はじめに
これは、株式会社 RetailAI X Advent Calendar 2022 の 14日目の記事です。
昨日の記事は、 @esoul さんの『Reactでよく使われるprops』でした。
本日は、『NFTはなぜ難しいのだろう?』について書いています。
自己紹介
新卒入社3年目のMikeyです。
・関連会社のマーケティング部
・関連会社のネットスーパー立ち上げ
を経て、
現在はRetail AI Xで様々な業務に携わっています。
(経営管理・総務・社内チャットボットの開発/運用・未来戦略準備 等)
ネットスーパー立ち上げの際にエンジニアとしてのキャリアがスタートし、
半年ほどFlutterに触れていました。
現在は社内チャットボットの開発/運用業務のためにgolangの勉強をしております!
先日、未来に向けた準備ということで、
NFTという技術について調査して社内で発表する機会がありました。
そこで感じたことについて今回は発信していきます。
駆け出しエンジニア目線での発信として温かい目で見守っていただけると嬉しいです
分かるようでわからないNFT
この記事を読んでくださっている方々の多くは
NFTという言葉をご存知でしょうし、
さらには技術的な実体についても把握されている方が大勢いらっしゃるのではないかと思います。
しかし私自身は、
「NFTについて調べてみて!」と言われたときは、
・NFTがうちの会社とどう関連するの?
・調べたとして、発表の場で何を伝えればいいの?
・そもそもNFTってなんだっけ?
と、頭の中がクエスチョンマークだらけでした。
なぜNFTが分かりづらいか?
私なりに理由を振り返ってみると
・NFTといえば、NFTアートみたいに売り買いするものだよね?!
・NFTってブロックチェーン技術も関連しているの?!
・イーサリアム?スマートコントラクト?なにそれ!
というように感じており、
NFTに関連した情報が多すぎるな、と思っていました。
そうです、NFTは関連する情報量が多いがゆえに、
人によっては「アート作品のこと」と捉えたり「仮想通貨のこと」と捉えたりするのだと思いました。
だから分かるようで分からないんですね。
NFTの正式名称
改めてですが、NFTは
Non-Fungible Token
の頭文字を取ったものであり、
日本語では
非代替性トークン
と訳されたりします。
ここまで調べて、
そうだ!
そういえば「トークン」(token)のことをよく理解していないんだ!
ということに気付かされました。
そこで英和辞典で"token"を調べてみると、
「しるし」「証拠」が元々のメインの意味だということがわかります。
それが「お金として価値を持つことを示す証拠」「資産であることを示す証拠」というように派生していき、
やがては「仮想通貨」という意味まで持つようになります。
このtokenという言葉や、
巷で言われるNFTの特徴を踏まえて、
社内で発表するときは
NFT=あるデジタル資産が「この世に1つだけ」だと示す電子証明書
という意訳をお伝えさせてもらいました。
調査/発表準備で気をつけたこと
実際の資料にはさまざまな情報を入れていますが、
それを「小学生でも分かるように」伝えることは至難の業です。
まずは私自身が理解を深めるために下記の手順を踏みました。
1.NFTという言葉を直訳する
2.NFTという言葉を自分がわかるように意訳する
3.NFTという言葉から連想されるものをブレストする
4.会社が進もうとしている方向性をブレストする
5.3.4.のブレスト結果を結びつける
NFTに関連する情報が多いからこそ3.のブレスト作業を通じて
情報同士のつながりを理解することが大事ですし、
それを会社の戦略に落とし込む上で4. のブレストや5.の作業も大切です。
今回の調査/発表を通じて、
「わからないなりに手を動かすこと」が大事だと気付かされました。
最後に
今回はコーディングとは関係ない話題になりましたが、
私自身もエンジニアとしてのキャリアアップを目指すうえでわからない概念がたくさん出てくると思います。
「不明点を聞ける人が周りにいる」という環境があるのでRetail AI Xは恵まれていると思いますが、
人に聞く前に「わからないなりに手を動かす」という手順をコーディングにおいても重視していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
次回は@risei さんによる「迅速な開発Go Adminについて」という記事です。
いつも私達のサービスのBackendを支えていただきありがとうございます
みなさま、お楽しみに!