のシリーズ。
整数を419378回インクリメントするとMacのg++が死ぬ
や
C++でアスタリスクをつけすぎると端末が落ちる
にインスパイアされて。
node.js に
(((((1)))))[[[[[1]]]]]1+1-1+1-1+1-1+1-1+1-1!!!!!1{0:{0:{0:{0:{0:1}}}}}function(){ return function(){ return 1; }() }()
のような式を食べさせていつ死ぬのか調べてみた。
node は v9.6.1 。
環境は、 macOS High Sierra。メモリ 16GB。
結果。
(((((1)))))
ruby2.5
a = [*1..20000]
p(a.bsearch do |n|
puts "#{n}"
File.open( "hoge.js", "w" ){ |f| f.puts( "console.log("+"("*n+"1"+")"*n+")" ) }
begin
"1"!=%x( node hoge.js ).strip
rescue
true
end
end)
# =>690
# RangeError: Maximum call stack size exceeded
なんか node.js はしぶといんじゃないかと先入観を持っていたんだけど、 ruby と比べるとだいぶ弱かった。
python よりは強いけど。
[[[[[1]]]]]
ruby2.5
a = [*1..20000]
p(a.bsearch do |n|
puts "#{n}"
File.open( "hoge.js", "w" ){ |f| f.puts( "console.log("+"["*n+"1"+"]"*n+")" ) }
begin
!(/^[\[\s]+(1|Array)[\]\s]+$/===%x( node hoge.js ).strip)
rescue
true
end
end)
# => 767
# RangeError: Maximum call stack size exceeded
( ) よりも [ ] の方が長持ちした。意外。
[ ] の方が重そうだけど。
1+1-1+1-1+1-1+1-1+1-1
これは、「+1-1」の個数が 1億個でも死ななかった。
しぶとい。
!!!!!1
ruby2.5
a = [*1..1000000]
p(a.bsearch do |n|
puts "#{n}"
File.open( "hoge.js", "w" ){ |f| f.puts( "console.log("+"!"*n+"1)" ) }
begin
!(/true|false/===%x( node hoge.js ).strip)
rescue
true
end
end)
# => 6204
# RangeError: Maximum call stack size exceeded
括弧と比べるとだいぶしぶとい。10倍ぐらいの感じ。
{0:{0:{0:{0:{0:1}}}}}
ruby2.5
a = [*1..20000]
p(a.bsearch do |n|
puts "#{n}"
File.open( "hoge.js", "w" ){ |f| f.puts( "console.log("+"{0:"*n+"1"+"}"*n+")" ) }
begin
""==%x( node hoge.js ).strip
rescue
true
end
end)
# =>647
# RangeError: Maximum call stack size exceeded
オブジェクトのネストは、括弧と同じぐらいになった。
なんとなく、括弧の半分ぐらいと予想していたんだけど、ハズレた。
function(){ return function(){ return 1; }() }()
ruby2.5
a = [*1..1000000]
p(a.bsearch do |n|
puts "#{n}"
File.open( "hoge.js", "w" ){ |f| f.puts( "console.log("+"function(){ return "*n+"1;" + "}()"*n + ")" ) }
begin
"1"!=%x( node hoge.js ).strip
rescue
true
end
end)
# => 375
# RangeError: Maximum call stack size exceeded
関数呼び出しのネストの重さは、括弧の倍ぐらいということなんだろう。
もっと重さに差があるものと想像していた。
まとめ
node.js は、おおむね ruby よりは弱く、python よりは強い感じ。
ただ、「1+1-1+1-1 ... +1-1」に関しては、メモリの許す限りいくらでも行けそうな雰囲気である。
ブラウザでどうなるのかが気になるところだけど、手軽に試す方法がよくわからないのでやめておく。
根拠のない予想としては、 Firefox の圧勝で、次が Chrome、そして Opera、 Edge、 Safari の順かな。