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Linux で IronPython を使ってみる

Last updated at Posted at 2021-12-31

(2024.2.15 更新)
.NET 8 + IronPython 3.4 に絞って内容を修正しました。
IronPython の使い方に関する簡単な紹介記事を投稿しました。(2024.2.19)

はじめに

IronPython 3.4 を次の2台にインストールした際の記録です。

  • Chromebook ASUS CX1500CKA-EJ0015(Celeron N4500、メモリ4GB) + debian 11
  • Raspberry Pi 4 8GB + Ubuntu 22.04.3 (以下、ラズパイ)

.NET Runtime 8 のインストール

IronPython 3.4 は .NET Runtime 6 以上で動作します。

私は .NET SDK をインストールしていますが、IronPython を使うだけの目的であれば Runtime だけのインストールで構いません。

【Chromebook ASUS CX1500】

公式ドキュメントを参照します。

CX1500 の Linux 開発環境は Debian 11 + x64 アーキテクチャなので、上記説明どおりにパッケージリポジトリを追加するとパッケージマネージャーが使えます。

bash
sudo apt install dotnet-runtime-8.0

インストールの確認は

bash
dotnet --list-runtimes

image.png
最低限 Microsoft.NETCore.App 8.x.x が確認できれば .NET Runtime のインストールは完了です。

【ラズパイ】

ラズパイは arm64 アーキテクチャですので、手動インストールします。

まずはバイナリをダウンロードします。

下のスクショで赤丸のファイルです。
image.png

公式の手動インストール手順に沿います。といっても、ダウンロードしたファイルを展開してパスを通す程度です。

最後に~/.bashrc を編集し、再起動しておきます。
インストールの確認は CX1500 の場合と同じです。

IronPython 3.4 のインストール

こちらに解説されています。

手動でも簡単にインストールできるので、ここでは手動インストールを紹介します。

以下より IronPython.3.4.1.zip をダウンロードします。

展開したら net6.0, lib の2つのディレクトリを任意のディレクトリにコピーします。
以上で完了です。

配置例
~/ironpython
└── 📁 3.4
     ├── 📁 net6.0
     └── 📁 lib

起動

dotnet コマンドに net6.0/ipy.dll を渡すことで起動します。
ただし、.NET 8 では --roll-forward LatestMajor が必要です。

bash
dotnet --roll-forward LatestMajor ~/ironpython/3.4/net6.0/ipy.dll

起動メッセージが表示されれば成功です。
image.png
終了は、Ctrl + d です。

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