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RTX830のファームウェアをアップデートしよう RTX830で遊ぼう その3

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ファームウェアをアップデートしないとセキュリティや機能的な問題が発生するよね

前回の記事

購入してすぐやるべきことの一つにファームウェアのアップデートがある。
もともと構築していたネットワークにRTX830に追加をする場合は、そのファームウェアを使うことで安定動作に支障が出たり、不具合が起きないかを検証しないといけませんし、配下にあるクライアントが数分とは言えインターネットに繋がらなくなります。
今回は新規の構築ですので、手間を惜しまずセキュリティと機能面での不具合解消をするためにファームウェアをアップデートします。
ネットワークが動いているときにバージョンアップすると、トラブルの原因ともなりますのでちゃんとしておきましょう。

なぜコンソールでやらないのか

RTXシリーズのファームウェアアップデート、一回限りであれば、コンソールでやっても面倒じゃないんですが、何台もある中、定期的に手動でファームウェアをアップデートしていくとなると手間が掛かって仕方なくなります。その手間を省くために、Yamahaが用意しているRT-Tftp Clientというソフトを使ってアップデートをする。

このソフトはRTやRTXシリーズのファームウェアアップデートだけではなく、ルーター内のConfigファイルの保存や書き換えにも対応しているので、複数ルーターの設定のバックアップを取ったり、同一の内容のConfigを多数の同型のRT、RTXシリーズのルーターに設定を流し込む際に非常に便利です。

RT-Rftp Clientのダウンロード

以下のサイトで、ご自身のOSにあった物をダウンロードして使ってください。

Windows10移行の対応が記載されていないのですが、下記のサイトで適合するOSの記載が書かれていたので、私は、
RT-Tftp Client.Msi Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7 2018/Nov/06 363,520バイトをWindow11で使うことにしました。ちなみに
今のところ不具合は無いようです。以前はRTX1210、RT810に対してWindows10でも設定を行っていましたが不具合は特に起きませんでした。

実際のインストールの流れ

途中Windowsのバージョンによっては、インストール中にユーザーアカウント制御のダイアログが出るかもしれませんが、こちらは選択肢の「はい」を選んでください。

WS000000.JPG
WS000001.JPG
WS000002.JPG
WS000003.JPG

インストールしたRT-Rftp Clientを起動すると以下の図のようなプログラムが立ち上がります。
WS000005.JPG
上記のものが出たら、次はコンソールでRT-Rftp ClientからRTX830に接続できるようするの設定を施し、ファームウェアのバージョンを確認する作業を行います。

コンソール上で行う作業

前回設定したPuTTYでRTX830への接続を開始させてください。
灰色に反転させた文字列の1列目のREV.15.02.22が現在適用されているファームウェアです。REV.以下の数字ををメモしておきます。

WS000009.JPG

TFTPを受け付ける設定を入力

コンソール上でtftp host anyと打ち込みます。
WS000016.JPG

ファームウェアインストール後に、設定をもとに戻しますので、この設定を保存する必要はありません。

ファームウェアのダウンロード

以下のサイトでダウンロードが可能です。

○の下にある数値が先程メモしたREV.以下の数字より新しい場合は、最新ファームウェアが提供されているので、それをダウンロードしRTX830に適用する。
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/firmware/index.php#si_router

WS000012.JPG

遷移後 ソフトウェアライセンス利用規約に同意できるのであれば次に進んでください。
WS000013.JPG
WS000014.JPG

ファームウェアがダウンロードできたらインストールを始めます。
※今回は割愛しますが、MD5チェックはしたほうが良いと思います。チェックすることで、ダウンロードしたファイルに破損がないか、不正なファイルでないかを調べることが出来ます。
参考サイト

ファームウェアのインストール

RT-Rftp Clientを起動させて、先程ダウンロードしたrtx830.binを開きます。
WS000017.JPG
WS000018.JPG
WS000019.JPG

次にルーターのIPアドレスと管理パスワードを入力し実行ボタンを押します。
実行後の画面推移は以下の通りです。

WS000020.JPG
WS000022.JPG
WS000023.JPG
WS000025.JPG

RTX830のファームウェア確認と、TFTP接続設定を元に戻す

TFTPの設定はそのままにしておいても良いのですが、セキュリティホールにも繋がりかねませんので、設定をもとに戻します。
先程、tftp host anyを打ち込んだあと、saveをしなかったのは、ファームウェア更新後自動的に再起動がかかるので、それで元に戻す前提でsaveコマンドを打ち込みませんでした。
Yamahaのルーターはコマンドを打ち込んでもsaveしなければ、電源の入り切り、コマンドによる再起動で設定前に戻すことができるのです。

ルーターにログインして、ダウンロードしたファームウェアのバージョンが適用されているかチェックします。
以上でファームウェアの更新は終了です

WS000026.JPG

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