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【Python】ホワイトボードツールMiroのAPI叩いてめっちゃ付箋貼る

Last updated at Posted at 2021-06-16

最近、ホワイトボードツール「Miro」を知り、仕事でブレストに使用しています。

↓ボードのテンプレートの例。
スクリーンショット 2021-06-17 1.15.00.png

付箋を貼り付ける他にもマインドマップを作ったりプレゼンテーションができたりなど、非常に機能が豊富です。複数人で作業しててもストレスなくぬるぬる動きます。Miroを使うとオンラインでも楽しくブレストができます。

CSVから付箋を作成できたら便利なので、PythonでAPIを叩いてみました。Mac OS11.3.1(Big Sur)、Python3.9で実行しています。

参考:

https://developers.miro.com/reference
https://developers.miro.com/reference#sticker

APIキーは無料で取得できます。取得方法は上のQiitaがまとまっています。

準備

APIキーは別で保存しましょう。

Miro_API_KEY.txt
ここにAPIキーを書く

CSVファイルは「データ.csv」というファイル名で、カラム3つのUTF-8でエンコードされているファイルを想定しています。(この記事では触れませんがCSVをMacで操作しようとすると文字コードの壁がありますよね。。)今回使うCSVは最初の行に百人一首の歌が入っています。

MiroのボードのIDが必要になります。ボードをブラウザで開いたときにURLで (略)app/board/ の次に入っている文字列です。

コード本文

miro_create_widget.py
import csv
import json
import requests
import time

with open('Miro_API_KEY.txt') as f:
    access_token = f.read()

headers = {'Authorization': 'Bearer {}'.format(access_token)}
BOARD_ID = "<ここにボードのIDが入ります。>"
url_create_widget = "https://api.miro.com/v1/boards/{}/widgets".format(BOARD_ID)

my_csv = "データ.csv"

my_data = []

with open(my_csv,encoding="UTF-8") as f:
    csv_reader = csv.reader(f)
    for row in csv_reader:
        my_data.append([row[0],row[1],row[2]])


for i, data_line in enumerate(my_data):

    data = {}

    data["type"] = "sticker"
    data["x"] = 100
    data["y"] = 0 + 114*i
    # data["height"] = 228
    # data["width"] = 199

    data_style = {}
    data_style["backgroundColor"] = "#f5d128"
    # data_style["fontFamily"] = "Noto Sans"
    data_style["fontSize"] = 40
    data_style["textAlign"] = "left"
    data_style["textAlignVertical"] = "top"
    data["style"] = data_style
    text_in_sticker = data_line[0]
    data["text"] = "<p>{}</p>".format(text_in_sticker)


    with open('load_data_tmp.json', 'w') as f:
        json.dump(data, f)

    json_open = open('load_data_tmp.json')
    json_data = json.load(json_open)

    response = requests.post(url_create_widget,json=json_data,headers=headers)

    print(response.text)

    time.sleep(1)

スクリーンショット 2021-06-17 1.52.10.png

スクリーンショット 2021-06-17 1.53.19.png

普通のREST APIなのですが、ペイロードを書くにあたり、引っかかった事がいくつかありました。
・付箋の大きさは自由に指定できません。"height"は199,228,350のどれかを指定できます。それから1でもずれると400エラー(ペイロードの中身の形式が間違ってるよ、という内容)になります。
・"scale"と"fontFamily"は指定しようとすると400エラーになっちゃいました。理由はわかりません。上のコードではコメントアウトしています。
・上のコードではJSONをファイルとして一旦出力して再度それを読み込んでいます。この無駄なプロセスがないと、やはり400エラーを吐かれました。JSONの扱いに関する問題だと思いますが...わかる方いらっしゃいましたらコメントお願いします。

感想

ちょっと引っ掛かるポイントはありましたが、概ね使いやすい印象です。CSVデータの2列目にデータの属性を入れて、その値によって付箋を色分けする。3列目の数値によって付箋の大きさを変える、など、Miroならではの使い方をすると有り難みが出てきそうですね。

この記事がブレストの一助になれば幸いです。よきMiroライフを!

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