はじめに
皆さんこんにちは、@Tetsu_Oikawaです。
精度の高い情報を求めている方には向かないので、あらかじめご理解ください。
導入初期
導入初期、私たちはテストツールの選定に多くの時間を費やしました。プロジェクトの要件に合うツールを見つけるため、開発者やテストエンジニア、さらにプロジェクトマネージャーが集まり、機能やコスト、操作性を徹底的に比較検討しました。最終的に採用したツールは、シンプルな操作でUIテストが可能なものでしたが、使い始めると早速課題が浮かび上がりました。
一番の壁
一番の壁は、既存のテストケースの自動化対応でした。手動テストでは見過ごしていた細かな仕様がスクリプト作成時に問題となり、テストエンジニアが「これってどこまで再現すれば良いんだ?」と悩む場面が何度もありました。さらに、開発者からは「仕様変更が多すぎてスクリプトを毎回書き直すのは非効率だ」との意見も出ました。この時、私たちはテストケースの優先順位を見直し、変更頻度の高い箇所や重要度の低いテストは自動化対象から外す判断をしました。この調整により、ようやく運用が軌道に乗り始めました。
導入後しばらくして
導入後しばらくして、テスト自動化の効果が実感できるようになりました。特に、リグレッションテストが劇的に短縮され、新機能開発に注力できる時間が増えました。また、テスト結果が一元管理されるようになり、プロジェクトマネージャーが進捗や品質状況をリアルタイムで把握できるようになったことも大きなメリットでした。
まとめ
テスト自動化の導入には多くの課題が伴いましたが、それを乗り越えたことでチーム全体の生産性が向上しました。この経験から、テスト自動化は「ツールを使うだけ」ではなく、現場の理解と柔軟な対応が成功の鍵だと強く感じました。