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Neoload Webを使って負荷テストを実行する

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Last updated at Posted at 2026-06-01

概要

NeoLoadはデスクトップアプリ(GUI)でテストを設計して、NeoLoad Webというクラウドプラットフォームに連携することでスケールの大きいロードテストを実行できます。

初期設定時に悩むユーザーも多いので、この記事では、NeoLoad GUIで作成したテストをNeoLoad Webにアップロードして実行するまでの手順を、ポイントを補足しながら解説します。

前提条件:

  • NeoLoad GUI(デスクトップ版)がインストール済み
  • NeoLoad Webのライセンスを保持している
  • NeoLoad WebのWorkspaceが作成済み

全体の流れ

大きく5つのステップで進めます。

Step 1: NeoLoad GUIでテストを作成する
Step 2: プロジェクトをNeoLoad Webにアップロードする
Step 3: NeoLoad Web上でZone・インフラを設定する
   └─ Controller を準備・接続する
   └─ Load Generator を準備・接続する
Step 4: NeoLoad Web上でテストを設定する
Step 5: テストを実行する

用語について

手順に入る前に、NeoLoad Web特有の概念を整理しておきます。

用語 意味
Workspace チームでテストや結果・インフラを管理する共有スペース。プロジェクトフォルダのようなもの
Zone テストを実行するインフラのグループ。地理的なロケーション単位などで管理される
Controller テストのオーケストレーターとなるコンポーネント。シナリオ管理・LGの指揮・結果収集を担う。テスト実行には必ず1つ必要
Load Generator(LG) 仮想ユーザーを生成して実際にトラフィックを発生させるコンポーネント。複数台を並列利用可能
Reservation Controller・LG・VUを事前予約するリソース枠。確実にリソースを確保したいときに使う

今回の記事では
1 Controller, 1LGの構成で紹介します。


Step 1: NeoLoad GUIでテストを作成する

まずはデスクトップ版のNeoLoad GUIでテストシナリオを設計します。

基本的な設計の流れは以下の通りです。

  1. NeoLoadを起動し、File > New Project で新規プロジェクトを作成(または既存プロジェクトを File > Open で開く)
  2. User Paths パネルで、対象アプリケーションの操作を記録(Recording)する
    • Record > Start Recording をクリック
    • ブラウザで操作を実施し、完了後 Stop Recording
  3. 記録した User Path を確認・編集する
  4. Scenarios パネルでシナリオを設定する
    • 使用する Population(ユーザーグループ)の選択
    • 負荷プロファイル(Ramp-up / Constant Load / Duration)の設定
    • Virtual User(VU)数の設定

ここでの注意点:シナリオ名は後でNeoLoad Webの設定時に使用します。わかりやすい名前にしておくのが吉です。

Neoload GUIでのテスト作成詳細はこちらに記載しています。
NeoLoadを触ってみた - 負荷テストツール入門編


Step 2: プロジェクトをNeoLoad Webにアップロードする

設計が完了したら、プロジェクトをNeoLoad Webへエクスポートします。

NeoLoad GUIには Export Project Wizard が用意されており、GUIから直接NeoLoad Webに送信できます。

  1. NeoLoad GUIで File > Export Project to NeoLoad Web... をクリック
    (またはツールバーの Export your project to NeoLoad Web アイコンをクリック)
  2. Export Project Wizard が開くので、送信先を選択する
    • Export and send to NeoLoad Web を選択
    • Workspace ドロップダウンで対象Workspaceを選択
    • Test ドロップダウンで既存Testを選択、または新しいTest名を入力して新規作成
  3. Next をクリックしてアップロードを実行
  4. 完了したら Finish をクリック
  5. Open the Test in browser after project upload にチェックが入っていれば、自動でNeoLoad Webのテスト画面がブラウザで開く

アップロード形式はZIPです。NeoLoad WebにはGUIプロジェクトのZIPが保存され、Run a Test セクションから利用できるようになります。

ローカルにZIPファイルとして書き出してから手動でアップロードすることもできます。その場合は送信先で Export to file を選択してください。

image.png

image.png


Step 3: Zone・インフラを設定する

NeoLoad Webでテストを実行するには、ZoneControllerLoad Generator を接続しておく必要があります。ここが一番ハマりやすいポイントです。

Zone を確認する

  1. NeoLoad Webにログイン
  2. 画面右上の Settings アイコンをクリック
  3. ResourceのセクションにあるZonesを選択
    4.(初回)新規作成する
    5.利用するZoneのZone IDをメモしておく(次ステップで利用)

image.png

ZoneにはCloud Zone(Tricentis管理)、Static Zone(自前サーバー)、Dynamic Zone(オンデマンド)の3種類があります。Cloudの利用可否はご契約内容に依存します。

Controller を準備・接続する

Controller は1テストにつき1台必要です。

  1. Controllerとして使用するマシンにNeoLoadをインストールする
  2. WindowsアプリケーションからStart Contoller Agentを起動する
  3. タスクトレイアイコンからControllerを右クリックしNeoload Web Settingsを選択
  4. Token、Zone IDを指定し、接続テストを行い、OKボタンを押下する
  5. NeoLoad Web側で、対象ZoneにControllerが「available」で表示されていることを確認

image.png

image.png

Load Generator を準備・接続する

Load Generator(LG)は仮想ユーザーを実際に発生させるコンポーネントです。Controllerに内蔵されているものを使う場合と、別マシンにインストールする場合があります。

別マシンに追加する場合の手順:(基本操作はControllerと同様です)

  1. 追加したいマシンにNeoLoad Load Generator AgentをインストールまたはControllerをインストール
  2. WindowsアプリケーションからStart LoadGenerator Agentを起動する
  3. タスクトレイアイコンからLoadGeneratorを右クリックしNeoload Web Settingsを選択
  4. Token、Zone IDを指定し、接続テストを行い、OKボタンを押下する
  5. NeoLoad Web側で、対象ZoneにControllerが「available」で表示されていることを確認

Controllerと同一マシンにある内蔵LGはデフォルトで使用可能です。大規模負荷が不要な場合は追加LGなしでもテストを開始できます。

[Sample: Controller と Load GeneratorがAvailableになり疎通できている]
image.png


Step 4: NeoLoad Web上でテストを設定する

インフラの準備ができたら、NeoLoad Web上でテストの実行設定を行います。

  1. NeoLoad Web左メニューの Tests をクリック
  2. Step 2でアップロードしたTestを選択
  3. Configureボタンを押下し、テストするScenarioとZoneの指定を行う
  4. Run Test ボタンを押下
  5. 必要に応じて以下を調整する
    • Virtual User(VU)数
    • テスト実行時間(Duration)
    • テスト名・説明

image.png

image.png

Step 5: テストを実行する

設定が完了したら、いよいよテストを実行します。

  1. Run Test 画面で設定を確認したら Run Test ボタンを押下
  2. NeoLoad Webが自動でZoneのControllerとLoad Generatorにリソースを割り当てる(Initialization)
  3. テスト実行中はリアルタイムで以下を監視できる
    • レスポンスタイム
    • スループット(RPS)
    • エラー率
    • Virtual User数
  4. テスト完了後、Results タブで詳細結果を確認する

[Sample: Initialization]
image.png

[Sample: リアルタイム・モニタリング]
**2026-05-29_15-56-01.gif


まとめ

NeoLoad GUIで作ったテストをNeoLoad Webで実行する流れを紹介しました。

  • NeoLoad GUI:テスト設計・記録・シナリオ設定
  • NeoLoad Web:アップロード・インフラ管理・実行・結果分析

この2つの役割分担を理解すると、全体の流れがスッキリ見えてきます。

次のステップとして、GitHub ActionsなどCI/CDパイプラインからこのテストを自動トリガーする方法もあります。興味があればそちらの記事も参照してみてください。


参考リンク

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