えてみましょう!

2. 実装の意図が記載されていない

⚠️ PRテンプレートを無視しないでください。

「ライブラリの導入」や「複雑な実装の追加」、「既存コードの変更」などは、一言でも良いので意図の説明を残してほしいです。

「このような要件」に対して、こんな「変更・追加実装」を行いました!

このようなコメントがあるだけで、レビュワーの理解がかなりスムーズになります。

✅ 対応方法

PRに適宜コメントを追加しましょう。
要件が曖昧な場合は、チケット作成者に確認してください。

3. 仕様の確認が曖昧なまま実装している

「実装上で気をつけるべきポイント」や「実装後のゴール」を確認できていないケースがあります。
これは「動作確認」や「テストコード」にも影響します。

仕様は、実装前や実装中にしっかり意識してほしいです。

レビュー時に「要件確認→修正依頼→対応確認」のサイクルが発生するのは、なるべく避けたいです。

✅ 対応方法

前項(2)と同じく、「レビューで指摘されたら直せばいい」という考えは捨てましょう。

4. 既存の実装方法を考慮していない

似たような実装がすでにあるのに、まったく無視して書かれていると…

  • レビューしづらい
  • 可読性が下がる

などの問題が出てきます。

もちろん「可読性向上」や「パフォーマンス改善」のための工夫は歓迎ですが、その理由はコメントに残してください。

✅ 対応方法

「既存実装が酷すぎる」などの例外を除き、チームの実装ルールや統一感を意識した実装を心がけてください。

5. レビューコメントに対しての返答がない

「上記すべて対応しました〜」だけで終わる人、いますよね?
これ、レビュワーにとっては困ります。

細かくレビューを出した際には、以下のように伝えてくれると本当に助かります。

  • どのレビューコメントに
  • どのコミットで
  • どんな対応をしたのか

✅ 対応方法

丁寧なコミュニケーションを心がけましょう。
レビュワーも人間です。

6. 動作確認を十分に行っていない

PRを確認すると、要件通りに動いていないケースがあります。

  • 要件の理解不足?
  • 実装漏れ?

理由はわかりませんが、イラっとします

「これ、本当に動作確認しました?」と思うこともあります。

✅ 対応方法

すべてに証跡を残す必要はありませんが、PRを出す前に最低限のチェックは行ってください。

7. 動作確認方法などが記載されていない

これは特に「CSV出力」などの画面上で確認しにくいケースでありがちです。

確認手順と、1ケースの動画があるだけで、かなり助かります。
面倒に感じるかもしれませんが、レビュワーはもっと面倒なんです。

✅ 対応方法

動作確認手順はしっかり記載しましょう。
(該当URL、必要データ、確認方法など)

番外編:PRとは直接関係ないけど…

以下のような人は「ちょっと気遣いが足りないな...」と感じます。

  • 質問する前に確認事項が整理できていない
  • チャットで済む内容を直接聞く
    • →「自分が何をわかっていないか」を相談相手に考えさせている
    • 言語化の手間を相手に押し付けている

事前に一言でも良いので

「このコードについて確認したいです!」
「困っていることは〇〇です」

と伝えるだけで、相談を受ける側の負担がグッと減ります。

まとめ

レビューする人の気持ちを考えたPRを作りましょう。

今回紹介した「やってほしいこと」は、できている人は常にできています。
逆に、できていない人は複数項目が同時にできていないことが多いです。

この記事を読んで、「PR作成時に気をつけている点」や「レビュー時にみやすいと思う工夫」等があれば、ぜひコメントで教えてください🙌

株式会社シンシア

株式会社xincereでは、実務未経験のエンジニアの方や学生エンジニアインターンを採用し一緒に働いています。
※ シンシアにおける働き方の様子はこちら

シンシアでは、年間100人程度の実務未経験の方が応募し技術面接を受けます。
その経験を通し、実務未経験者の方にぜひ身につけて欲しい技術力(文法)をここでは紹介していきます。

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