ゲームソフトを作る場合には、いろいろなキャラクタを動かしながら、操作への反応と、相互関係や画面のスクロールなどを組み合わるプログラムを行います。一般のデータ処理ではなかなか出ないようなキャラクタの衝突とかあるいはキャラクタが揃ったとかという判断とそれに対する画像での反応をプログラムすることになります。
しかし、ゲームではストーリーが違ったり、ゲーム自身の遊び方が違っていたりするものの、定石といえるような処理が沢山あります。
ゲーム専用の開発ツールではこういった部分はある程度ツール側で用意されていたりしますが、そうするとソフトウェアとしてどのような処理をしているかを知らないままになってしまいます。本書はそういった基本的なゲームでの動作のアルゴリズムを集めています。
iOS用のプログラミングなのですが、サンプルはC++ とObjective-C で書かれています。書籍の中ではどのように処理を作り上げて行くかが示されているだけで、詳細の処理ルーチンをいちいち説明されているわけではありません。
従ってプログラムをある程度理解できるレベルでないと何も役に立たないということになります。
詳細には、サイトからサンプルをダウンロードして動かしながら理解していくことが必要でしょう。