はじめに
Unity公式から、Unityをコマンドラインで操作するための Unity CLI がリリースされました。
Unity CLIの機能を使うことで、ローカルで起動中のUnity Editorを直接操作できるため、これをAIエージェントに利用させることで、AIがUnity Editorを直接操作して開発を進めることが可能になります。これまでAIからUnity Editorを操作するにはUnity MCPなどの導入が必要でしたが、Unity CLIがその代わりとなります。
今回は、GitHub Copilot、Unity CLI、そして公式提供の Unity Skills を組み合わせ、定番チュートリアルの"Roll-a-ball"を生成AIに自動作成してもらいました。
環境
- Windows 11
- Unity 6.3
- VS Code
- GitHub Copilot
- Unity CLI 1.0.0-beta.10
- Unity Pipeline 0.7.0-exp.1
作成
Unity CLIのインストール
Windows環境では、用途に合わせて以下のいずれかの方法でインストールします。
単体インストール(PowerShell)
$env:UNITY_CLI_CHANNEL='beta'; irm https://public-cdn.cloud.unity3d.com/hub/prod/cli/install.ps1 | iex
wingetで管理する場合
winget install Unity.CLI
公式インストールドキュメント
WindowsのWSLにUnity CLIのインストールは可能ですが、Windows上で起動中のUnityを認識出来ませんでした。なのでVS Codeのプロジェクト開発環境のターミナル設定は、PowerShellになります。
Unity Pipelineのインストール
Unity CLIから起動中のUnityを操作するには、Unityプロジェクト側にUnity Pipeline パッケージのインストールが必要です。
インストール方法として3つ紹介します。
1.Unity Hubでプロジェクト作成時に設定
Unity Hubからプロジェクト作成時の設定で、"Unity CLIを使用"にチェックすることで、Unity Pipelineがインストールされます。

2.Unity CLIでインストール
Unity CLIを使用してインストールする。
- Unity CLIをインストールする
- インストールするUnityプロジェクトを開く
- PowerShellを開く
- PowerShellに
unity auth loginでログインする - PowerShellに
unity pipeline installで開いているプロジェクトにインストールされる
ドキュメント
3.Unityパッケージマネージャーでインストール
Unity Editorのパッケージマネージャーでインストールする。現状Experimentalのため、パッケージ名を直接指定します。
- インストールするUnityプロジェクトを開く
- Package Managerを開く
-
+ボタンからInstall package by nameを選択する - パッケージ名に
com.unity.pipelineを入力して、Installを開始する
Unity Skillsの導入
以下のUnity公式のプラグインにあるSkillsを使います。もともとClaude Code、Codex用に作られてはいますが、SkillはGitHub Copilotでも利用できます。
- https://github.com/Unity-Technologies/unity-agent-plugin のプロジェクトをgitでclone、またはダウンロードで取得します
-
skillsフォルダをコピーして、使用するプロジェクトの.githubフォルダ内にペーストします
Unity開発用エージェントの作成
AIにUnity CLIを使ってもらうための指示書を作成します。instructionsでも可能ですが、今回はagentで作ってみます。この指示書を作成するのは、GitHub Copilotは、私の感覚として明示的にSkillの使用を指示しないと積極的には使用しないので、その対策として作成してます。
- UnityプロジェクトのフォルダをVS Codeで開く
- GitHub Copilot Chatを開く
- 今回私は以下のAI設定を使いました
- エージェント設定:
Agent - モデル:
Auto(Balance)
- エージェント設定:
- 以下のプロンプトを入力して作成を開始する
/create-agent Unity 開発をするエージェントです Unity CLI を使用して、Unity Editorを直接操作して開発をする Skillを駆使して開発をする - いくつかの質問に答えて
unity-developer.agent.mdが作成されました
AIに作成指示を出す
作成したエージェントを使用して、GitHub CopilotにRoll-a-ballを作成してもらいます。
- エージェント設定:
unity-developer - モデル:
GPT-5.6 Luna(Medium 200K)
プロンプト
新規シーンを作成して、そのシーンにRoll A Ball を作成して
もしUnity CLIを使わない挙動をした場合は、unity-developerエージェントに起きた挙動をAIに説明して修正依頼を出すか、プロンプトにUnity CLIを使用する追記をしてください。
完成物
1回のプロンプトで以下が生成されました
- 床、プレイヤーの玉、獲得するアイテムのモデル生成
- マテリアル作成と設定
- 獲得数のUI表示
- WASD移動で青い球が操作できる
- 黄色いオブジェクトに接触すると、UIのPickupsのカウンターが増える
まとめ
まだプレビュー段階の機能もありますが、GitHub Copilotを使用し、Unity CLI・Unity Pipeline・Unity Skills を組み合わせることで、AIがUnity Editorを直接操作してプロジェクトを構築できることを確認しました。
提供されているSkillsが充実しているため、基本的なシーン構築やアセット生成は問題なくできると感じています。



