はじめに
Claudeを使い始めたので、実際に試した作業効率の上がりそうな機能を20個まとめました。
この記事の特徴は、1つの Terraform コードを通して試していることです。
構成図の画像を貼る → Terraform が9ファイル・573行出てくる →
/goalで trivy の HIGH/CRITICAL を 6件 → 0件 → サブエージェント3人に並列レビューさせる → それでも設計上の指摘が High 3件出てくる
という流れを、スクショつきで載せています。
要約
- CLAUDE.md は 「お願い」 なので守られないことがある。permissions と Hooks は 「強制」 なので必ず効く。事故につながるルール(
terraform apply/destroyなど)は強制のほうに置く - 最初にやるべきは3つだけ:① CLAUDE.md をインタビュー形式で作る ② permissions で危ない操作を禁止する ③ 普段は自動モードで使う
- 静的解析(trivy)を0件にしても、AI レビューでは設計の指摘が出てくる。ツールと AI レビューは併用する
こんな人向け
- Claude Code を使い始めたけど、CLAUDE.md 以外何を設定すればいいか分からない
- インフラ(AWS / Terraform)で AI エージェントに任せるのが怖い
- 機能の紹介だけでなく「実際どうなったか」が知りたい
2026年10月時点の情報です。Claude Code は更新が速いので、コマンドや料金は公式ドキュメントもあわせて確認してください。
全体像
| # | 機能 | ひとこと | カテゴリ |
|---|---|---|---|
| 1 | CLAUDE.md | 毎回最初に読まれる前提説明書 | 土台 |
| 2 | permissions / Hooks | 必ず実行・ブロックされるルール | 土台(最重要) |
| 3 |
.claude フォルダ |
skills / agents / rules・設定の置き場所 | 土台 |
| 4 | 権限モード | 安全とスピードのバランスが良い任せ方 | 土台 |
| 5 | 構成図 → Terraform | 画像1枚から 573 行のコード | 実践 |
| 6 | /goal |
完了条件を満たすまで作業を続けさせる | 実践 |
| 7 | サブエージェント | 3人の担当者に並列でレビューさせる | 実践 |
| 8 | /ultrareview |
複数AIレビュアーによる検品 | 実践 |
| 9 | スキル作成 | 繰り返し作業を手順書として保存 | 効率化 |
| 10 | Superpowers | 仕事術スキルをまとめて導入するプラグイン | 効率化 |
| 11 | 会話の片付け |
/context /compact /clear
|
メンテナンス |
| 12 | /doctor |
環境の健康診断 | メンテナンス |
| 13 | 小技 |
/rewind /btw /fast ultrathink
|
小技 |
| 14 | 定期実行 | 決まった時間に自動で作業 | 上級 |
| 15 | Claude in Chrome | Claude にブラウザを操作させる | 上級 |
| 16 | Remote Control | スマホから Claude Code を操作 | 上級 |
| 17 | セッション間メッセージ | 会話同士で引き継ぎ | 上級 |
| 18 | Dynamic Workflow | AI 組織を丸ごと動かす | 上級 |
| 19 | NotebookLM との役割分担 | 大量の読み込みを NotebookLM に任せる | 外部ツール連携 |
| 20 | Codex 連携 | デザイン性の高い資料作成 | 外部ツール連携 |
第1部:まず入れる土台
1. CLAUDE.md の作成
何か
Claude Code が会話を始めるときに必ず最初に読みに行くファイル。仕事内容・形式・言葉遣いなど、毎回説明していた「前提」を一度書いておけば、新しい会話でも最初から自分のことを理解した状態でスタートできる。
ただし中身はあくまで「お願い」で、強制力はない。絶対に守らせたいことは次の「2. permissions / Hooks」で設定する。
置き場所
| ファイル | 効く範囲 | Git で管理 |
|---|---|---|
~/.claude/CLAUDE.md |
自分の全プロジェクト | しない |
<リポジトリ>/CLAUDE.md |
そのリポジトリ(チームで共有) | する |
作り方:/init よりインタビュー形式がおすすめ
/init を実行すると、Claude がフォルダの中身を見て推測で CLAUDE.md を作ってくれる。手軽だが、あくまで AI の推測。
おすすめは Claude にインタビューさせる 方法。
私の仕事についてまず質問してください。その答えをもとにCLAUDE.mdを作ってほしいです
「お仕事の主な役割に一番近いものは?」のように、選択肢つきで数問聞いてくるので答えていくだけ。自分の言葉で細かく設定できるので、精度はこちらのほうが高い。
実際にできた CLAUDE.md
私は研修中なので、配属後に困らないよう 学習サポート と 安全ルール を入れた。
- 答えに「なぜそうするのか」を1〜3行で添える
- AWS / Terraform の用語は初めて出たときに説明する
-
terraform apply/destroy/import/ state 操作は実行前に必ず確認。apply の前には plan の結果を要約する - IAM ポリシーで
*を使うときは理由とリスクを説明する
育て方とポイント
- 会話中に「今のやつを CLAUDE.md に追記しといて」と言えば書き足される
- 中身はただのテキストファイルなので、いつでも確認・修正・削除できる
- メールの文体、資料の型、使う技術など「毎回言っていること」は全部ここへ
- ただし長くしすぎない。関係ない作業でも毎回読まれるので、そのぶん重くなる
2. permissions / Hooks(この記事で一番伝えたいこと)
何か
「絶対にやらせない」操作や、作業の節目に「必ず」実行されるルールを決めておける機能。
CLAUDE.md は Claude が読んで従う「お願い」だが、こちらは Claude Code 自体が動かすので必ず効く。
| 仕組み | できること | 強制力 |
|---|---|---|
| CLAUDE.md | 前提やルールを伝える | なし |
| permissions | 特定のコマンドを許可・禁止する | あり |
| Hooks | 決まったタイミングでコマンドを自動実行する | あり |
「ミスしないよう気をつける」ではなく、「ミスしていないか必ず確認する」「そもそもミスできない」仕組みを作れる。
Hooks が動くタイミング
| タイミング | いつ |
|---|---|
PreToolUse |
Claude がコマンド実行やファイル編集をする直前 |
PostToolUse |
した直後 |
SessionStart |
会話を始めたとき |
Stop |
Claude が返事を終えたとき |
設定例
.claude/settings.json に書く。
{
"permissions": {
"deny": ["Bash(terraform apply:*)", "Bash(terraform destroy:*)"]
},
"hooks": {
"PostToolUse": [
{
"matcher": "Edit|Write",
"hooks": [
{
"type": "command",
"command": "f=$(jq -r '.tool_input.file_path'); case \"$f\" in *.tf) terraform fmt \"$f\";; esac"
}
]
}
]
}
}
-
permissions.deny:terraform apply/destroyを禁止 -
PostToolUse:.tf ファイルを編集・保存した直後にterraform fmtを自動実行
実際に試してみた
① .tf ファイルを保存したら、勝手に整形されるか
わざとインデントを崩した .tf ファイルを Claude に保存させてみた。
# 保存したもの(崩れている)
locals {
project="hooks-demo"
env = "test"
owner= "your-name"
}
# Hook が自動で terraform fmt を実行したあと
locals {
project = "hooks-demo"
env = "test"
owner = "your-name"
}
→ 保存した直後に、何も言わなくても整形された。
② terraform apply を止められるか
Claude に terraform apply を実行させようとしてみた。
→ deny の設定で止められ、実行されなかった。
試したフォルダには AWS のリソースも接続設定も置いていないので、万一止まらなくても何も作られない状態にしてから試した。
deny だけだと抜け穴がある
Bash(terraform apply:*) は、* より前の部分(terraform apply)を 書いたとおりに 照合している。そのため、次のような書き方では止まらない。
terraform -chdir=env/prod apply # apply の前にオプションが入る
bash -c 'terraform apply' # 別のシェルで包む
/usr/local/bin/terraform apply # 絶対パスで呼ぶ
一方、cd env/prod && terraform apply のように && や ; でつないだコマンドは、Claude Code が1つずつに分けて判定するので止まる。
公式ドキュメントにも、deny ルールは Claude がふだん書く形のコマンドを止めるものであって、「セキュリティの境界ではない」 とはっきり書かれている(Configure permissions › What a Bash rule doesn't match)。
CLAUDE.md は「お願い」、permissions は「強制」。ただしその強制にも抜け穴がある。だから二重に止める。
そこで、PreToolUse の Hook でコマンドの文字列全体を調べて止める方法を 併用 する。Hook が終了コード 2 で終わると、permissions のルールより先にその操作がブロックされる。
"PreToolUse": [
{
"matcher": "Bash",
"hooks": [
{
"type": "command",
"command": "cmd=$(jq -r '.tool_input.command'); if echo \"$cmd\" | grep -Eq 'terraform.*(apply|destroy)'; then echo 'terraform apply / destroy は禁止しています' >&2; exit 2; fi"
}
]
}
]
terraform と apply / destroy が1行に両方入っていれば、間に何があっても止める。広めに止める設定なので、terraform plan -destroy のようなコマンドも止まる。
ポイント
- 自分で書かなくても「こういう Hook を作って」と頼めば Claude が書いてくれる
- まずは permissions の deny、念のため PreToolUse Hook も、の二段構えが安心
- Hooks は自分の権限で好きなコマンドを動かせてしまう。人が作った Hooks を入れるときは中身を読んでから
3. .claude フォルダの設計
ルールを足し続けると CLAUDE.md 1枚がパンパンになる。その受け皿が .claude フォルダで、ルールや手順を役割ごとに分けて置く場所。
| フォルダ・ファイル | 入れるもの |
|---|---|
skills/ |
手順書(→ 9章) |
agents/ |
担当者(サブエージェント → 7章) |
rules/ |
細かいルール |
settings.json |
権限や Hooks の設定(チームで共有 → 2章) |
settings.local.json |
自分だけの設定(Git には入れない) |
リポジトリの .claude フォルダを Git にコミットしておけば、ルールやスキルをチーム全員で共有できる。
作るのも頼むだけ。
この作業フォルダに.claudeフォルダを作って。中に手順書を入れるskillsと、担当者を入れるagentsと、細かいルールを入れるrulesの3つのフォルダを作っといて
Mac の Finder では .claude は隠しフォルダなので、Command + Shift + .(ピリオド)で表示する。
4. 権限モードの設定
入力欄の下に今の権限モードが表示されていて、クリックで切り替えられる。
| モード | 挙動 | 評価 |
|---|---|---|
| 手動 | 読むだけなら自動。編集やコマンド実行は毎回確認 | 安全だが確認が多い |
| 編集を受け入れる | ファイル編集は自動、それ以外のコマンドは確認 | コードを書くとき向け |
| 自動 | 別の AI が操作を1つずつチェック。依頼の範囲内なら自動で進め、危険な操作は止める | 普段使いのおすすめ |
| プラン | まず調べて計画を出し、OK が出るまでファイルは変更しない | 大きい仕事の前に使う |
| 権限をバイパス | 確認なしで全部実行。削除系もノーチェック | 速いが危険。普段使いは非推奨 |
イメージは、新人に簡単な業務は丸ごと任せて、お金や本番環境に関わることだけ止めてもらう感じ。最近のバージョンでは、自動モードがデフォルトになったと画面にも表示された。
ただし公式にも「自動モードは安全を保証するものではない」とある。terraform apply などは 2章の permissions / Hooks でも止めておく。
プランモードの使いどころ
初めてやる大きい仕事・影響範囲の広い変更の前に切り替える。
新しいVPCとサブネットをTerraformで作りたいです。すぐに作業せずに一旦構成案を出してください。CIDRやAZの数など判断が必要なところは、勝手に決めずに私に確認してください。applyはしないでください
→「CIDR はどうしますか?」「AZ はいくつ使いますか?」などを選択肢つきで聞いてくれるので、出来上がってからのやり直しが減る。
第2部:1つの Terraform コードで試した実践編
ここからは、同じ Terraform コードを使って 5章 → 6章 → 7章と順番に試している。
5. 構成図の画像から Terraform を書かせる
やったこと
AWS の構成図(VPC、ALB、EC2、Aurora の一般的な Web 3層構成)の画像を貼って、一言だけ頼んだ。
この構成をTerraformで書いて
結果
- 9ファイル・573行 のコードが出てきた
-
terraform fmtとterraform validateまで Claude が自分で実行して、通ることを確認していた -
plan/applyは実行していない(1章の CLAUDE.md の安全ルールが効いている)
| ファイル | 内容 |
|---|---|
network.tf |
VPC、IGW、サブネット6つ、NAT、ルートテーブル3種 |
security_groups.tf |
bastion / alb / web / db 用のセキュリティグループ |
ec2.tf / alb.tf / rds.tf
|
bastion と web 2台、ALB、Aurora MySQL(2台) |
versions.tf / variables.tf / outputs.tf / terraform.tfvars.example
|
バージョン、変数、出力、入力値のサンプル |
ただし「validate が通る」=「良い設計」ではない
validate で確認できるのは文法が正しいかどうかまで。セキュリティや設計の良し悪しは分からない。そこで次の6章・7章で検査する。
スクショを貼る前に、AWS のアカウント ID やアクセスキー、顧客名などが写っていないか確認する。
ほかにも画像で渡すと早いもの:AWS コンソールのエラー画面(原因と対処を聞く)、ホワイトボードの写真(清書させる)、よく分からない申請画面(何をすればいいか聞く)。
6. /goal で「0件になるまで」直させる
何か
完了条件を渡しておくと、その条件を満たすまで Claude がこちらの指示なしで作業を続けてくれる。長いタスクが途中で止まったり、話がズレたりするのを防げる。
-
/goalだけ入力すると、今のゴールを確認できる -
/goal clearで途中でやめられる
やったこと
5章で作ったコードに対して、こう頼んだ。
/goal trivy config . を実行して、HIGH と CRITICAL の指摘が0件になるまで修正を続ける。ただし構成図の設計を変えないと直せないもの(NAT が1台だけ、など)は直さずに、理由を README にまとめて除外する
結果
- trivy が入っていなかったので、Claude が自分で Homebrew からインストールしてから実行した
-
HIGH / CRITICAL が 6件 → 0件
- 修正した4件:ALB で不正なヘッダーを捨てる設定、RDS をカスタマー管理キー(KMS)で暗号化、セキュリティグループの外向き通信を S3 宛てだけに絞る、など
- 除外した2件:ALB のインターネット公開と HTTP の使用。構成図の設計そのものに由来するので、理由を README に書いて除外
- 修正後に
terraform validateも通ることを確認していた
コツ
- 条件は「エラーが0件」のように、達成できたかはっきり判断できる形 で書く
- 「やってはいけないこと」も一緒に書く。今回は「設計を変えないと直せないものは除外」と書いた。書かないと、0件にするために ALB を非公開にするなど、構成図と違うものに作り変えてしまうおそれがある
- ツールのインストールのように、頼んでいない作業まで自動で進むことがある。困るなら 2章の permissions で止めておく
7. サブエージェントに並列レビューさせる
何か
Claude Code の中に複数の担当者を作り、仕事を振り分ける仕組み。
- これまで:自分 ↔ Claude
- サブエージェント導入後:自分 ↔ Claude(タスク分割・取りまとめ役)↔ サブエージェント(作業担当)
- インフラで例えると「サーバー1台で全部処理」→「ロードバランサー+複数ワーカーで並列処理」
担当者はそれぞれ自分専用の作業スペースで動き、結果だけを返してくる。そのため、メインの会話が途中経過で埋まらない。
やったこと
trivy を0件にしたコードに対して、こう頼んだ。
この Terraform コードを、セキュリティ・コスト・可用性の3観点でサブエージェントに並列レビューさせて、指摘を重要度順に1つのレポートにまとめて。レビューだけで、コードは変更しないで
結果
- Critical は0件、High は3件
- 3人とも「S3 ゲートウェイエンドポイントを追加すべき」と指摘。1つの対策でセキュリティ・可用性・コストの3つに効く
- 月額は約 $300 の見込み(常時稼働した場合の概算)で、約6割が Aurora 2台
- High の3件
- 可用性:EC2 の起動スクリプトで dnf にリトライがなく、1回失敗すると httpd が入らないまま戻らない
- 可用性:インスタンスタイプなどを変えると web 2台が同時に作り直され、ALB の後ろが0台になる
- コスト:常時稼働が前提。研修時間外は
destroyすれば約 $200/月 安くなる
trivy を0件にしたあとでも、ツールでは見つからない設計の指摘が出てきた。ツールのチェックと AI のレビューは、どちらか片方ではなく併用するのがよさそう。
ポイント
- 向いているのは、互いに依存しないタスク(観点別レビュー、環境ごとの差分調査、技術選定の比較など)
- 向いていないのは、順番に依存するタスクや、同じファイルを複数人で編集するタスク(変更がぶつかる)
- 担当者の数だけトークンを消費するので、小さな作業は分けずに1人でやらせる
- 動いている担当者と、それぞれが使っているモデルは
/tasksで確認できる
8. /code-review ultra(マージ前の検品)
何か
Anthropic のクラウド上で複数のレビュー担当エージェントが並列で動き、バグを探す機能(通称 ultrareview)。7章のサブエージェントを、レビュー専用に大規模にしたもの。
見つけたバグは1件ずつ再現して確かめてから報告するので、スタイルの指摘などのノイズが少ない。1回に15〜25分ほどかかり、その間もバックグラウンドで動くので別の作業を続けられる。
リサーチプレビュー(試験提供)の機能なので、仕様や料金は変わる可能性がある。正式なコマンドは /code-review ultra で、使えるアカウントでは /ultrareview でも呼び出せる。
使い方
Git で管理しているフォルダで実行する。
/code-review ultra # 今のブランチとデフォルトブランチの差分(未コミットの変更も含む)
/code-review ultra develop # develop ブランチとの差分
/code-review ultra 1234 # GitHub の PR #1234
/code-review ultra 認証まわりの変更を重点的に # 一言メモを添える(対象は今のブランチ)
チェックされるのは ブランチの差分 か GitHub の PR だけ。好きなファイルや資料を指定してレビューさせることはできない(それをしたいときは普段の /code-review)。実行前に、レビュー範囲・残りの無料回数・料金の見込みが確認画面に出る。
普段の /code-review との使い分け
| /code-review | /code-review ultra | |
|---|---|---|
| 実行場所 | 手元 | クラウド |
| 対象 | 作業中の差分・PR・ブランチ・パス | 作業中の差分・PR |
| 時間 | 数秒〜数分 | 15〜25分 |
| コスト | 通常の枠内 | 無料3回のあと、1回約5〜25ドル |
| 用途 | 作業中の気軽なチェック | マージ前の大きな変更の最終確認 |
料金
- Pro / Max プランは、アカウントごとに初回3回まで無料。毎月リセットされるわけではなく、1アカウント3回きり
- 4回目からは、プランの枠ではなく 追加の利用クレジット(usage credits) から引かれる。1回あたり約5〜25ドル(変更の大きさによる)。利用クレジットを ON にしていないと、そもそも実行できない
- 途中で止めたり失敗したりしても、無料回数は1回分消費される(有料の場合は動いた分だけ請求)
- ブランチのレビューでは、リポジトリの中身がクラウドにアップロードされる。PR 番号を指定した場合は、手元からは何もアップロードせず GitHub から取得する
- Terraform なら
*.tfvarsに注意。公式ドキュメントでも、.envや*.tfvarsのように認証情報が入りがちな名前のファイルは、アップロード時に特別な扱いになると書かれている。そもそも秘密情報はリポジトリに置かない - claude.ai のアカウントでのログインが必要。API キーだけの場合や、Amazon Bedrock などの経由で使っている場合は使えない
- 料金表に載っているのは Pro / Max のみ。会社の Team / Enterprise プランで使えるか・費用はどうなるかは、管理者に確認する
第3部:効率化
9. スキルの作成
何か
一度やった作業を手順書として保存し、いつでも呼び出せる業務マニュアルにする仕組み。/ を入力すると一覧から呼び出せる。
CLAUDE.md との違い
| 読まれるタイミング | 向いている内容 | |
|---|---|---|
| CLAUDE.md | 毎回必ず全部 | 短いルール |
| スキル | 普段は名前と説明だけ。必要なときに中身を読む | 長い手順 |
スキルは必要なときしか中身を読まないので、増やしても普段の会話は重くならない。「毎回は言わないが大事なこと」はスキルへ。
作り方
作業が終わった直後に伝えるだけ。
今やった作業を次からも再現できるスキルにしておいてください
→ 使う場面・注意点・完成条件などを含む手順書ファイルが作られる。
Anthropic 公式の skill-creator(スキルを作るためのスキル)を使うと、作ったスキルの改善までしてくれる。Claude Code アプリには最初から入っているので、「skill-creator でスキルにして」と頼むだけで使える。
今回で言えば「構成図 → Terraform → trivy → 3観点レビュー」の流れはそのままスキルにできる。週報、議事録の清書、terraform plan の結果のまとめなど、毎週同じことをしている作業が1つでもあればスキル化してみる。
10. Superpowers(スキルプラグイン)の導入
何か
プラグイン は、スキルやエージェントなどをまとめてインストールできる Claude Code の拡張パック。
Superpowers は Jesse Vincent さん(obra)が公開している、仕事の進め方のスキルが詰まったプラグイン。「壁打ち → 計画 → 実装 → レビュー → 完了確認」という流れを型として持っている。
| スキル | 使いどころ |
|---|---|
brainstorming |
作る前の壁打ち・要件整理 |
writing-plans |
作業計画を立てる |
systematic-debugging |
原因を1つずつ切り分けて調べる |
verification-before-completion |
「終わりました」の前に本当にできているか確認させる |
導入
左メニューのカスタマイズ → プラグイン → 検索窓に「Superpowers」と入力 → 配布元が obra/superpowers のものを追加。
導入後、/super と入力するとスキルの一覧が出る。よく使うのは brainstorming。
/brainstorming 社内の困りごとを改善できるアプリを作りたいです。どういうアイデアがあるか教えてください
→ Claude が壁打ち相手になり、アイデアを深掘りしてくれる。
会話を始めるたびに自動で読み込まれる仕組みがあるので、そのぶん少しだけコンテキストを使う。
第4部:メンテナンス
11. 会話の片付け(/context /compact /clear)
会話が長くなるとコンテキスト(AI が一度に覚えておける量)が埋まり、出力の精度が落ちる。
| コマンド | 用途 | 目安 |
|---|---|---|
/context |
会話がどれくらい埋まっているかを表示 | 定期的に確認 |
/compact |
大事な部分だけ残して会話を圧縮 | 長くなってきたら |
/clear |
会話をリセットして新しく始める | 話題が変わったとき・compact でも駄目なとき |
私の環境では、/context で 121.6k / 1M(12%)だった会話が、/compact で約 109k トークン分圧縮された。
いっぱいになると自動でも compact されるが、要約なので細かいところは消えてしまう。自分のタイミングで、残すものを指定するほうがきれいに残る。
/compact 決まったことと今の作業だけを残してボツになったものは消してください
引き継ぎ書を作って clear する手順
- 「コンテキストがいっぱいだから別のセッションに移ります。引き継ぎ書を作って」と依頼
- 出てきた引き継ぎ書をコピー
-
/clearを実行 - 引き継ぎ書を貼り付けて新しい会話をスタート
12. /doctor(健康診断)
何か
Claude Code 自身に環境を点検させるコマンド(別名 /checkup)。最初に結果を報告し、何かを変更する前に確認を求めてくれるので、気軽に実行してよい。
チェックしてくれる主なもの:
-
インストールの状態:二重インストール、
PATHの問題、読み込めない設定ファイル、新しいバージョンの有無 - 使っていないスキル・MCP サーバー・プラグイン:それぞれがコンテキストをどれだけ使っているかも出して、無効化を提案してくれる
- 遅い Hooks:2章で Hooks を入れたなら、ここで重くなっていないか確認できる
- CLAUDE.md のダイエット:毎回読まれる CLAUDE.md から、ディレクトリ構成の説明などの不要な部分を削り、たまにしか要らない内容はスキルなどに移すよう提案してくれる
-
権限まわり:自動モードをデフォルトにすることや、よく拒否している読み取り専用コマンドを事前に許可することを提案してくれる
アップデートのあと調子が悪いときや、設定が効いていないときにも使う。ターミナルでclaude doctorと打つと、会話を始めずにインストールの診断だけを表示する。
使っていないプラグインは「毎回」コストがかかっている
プラグインやスキルは、使っていなくても 名前と説明が毎回の会話に読み込まれ、そのぶん使用量にカウントされる(10章の Superpowers も同じ)。11章で測ったとおり、新しい会話でもスキルだけで 5.8k 使っていた。3ヶ月ほど使うと、試しに入れたプラグインや1回しか使っていないスキルが溜まるので、月1回くらい /doctor で見直す。
ほかにも、次の方法で確認できる。
| 方法 | 分かること |
|---|---|
/plugin の Installed タブ |
14日間かつ10セッション使っていないプラグインが「Not used recently」に表示される |
/skill-doctor |
各スキルのコストと使用頻度。一度も呼ばれていないスキルに印が付く |
/usage |
最近の使用量のうち、スキル・サブエージェント・プラグイン・MCP サーバーが占める割合 |
claude plugin details <名前>(ターミナルで実行) |
そのプラグインが毎回の会話に追加するトークン数の見込み |
13. 小技
全部覚える必要はなく、「こういうことができる」程度で OK。
| 小技 | 用途 | 補足 |
|---|---|---|
Esc 2回 / /rewind
|
会話を少し前に戻す | 入力欄が空のときに Esc を2回押すと、戻る地点を選ぶメニューが開く(入力中の文字があるときは、その文字が消えるだけ)。戻せるのは Claude が編集したファイルと会話だけ。rm などのコマンドで変えたファイルや、terraform apply・AWS CLI で変えたものは 戻らない
|
/btw |
本筋と関係ない質問をする | 質問と答えは会話の履歴に残らないので、メインの会話のコンテキストを汚さない。Claude が作業している最中でも使える。ツールは使えず、会話の中の情報だけで答える(ファイルを読んだり調べたりはしない) |
/fast |
賢さはそのままで高速化(最大2.5倍) | 下で詳しく説明 |
ultrathink |
その指示だけ深く考えさせる | 指示文の最後に書く。設定変更不要 |
/fast は「速いけど高い」
入力欄で /fast と打つと ON / OFF を切り替えられる(デスクトップアプリでも使えた)。
/fast は別のモデルに切り替えるのではなく、同じ Opus を速さ優先の設定で動かすモード。品質は変わらず、応答が最大2.5倍速くなる。そのかわり料金が上がる。
| 入力(100万トークンあたり) | 出力(100万トークンあたり) | |
|---|---|---|
| Opus 5.5(通常) | $4 | $20 |
| Opus 5.5(fast モード) | $8 | $40 |
Opus 5.5 だと、通常の 2倍 の単価になる。
- Pro / Max / Team / Enterprise プランでは、プランの枠は使わず 追加の利用クレジット(usage credits)から直接引かれる。プランの枠が残っていても同じ。利用クレジットを ON にしていないと使えない
- Team / Enterprise プランは最初は OFF。組織の Owner が有効にしない限り使えないので、会社で使うなら管理者に確認する
- 会話の途中で ON にすると、それまでの会話全体を fast モードの料金で読み直すことになる。使うなら 会話の最初に ON にする
- 使えるのは Opus だけ。Sonnet や Haiku では使えない
- リサーチプレビュー(試験提供)の機能なので、仕様や料金は変わる可能性がある
向いているのは、すぐ結果を見ながら何度も直す作業や、障害対応のように時間が大事な作業。長い自動作業やコストを気にする作業は、通常モードのほうがいい。
第5部:上級編(業務の自動化)
14. 定期実行
何か
決まったスケジュールで Claude に仕事を任せる機能。時間になると自動で新しいセッションが立ち上がり、作業して結果を置いておいてくれる。
| 種類 | どこで動くか | 条件 |
|---|---|---|
| ローカル | 自分の PC | PC が起動していて、Claude アプリが開いている必要がある。手元のファイルを使える |
| クラウド(Routines) | Anthropic のクラウド | PC がオフでも動く。手元のファイルは使えない |
設定方法
普通に頼むだけ。作成されたタスクはサイドバーの「Scheduled」に入る。
毎朝9時に、前日のAWSコストをサービス別にまとめて、前日より増えたものを3つ教えてください。これを定期実行にしておいてください
活用例
- 毎朝、AWS コストの前日比をレポート
- 毎週、terraform plan を回して、誰かが手で変えた設定がないかチェック
- 毎朝、AWS の新機能・障害情報を3行でまとめる
- ローカルの場合、スリープ中の時間はスキップされ、次に起動したときに1回分だけまとめて実行される。「朝9時のタスクが夜に動く」こともあるので、時間が大事なら「17時を過ぎていたらやらない」などをプロンプトに書いておく
- AWS の認証情報を使うなら、読み取り専用の権限だけにしておく
15. Claude in Chrome
何か
Claude が Chrome の画面を見ながら、自分でクリック・入力して作業を進める機能。イメージは「隣の席の Claude が代わりに操作してくれる」。
始め方
- Chrome ウェブストアで「Claude」と検索
- 名前が「Claude」、提供元が claude.com(認証マーク付き) の拡張機能を選んで「Chrome に追加」
名前に「Claude」が入った他社の拡張機能もたくさん並ぶので、提供元で見分ける。会社の PC に入れる場合は社内のルールを確認してから。
使用例
ChromeでAWSのドキュメントを開いて、ALBのアイドルタイムアウトの初期値と変更方法を調べてまとめて
→ 自動でページを開いて、調べた内容をまとめてくれる。ドキュメントや社内 Wiki の調べもの、管理画面の設定値の確認(見るだけ)などに使える。
- ログイン中のブラウザをそのまま操作するので、本番の AWS コンソールを開いたまま任せない
- Web ページに仕込まれた指示に AI がだまされることもある。知らないサイトで操作させるときは見張っておく
16. Remote Control(スマホから操作)
スマホから Claude Code を操作できる機能。帰り道や休憩中にも作業でき、「家に帰ったら1つ終わっている」状態を作れる。
- Claude Code で
/remote-control(短く/rcでも OK)を実行 - QR コードが表示されるのでスマホのカメラで読み込む
- スマホの Claude アプリが開き、PC で動いている作業画面が表示される
- 2回目以降は Claude アプリの「Code」タブからセッション一覧を選ぶだけ
- スマホで作業中も PC 側の Claude Code は閉じない。閉じたりスリープしたりすると接続が切れる
- 作業は PC の上で動くので、PC に入っている AWS の認証情報などもそのまま使われる
17. セッション間メッセージ
何か
複数の会話(セッション)を開いて作業すると、会話同士はお互いの状況を知らない。人間が情報をコピペして往復させる「コピペ係」になってしまう。
この機能を使うと、Claude が別のセッションへ直接メッセージを送ってくれる。
送られるのは Claude が書いた短いメッセージ(テキスト)だけ で、会話の履歴やファイルがまるごと移るわけではない。会話全体を引き継ぎたいときは、11章の「引き継ぎ書を作って clear する手順」を使う。
使い方
普通に頼むだけ。送り先は Claude が自分で探してくれる(中では ListAgents で送り先を探し、SendMessage で送っている)。
今調べた ALB のタイムアウトの結論を、Terraform を書いているセッションに伝えて
送り先を自分で指定したいときは、@ に続けてセッション名の最初の数文字を打つと候補が出るので、そこから選ぶ。
@terraform-worker に、S3 ゲートウェイエンドポイントを追加する方針になったと伝えて
- 受け取った側の会話には
Message from @送り元の名前: …という1行が表示され、Claude がそれを読んで作業に反映する - セッションの名前は
/rename 名前で付けられる。分かりやすい名前を付けておくと指定しやすい - どのセッションに送れるか自分で確認したいときは
/list-agents(または/peers)を実行する - 「あのセッションの作業が終わったら教えて」と頼むと、相手が手すきになったときに通知を1回もらえる
安全面
- 別のセッションから届いたメッセージは「あなたの指示」として扱われない。届いたメッセージで権限の確認が自動で通ったり、設定や CLAUDE.md が書き換えられたりすることはない
- 同じ PC の中のセッション同士なら、メッセージは Anthropic のサーバーを通らない
活用例:「調べもの担当の会話」と「Terraform を書く担当の会話」に分けて、調べた結果の受け渡しは AI 同士に任せる。
v2.1.224 以降(Windows は v2.1.234 以降)の機能。/list-agents が使えない場合は、Claude Code をアップデートする。
18. Dynamic Workflow(AI 組織を動かす)
何か
複雑な仕事を投げると、Claude Code がその仕事専用の工程表をその場で作り、分身を何十体も動かして分担・相互チェックし、最後にレポートまでまとめる仕組み。7章のサブエージェントを、工程表どおりに大人数で自動で動かすイメージ。
事前準備
アプリの設定 →「セッション」→「ダイナミックワークフロー」が ON になっているか確認する。公式の説明では Pro プランは最初 OFF。会社のプラン(Team など)だと最初から ON になっていることがある(私の環境は最初から ON だった)。
使い方
① 指示で明示する
ultracode このリポジトリのTerraformコードをセキュリティ・コスト・可用性の観点で網羅的にチェックして、指摘は1件ずつ確かめてからレポートにして
- 「ultracode」という単語を入れるか、「ワークフローを使って」と頼めば OK
- 工程表が提示され、OK すると作業開始。進み具合は画面横のバックグラウンドタスクに出る
② 最初から入っているワークフローを使う
/deep-research (調べたいこと) で、いろんな角度から Web で調べて、情報同士で裏取りして、出典付きのレポートを出してくれる。
ultracode とエフォート「最大」は別物
よく混同されるが、変わるものが違う。
| 変わるもの | |
|---|---|
| エフォート(低・中・高・超高・最大) | 1回の返事で どれだけ深く考えるか |
| ultracode | 分身をたくさん動かすワークフローを使うかどうか |
- アプリのエフォートのメニューには ultracode はない。アプリでは上のように指示で頼む
- ターミナル版なら
/effort ultracodeで会話中ずっと ON にできる(/effort ultracode offで解除) - 以前のバージョンでは「ultracode を ON にするとエフォートも上がる」仕様だったので、エフォートの一種と紹介されていることがある
- エフォートの「最大」はアプリでも「6×以上の使用量」と出るくらい消費が多い。普段は「中(おすすめ)」で十分
分身を大量に動かすためトークン消費が非常に多い。Pro プランだとすぐ上限に達する可能性がある。まずはフォルダ1つなど小さい範囲で試して、どれくらい使うか見てから広げる。何人まで動かすかの目安は、設定の「Dynamic workflow size」で変えられる。
第6部:外部ツールとの連携
ここからは Claude Code の機能ではなく、他社のツールと組み合わせる使い方。
19. NotebookLM との役割分担
Claude Code に長い資料を読ませるとトークンを大量に消費し、すぐ利用上限に達する。そこで役割を分ける。
| 担当 | 役割 |
|---|---|
| NotebookLM(Google) | 大量の情報を読み込んでまとめる |
| Claude Code | まとめを読んで考える・判断する |
使用例
- NotebookLM に AWS の公式ドキュメントや解説動画の URL を追加
- NotebookLM に「インフラ運用に影響がありそうな変更点を出典付きでまとめて」と質問
- 出てきた答えを Claude Code に貼って「これを踏まえて、今の Terraform コードで見直したほうがいいところを洗い出して」と依頼
NotebookLM 側で、リサーチ結果からスライド資料・図解・音声を作ることもできる。
- Claude Code から NotebookLM を直接動かす非公式のツールもあるが、Google が公開していない仕組みを使っていて、利用規約に沿っていない可能性がある。社内では使わないほうがいい
- NotebookLM に入れたデータは Google に送られるので、社内資料や顧客情報は入れない
20. Codex との連携(資料作成)
何か・なぜ連携するか
Codex は OpenAI が作っている、Claude Code と同じような AI エージェント。資料作成では「効率」と「デザイン」のバランスが良く、AI っぽくなりにくい資料が作れた。
接続手順
- Claude Code に次のプロンプトを入力
CodexCLIを使いたいので、準備をお願いします。
1.Nodeとnpmが入っているか確認して、入っていなければインストールしてください。
2.codexが入っているか確認して、入っていなければ npm install -g @openai/codex で入れてください。
3.codex login status でログイン済みか確認してください。
未ログインなら codex login を実行してください。
ブラウザが開いたら、私がChatGPTのアカウントでログインします。
※ APIキーは使いません。ChatGPTアカウントでのログインでお願いします。
- 途中でブラウザのログイン画面が開くので、ChatGPT にログイン
- Claude Code に「ログインしたので確認して」と伝え、
Logged in using ChatGPTと表示されたら完了
API キーではなく ChatGPT アカウントでログインするのは、ChatGPT のプランの範囲で使えて、使った分だけ請求される心配やキーが漏れる心配がないから。
使い方
Claude Code に頼むだけ。
Codexに「参考フォルダの画像のテイストで、この内容のスライドを作って」と依頼して、結果を確認してください
裏では Claude Code が codex exec というコマンドで Codex に作業を頼んでいる。
codex exec -C ./slides --skip-git-repo-check -s workspace-write "(頼みたいこと)"
-
-C ./slides:作業するフォルダ。この中だけで作業させる -
-s workspace-write:そのフォルダの中だけ書き込み OK にする(読むだけならread-only) -
--skip-git-repo-check:Git で管理していないフォルダでも動かす
実際に作ったスライド
「Claude Code の紹介スライドを1枚作って」と頼んだら、PowerPoint 形式(.pptx)で出てきた。形式を決めたいときは「PPTX で」「PNG で」と指定する。
ただし、最初は Codex が「できました」と言ったファイルが壊れていて開けなかった。Codex に直させて、Claude Code に表示まで確認させて完成。右上の改行など細かい崩れは少し残ったので、最後は自分で直した。
- 「できました」をうのみにせず、最後は自分で開いて確認する
- Codex に渡した内容は OpenAI に送られるので、社内資料を使うときは社内のルールを確認する
セキュリティの注意
| 気をつけること | どうするか |
|---|---|
| 秘密情報 | アクセスキーやパスワードをコードやコミットに入れない。スクショも貼る前に確認 |
| 外部サービスにデータが送られる | NotebookLM(Google)、Codex(OpenAI)、ultrareview(Anthropic のクラウド)に社内資料を渡す前にルールを確認 |
| 取り消せない操作 |
terraform apply / destroy は permissions と Hooks で禁止するか、必ず事前に確認。/rewind では戻らない |
| ブラウザ操作 | 本番環境にログインしたまま Claude in Chrome に任せない |
| 定期実行 | 使う AWS の認証情報は読み取り専用にしておく |
| 人が作った Hooks・プラグイン | 中身を確認してから入れる |
まとめ
- 守らせたいルールは CLAUDE.md(お願い)ではなく、permissions / Hooks(強制) に置く
- 構成図 → Terraform → trivy → AI レビューと進めると、validate が通っても、trivy が0件でも、まだ直すところが出てくる。ツールと AI レビューは併用する
- どの機能も「使うほど積み上がる」。CLAUDE.md は整えるほど、スキルは作るほど、サブエージェントは役割を決めるほど仕事が速くなる
おすすめの導入順
- CLAUDE.md をインタビュー形式で作る(1章)
- permissions と Hooks で
terraform apply/destroyなどの危ない操作を止めておく(2章) - 普段使いを自動モードにする(4章)
- 繰り返し作業をスキル化する(9章)
-
/context→/compact→/clearで会話を片付ける習慣をつける(11章) - 慣れてきたら定期実行・サブエージェント・Dynamic Workflow へ
いきなり全部やる必要はありません。1つ2つから試してみてください。
「これも便利だった」という機能があれば、コメントで教えてもらえるとうれしいです。
参考
- Claude Code 公式ドキュメント:https://code.claude.com/docs
- 設定(permissions):https://code.claude.com/docs/en/settings
- Hooks:https://code.claude.com/docs/en/hooks
- ultrareview:https://code.claude.com/docs/en/ultrareview
- Dynamic Workflow:https://code.claude.com/docs/en/workflows
- Superpowers:https://github.com/obra/superpowers
- Codex CLI:https://github.com/openai/codex
- permissions のルールの書き方:https://code.claude.com/docs/en/permissions
- サブエージェント:https://code.claude.com/docs/en/sub-agents
- コマンド一覧:https://code.claude.com/docs/en/commands
- 対話モードの操作:https://code.claude.com/docs/en/interactive-mode
- fast モード:https://code.claude.com/docs/en/fast-mode
- セッション間メッセージ:https://code.claude.com/docs/en/cross-session-messaging
- 料金表:https://platform.claude.com/docs/en/about-claude/pricing










