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Tableau Public MCPで広がるTableau学習~公開ワークブックをAIで分析・活用してみた~

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はじめに

本ブログを閲覧いただきありがとうございます。はじめまして。またはご無沙汰しております。株式会社NTTデータ九州ビジネス共創部デジタルビジネス推進室D&Iチームの阿南です。
D&Iチームでは、TableauやAlteryx、SnowflakeなどのD&I(データ&インテリジェンス)領域におけるツール導入支援や開発を通じて、お客様の業務/意思決定の効率化・高度化のご支援に取り組んでいます。

今回は、前回に引き続き、AI×データ利活用をテーマにTableau Public MCPを検証します。

まず、前段にTableau Publicについて説明します。
Tableau Publicは、データの可視化やダッシュボードを無料で公開・共有できるTableauのクラウドサービスです。世界中のユーザーが作成したダッシュボードが公開されており、分析手法やデザインの参考として活用されています。誰でも利用でき、自分独自のデータ分析やビジュアライゼーションの展開を行うことができます。
※Tableau Publicに公開されるデータソースはインターネット上でアクセス・参照・ダウンロードが可能です。機密情報の取り扱いにはご注意ください。

Tableau Public MCPは、Will Sutton氏が開発したAIとTableau PublicをつなぐためのMCP(Model Context Protocol)サーバーです。ClaudeなどのAIアシスタントからTableau Public上の公開コンテンツにアクセスし、作品の検索や情報の取得、ワークブックの解析までを自然言語で実行することが可能です。

前提

Claude Desktop がインストール済み(本実施環境:Claude for Windows -ver 1.21459.1)
Node.js -ver20以上がインストール済み(本実施環境:Node.js -ver 24.18.0) ※Tableau Public MCPのGitHub READMEに記載有
Git がインストール済み(本実施環境:Git for Windows - ver 2.55.0.2)

また本記事は以下を前提としています。
・Tableauの基本操作を理解していること
・Claude Desktopの基本的な操作が可能であること

セットアップ

基本はGitHub Tableau Public MCPのREADMEに記載の通り進めます。
また、READMEの中にVideo Setup Guide for Claude Desktop and VSCodeという箇所でWill Sutton氏のセットアップ手順の動画が紹介されています。今回はInstall from SourceおよびConfiguration (from source)の箇所に記載の手順を実行しました。

  • How to Setup Tableau Public MCP for Claude Desktop and VSCode

    1. Install from Sourceに記載の通り、Clone the repository~Build the projectを実行
    2. Configuration (from source)に記載の通り、Claude DesktopのConfigurationファイルに実施PCのフォルダパスを反映させる
    3. Claude Desktopを立ち上げる(すでに立ち上げている場合は、終了して立ち上げ直す必要があります)

Claude Desktopの確認

Claude Desktopを立ち上げたら、コネクタでTableau Public MCPが使用できていることを確認します。
設定>>コネクタで確認することも可能です。
Claude1.png

これからプロンプトを投げて検証を進めていきますが、Tableau Public MCPのツールの使用許可については、必要に応じて許可しておくか「常に許可」しておく必要があります。
<必要に応じて許可>
Claude2.png

<コネクタから常に許可>
Claude3.png

Tableau Public MCPを使ってみる

1. Tableau Publicアカウントのポートフォリオ分析

まず初めに、私のTableau Publicアカウント(公開情報の個人アカウント)を対象にポートフォリオ分析をしてもらいました。

1-1_MCP.png

アカウントの情報を基に、プロフィールの概要~パブリッシュしているワークブックの傾向、強みや改善の方針などを示してもらえました。今回はパブリッシュしているワークブック数が多くないですが、よりワークブックの数が多いと、自身のアウトプット傾向や今後のアカウントブランディングの方針なども検討できそうです。

2. Tableau Publicのワークブック分析

前回の執筆記事(Tableau MCPを使ってDATA Saber試験で作成したデータソースをさわってみた
で取り扱ったデータソースを使用したワークブック「パリーグ順位表」を対象に、どんなダッシュボードかを教えてもらいました。

2-1_MCP.png

チャートタイプやダッシュボードにおけるシートの構成とその役割、設計のポイントなどを示してくれました。
ダッシュボードを開かずにどんな構成でどんなダッシュボードなのかを知ることができます。
2-2_MCP.png

画像そのものをClaude Desktop上に表示することはできませんでしたが、リンク先を確認するとダッシュボードの静止画を確認することができました。
2-3_MCP.png

3. Tableauの学習やビジュアライゼーションのノウハウ取得に向けた活用

Tableau学習の中で、各種トレーニング・講義などの受講による分析手法・ロジックの習得に加えて、ビジュアライゼーションの良さやビジュアルベストプラクティスの観点からTableau Publicに公開されているワークブックを参照することがあると思います。
そこで、Tableau学習におけるTableau Public MCPの活用方法について考えてみます。

  • ダッシュボードの再現
    対象のワークブック1シートの再現方法について聞いてみました。
    3-1_MCP.png

    Claudeの返答に記載の手順を参照して検証しましたが、Claudeからの返答通り、行・列シェルフの具体的なフィールド割り当てまで抽出できていないこともあり、完全再現はできませんでした。 (対象ワークブックでは二重軸や形状を採用)
    しかし、概要レベルでの再現や、軸の反転などの要素は再現できました。(もっと具体的なプロンプト設計や要素分解をすれば、より近づけるかもしれません)

  • 類似テーマで初学者へ参考になるワークブックの探索
    同様なテーマを探す際には、Tableau Publicのサイトでキーワードを入れて検索することが想定されますが、「初学者向け」という観点を踏まえてワークブックを探すのはなかなか難しいかと思います。そこで、同様なテーマで初学者向けに参考になるワークブックを探索してもらいました。
    3-2_MCP.png
    参考になるワークブックを挙げるとともに、「どこが学べるポイントか」が記載されているため、対象ワークブックをベースにどこが学習ポイントかを意識してワークブックを確認することができそうです。

  • 類似要素で初学者へ参考になるワークブックの探索
    対象ダッシュボードと同様な技術要素を踏まえた初学者向けに参考になるワークブックを探索してもらいました。
    3-3_MCP.png

    技術的な類似点だけでなく、学習の進め方の提案をしてくれました。この示唆に基づいて学習することも可能ですし、もう少し内容や方針を深掘りして、体系的な学習に役立てることも可能かもしれません。

おわりに

今回は、Tableau Public MCPを活用し、Tableau Public上のワークブックについて自然言語による分析を試してみました。
従来は、公開ダッシュボードの構成を理解するために自分でワークブックを探し、Web上でまたはダウンロードして調査する必要がありました。Tableau Public MCPを利用すれば、「このダッシュボードで使われている計算を教えて」「似た可視化の作り方を知りたい」といった質問をAIに投げかけるだけで、公開ワークブックの内容をもとに分析結果や解説を得ることができます。
今回は「学習」という観点からTableau Public MCPの活用を考えてみましたが、自身のTableau Publicのポートフォリオを客観的に見たり、より広いテーマへの幅出しなどにも活用できると思います。

今後もAIを活用したデータ利活用の可能性をさらに広げていきたいと思います。
本記事が、Tableau Public MCPや自然言語によるデータ分析に興味を持つ方々の参考になれば幸いです。

※本記事は執筆時点(2026年7月)の情報に基づいており、内容の正確性を保証するものではありません。実際の利用に際しては、最新の公式情報をご確認ください。
※本ツールの利用にあたっては、GitHub上のライセンス条件をご確認ください。

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