はじめに
皆さんこんにちは、@Tetsu_Oikawaです。
精度の高い情報を求めている方には向かないので、あらかじめご理解ください。
ソフトウェア開発に携わる社会人として、テスト自動化に取り組む中で、さまざまな「あるある」を経験しました。これらは、テスト自動化に挑むエンジニアやテストマネージャーだけでなく、プロジェクトに関わる多くの人々が直面しがちな課題や面白い瞬間ではないかと思います。今回は、特に共感されやすい「あるある」をいくつか共有させていただきます。
1「自動化すればすべてが解決する」?
まず最初に、多くの現場で頻発するのが「自動化すればすべてが解決する」と思い込む状況です。特にプロジェクトマネージャーや非エンジニアのメンバーから、手動テストの煩雑さを解消できる魔法のようなツールと期待されがちです。しかし、実際には自動化スクリプトの作成やメンテナンスが必要で、最初の段階ではむしろ工数が増えることも多いです。そのため、開発者が「これなら手動の方が早いのでは?」とつぶやく場面もしばしば見られます。
##2 「テスト用のデータが足りない」
また、自動化スクリプトの作成中に「テスト用のデータが足りない」問題もよく発生します。例えば、データサイエンティストが分析システムのテストを行う際、大量のサンプルデータを用意する必要がありますが、テスト環境で生成されるデータが本番とは異なり、不具合を正確に再現できないことがしばしばあります。その結果、スクリプトが正しいかどうかも曖昧になることがあります。
3 「環境依存の不具合」
さらに、テストが成功したと思いきや「環境依存の不具合」に悩まされることもよくあります。例えば、システムエンジニアがサーバー設定やネットワーク環境の違いに気づかず、同じスクリプトでもある環境では動くが別の環境では失敗するという状況に直面します。このような場合、「スクリプトが悪いのか、環境が悪いのか」をチーム内で議論する時間が長引くことも、テスト自動化におけるあるあるのひとつです。
まとめ
結局のところ、テスト自動化は万能ではなく、適切な計画や現場の特性を理解した運用が鍵となります。これらの「あるある」を共有しつつ、現場の理解を深めることで、より効率的なテスト運用が可能になると信じています。