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なぜ「改善提案3件出す」はダメなのか?〜目標設定を「Why→What→How→Feedback」で考える〜

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Last updated at Posted at 2026-03-17

📝 はじめに

目標設定や評価について考える中で、
こんな違和感を持ったことはないでしょうか?

  • 「改善提案を3件出す」
  • 「PRを月10本出す」

一見すると分かりやすい目標ですが、
本当にこれで良いのでしょうか?


本記事では、目標設計を

🔹 Why → What → How → Feedback

で分解しながら、
「指標を目標にしてしまう問題」とその解決方法について整理します。

🧱 目標設計の基本構造

まず、目標は以下の4つで構成されます。

① 🎯 ありたい姿(Why / 定性的ゴール)

  • 将来的にどうなっていたいか
  • どんな状態なら成功と言えるか

✨ 例

チームの中で自走できるエンジニアになり、
設計〜実装まで一人称で進められる状態になる

💡 ポイント

  • 抽象でOK(むしろ抽象が良い)
  • モチベーションの源泉になる

② 📊 成果指標(What / 定量)

「①が達成できた」と判断するための指標

✨ 例

  • 自分主導で設計〜実装まで完了したタスク数:月3件以上
  • PRのレビュー指摘数:平均3件以下
  • 仕様相談の回数:週1回以下

💡 ポイント

  • 誰でも判断できる
  • 感覚ではなく数値で評価できる

③ ⚙️ 実行計画(How / 具体アクション)

指標を達成するための具体行動

✨ 例

  • 週1回、設計レビュー前に自己レビュー
  • PR作成前にチェックリスト確認(毎回)
  • 毎日30分のコードリーディング
  • 週1回、先輩にレビュー依頼

💡 ポイント

  • 「やった / やってない」が明確
  • 行動レベルまで落とす

④ 🔁 検証・改善(Feedback)

定期的に振り返る

✨ 例

  • 週次でKPI確認

    • タスク数 → 達成できているか?
    • 指摘数 → 減っているか?
  • 問題があれば改善

    • 指摘が多い → チェックリスト改善
    • タスクが進まない → タスク粒度見直し

💡 ポイント

  • やりっぱなしにしない
  • 手段(③)は柔軟に変える

🔄 全体像

① Why(ありたい姿)
↓
② What(指標)
↓
③ How(行動)
↓
④ Feedback(改善)

🤔 なぜ目標設計がうまくいかないのか

結論はシンプルです。

👉 「どこかが欠けている」

❌ よくある問題①:指標や手段を目標にしている

例

  • PRを月10本出す
  • 改善提案を3件出す

👉 手段 or 指標であって目的ではない


なぜダメか

  • Whyがない → モチベーションが続かない
  • 数値だけ追う → 本質を見失う

✅ 改善

👉 必ずWhyから考える

❌ PRを10本出す
↓
✅ チームの開発速度を上げるエンジニアになる
→ そのため、PR数を増やす

👉 一言でいうと
「指標を目標にしてしまっている問題」

❌ よくある問題②:振り返りがない

状態

  • 目標を立てて終わり
  • 半期の最後に思い出す

なぜダメか

  • 行動のズレに気づけない
  • 改善されない → 成長しない

✅ 改善

👉 Feedbackを仕組みにする

  • 毎週:KPI確認
  • 隔週:上司と振り返り
  • 月次:目標見直し

👉 一言でいうと
「PDCAのCとAがない問題」

❌ よくある問題③:Whyが弱い

目標は以下3つを統合する必要があります。

  • 自分のなりたい姿
  • 会社が求める能力
  • 市場で求められる能力

❌ 例

「技術力を上げたい」(自分軸だけ)

✅ 例

フロント〜バックエンドまで一貫して開発できるエンジニアになり、
自社プロダクトの開発速度と品質を高めつつ、
市場でも通用するフルスタック力を身につける

👉 一言でいうと
「Whyの設計不足」

💡 なぜ「指標を目標にしている」がダメなのか

👉 評価につながりにくいから

📊 アウトプット vs アウトカム

種類 内容 例
アウトプット 行動・量 改善提案3件
アウトカム 成果・影響 開発効率が上がった

👉 評価のスタンス

アウトプットではなくアウトカムを評価する

⚠️ 何が起きるか

「改善提案3件出す」とすると…

  • とりあえず3件出す
  • 小粒な提案が増える
  • 本質的な改善が起きない

👉 数値達成が目的化する

✅ 本来の評価

  • 改善提案:1件

    • ビルド時間50%削減
      → 高評価
  • 改善提案:10件

    • 影響なし
      → 低評価

👉 評価すべきは「何を変えたか」

🎯 正しい目標の置き方

① Why

開発効率を改善できるエンジニアになる

② What

  • 開発時間削減率
  • バグ減少率
  • リードタイム

👉 アウトカムで測る

③ How

改善提案を出す

❌ 改善提案数(How)を目標にする
✅ 改善結果(Outcome)を目標にする

🧠 SMART原則との関係

SMART 解釈
S 具体的であるか
M 成果は測定可能か
A 達成可能か
R 関連性があるか
T 期限が明確か

❌ よくある誤解

  • M(測定可能)=件数

👉 「3件出す」になる

✅ 正しい解釈

👉 測るべきは成果

例

  • リードタイム20%削減
  • エラー率30%削減

⚠️ 注意:アウトカム主義のリスク

  • 成果が出るまで時間がかかる
  • 運や環境に左右される
  • 若手が不利になる

※ 個人的には、若手(作業者)の段階では、成果(アウトカム)よりも行動(アウトプット)を重視するのもありかと考えています!

⚖️ バランスが重要

👉 アウトカム × アウトプット

  • 成果(主評価)
  • 行動(補助評価)

🚀 まずは何をすればいいのか?

「どう始めればいいの?」と思った方は👇

① 会社視点

  • 今の役割で期待されていることは?
  • どんな成果で評価されるか?

👉 評価に直結 (期待値の解像度を上げよう!)

② 自分視点

  • 半年後・1年後どうなりたいか?

👉 モチベーションの源泉

③ 市場視点

  • 市場で評価されるスキル・成果は?

👉 キャリアにつながる

🔍 なぜこの順番?

  • 会社だけ → モチベ低い
  • 自分だけ → 評価されない
  • 市場だけ → 業務と乖離

👉
「会社 × 自分 × 市場」
この3つを重ねることが重要

※ どうしても上記の3つが一致しない場合、それは価値観のズレなので、転職も視野に入れるべきでは?というのが私の考えです🙅

🎉 最後に

目標設定は難しく感じますが、

  • Why → What → How → Feedback
  • 会社・自分・市場

この2つで整理すると、一気に考えやすくなります。

上記の考え方は下記の書籍を参考にしています。

株式会社シンシア

株式会社xincereでは、実務未経験のエンジニアの方や学生エンジニアインターンを採用し一緒に働いています。
※ シンシアにおける働き方の様子はこちら

シンシアでは、年間100人程度の実務未経験の方が応募し技術面接を受けます。
その経験を通し、実務未経験者の方にぜひ身につけて欲しい技術力(文法)をここでは紹介していきます。

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