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Ubutnu20.04LTS(UbuntuServer)をRaspberryPi4上で動かす

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概要

  • Ubuntu20.04LTSをRaspberryPi4にインストールする。
  • RaspberryPi4にはディスプレイとキーボードを接続せず、ホストPCからのSSH接続で一通り設定する。(ハードまわりの準備が面倒なので)
  • wifi接続の設定を行い、電源供給のみでサーバーとして動作可能な状態にする。

準備物

ホストPCまわり
  • Windows10 PC
  • microSDカードリーダー
  • Wifiルーター
  • LANケーブル
RaspberryPiまわり
  • Raspberry Pi 4 Model B
  • microSDカード(32GB)
  • 5V3A電源(USB Type-C)

Ubuntu20.04LTSのインストール

進め方は、下記の公式のチュートリアルに従う。
https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi

1.Raspberry Pi Imager のインストール

下記ページの"Raspberry Pi Imager for Windows"をクリックして、imager.exeをダウンロードする。
https://ubuntu.com/tutorials/how-to-install-ubuntu-on-your-raspberry-pi#2-prepare-the-sd-card

ダウンロードしたimager.exeを実行してRaspberryPiImagerをインストールする。

2.Ubuntu20.04LTSイメージをmicroSDカードに書き込む

RaspberryPiImagerを実行する。
fig1.png
"CHOOSE OS"からUbuntu20.04LTS(Pi 3/4)を選ぶ。
fig2.png
"CHOOSE SD CARD"で書き込む対象のmicroSDカードを選んで"WRITE"を実行する。
書き込みが終わるまで待機。1時間半ほど要した。

3.RaspberryPi4上でUbuntu20.04LTSを実行

RaspberryPi4に、Ubuntu20.04LTSイメージを書き込んだmicroSDカードを挿入する。
RaspberryPi4をLANケーブルでルーターに接続し、電源を接続する。

電源接続後1分程度でUbuntuが立ち上がる。

4.ホストPCからUbuntu20.04LTSに接続

立ち上げたUbuntu20.04LTSのIPアドレスを調べるため、
arpコマンドを使って、RaspberryPi4のMACアドレスに対応するIPアドレスを検索する(※1)。
ホストPCのコンソールに下記コマンドを入力する。

>arp -a | findstr "b8-27-eb dc-a6-32"

調べたIPアドレスにSSHで接続する。

>ssh ubuntu@<Ubuntu_IPaddress>

初期パスワードは"ubuntu"。初期ログイン時にパスワードの変更が求められるので、実施する。

(※1)RaspberryPiModel3+までのMACアドレスは"b8-27-eb"から始まる、が、
RaspberryPi4からは"dc-a6-32"から始まるMACアドレスが増えたとのこと。
参考資料:
https://qiita.com/tomotomo/items/2ff445377c13f9db38e2
https://udger.com/resources/mac-address-vendor-detail?name=raspberry_pi_foundation

Wifi設定

公式チュートリアルに記載されているwifiの事前設定が上手く行えなかったので、
一度LANケーブルで接続した後に、改めてwifi設定を行う。

1.wifi設定の記述

Ubuntu上でコンソールに下記コマンドを入力して、
wifi設定用ファイル"99-cloud-init.yaml"を作成する(※2)。

>sudo nano /etc/netplan/99-cloud-init.yaml

作成した"99-cloud-init.yaml"に下記設定を記述する。

99-cloud-init.yaml
network:
    version: 2
    wifis:
        wlan0:
            optional: true
            access-points:
                "<Network-name>":
                    password: "<Password>"
            dhcp4: true

記述し終えたら、新しいネットワーク設定を適用する。

>sudo netplan apply

(※2)/etc/netplan/以下にネットワーク関連の設定ファイルがある。
既存の設定ファイルである"50-cloud-init.yaml"を弄るのは好ましくないとのこと。
参考資料
https://qiita.com/yas-nyan/items/9033fb1d1037dcf9dba5
https://ubuntu.com/server/docs/network-configuration

2.wifi接続用IPアドレスの確認

Ubuntu上でコンソールに下記コマンドを入力して、
wifi接続用のIPアドレスを確認する。

>ip a

wlan0に対応するIPアドレスがwifi接続用のIPアドレスとなる。
IPアドレスが確認出来たら念のためリブートする。

>sudo reboot
3.ホストPCからUbuntu20.04LTSにwifiを通じて接続

Ubuntuからログアウトし、RaspberryPi4のLANケーブルを引き抜く。
ホストPCのコンソール上から、wifi接続用IPアドレスにSSHで接続できることを確認する。

>ssh ubuntu@<Ubuntu_IPaddress>
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