0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

AzureのSQLサーバを無料枠で使ってみる

Posted at

今回の資料
Azure の利用が増えてきて、利用方法について確認してみたので、その記録を掲載してみます。今回はSQLサーバ周りです。SSRSが無くなり、PowerBIに変わるとMicrosoftから通知が出ているようなので、その辺りも少し確認してみます。

環境構築(Azure SQLサーバ)
オンプレのサーバを利用する場合、データベースに SQL server を利用するなら、OSはWindowsを選択して、SQL server をINSTALLして利用する流れとなりますが、PaaS の SQL server で、少し無料枠もあるので、使い方を確認したいと思います。
「SQL サーバー」を登録していきましょう。
image.png

サーバの登録です。
サブスクリプションやリソースグループは適宜…。「サーバ名」や「場所」は、御利用される部署のルール通りに…。
image.png

認証ですが、私個人の利用なので、余り考えずにEntraIDの利用としています。(パスワードを忘れそうなので…) 管理者として、自分を選択しています。
image.png

色々な場面で利用したいので、アクセスは許可します。
image.png

最終的に、今回は費用を掛けるつもりはないので、コストが発生しない事を確認します。
image.png

環境構築(Azure SQLサーバのデータベース作成)
SQLサーバの準備が出来たら、次にデータベース作成となります。
image.png

ただの御試しなので、コストが掛からないように「Aplly Offer」です。
image.png

無料枠を超過したら、サービスを停止したいと思います。
image.png

他に目立つ設定項目は無いのですが、少しセキュリティにも配慮を…。
image.png

最後も、しっかりコストが掛からないことを確認して進めましょう。
image.png

上位の「SQL サーバ」の設定で、「セキュリティ」→「ネットワーク」→「ファイアウォール規則」の画面で、「クライアントipv4アドレスの追加」を設定して、自分のクライアントからのアクセスを許可します。
image.png

テーブル作成を行います。「データベース」の設定で、「クエリ エディター」を開きます。
EntraIDで認証してくれるようです。
image.png

起動したエディタより、SQLの実行が可能です。
image.png

概ねAzureポータルで操作できますが、Visual Studio Code(VSC)や、SQL Server Management Studio(SSMS)での制御も可能です。
Azure Data Studio というツールも用意されているようですが、こちらは、2026/02にサービス終了の掲示が出ており、VSCへ統合されるようです。

環境構築(VSC)
AZURE の設定直後に、VSCの設定を行うのは、やめた方が良さそうです。理由は、サーバへ接続する際、意味の解らないエラーが発生します。(Copilotにエラーを問うと「再度実行してみてください」と繰り返すばかりで…)私は翌日に作業しました。
AZURE の SQL サーバの利用にあたり、拡張から「mssql」のinstallが必要です。
image.png
AZURE で色々開発される場合、AZURE TOOLSもinstallしておくと便利です。

mssqlをinstallすると、VSC左端にメニューアイコンが増えます。
以下のアイコンから、「接続設定の追加」より、SQLサーバへの接続設定を定義できます。
image.png

AZUREへ接続する必要があります。リンクから行います。
image.png

この際、以下のポップアップの後
image.png

メールアドレスでログインし、仮パスワードをメールに送信して、認証を取りました。
image.png

認証されると、設定項目値が選択できるようになり、接続情報が準備できます。
アカウント選択でも認証が必要ですが、最後は「サインイン」できます。
image.png

正常に接続準備が出来たら、SQLの実行環境が用意されます。
image.png

環境構築(SSMS)
SSMSも、無料で利用可能なツールです。
Visual Studio Installer でセットアップされるようです。
image.png

初回起動時に、アカウントの確認がありました。
私は、Microsoftアカウントでまとめているので、利用していきます。
image.png

接続情報を入力します。認証は、Microsoft Entra MFA にしました。
image.png

接続すると、認証を聞いてきます。ここでは「別のアカウントでサインインする」を選択し、メールアドレスを入力して、仮パスワードで認証しました。
image.png

正常に接続できれば、SQLの実行が可能になります。
image.png

次世代SSRSを使ってみる(PowerBI)
SQLサーバと言うと、色々な便利機能が使えるというのが特典です。
中でも、SSRS と言えば、テーブルデータを一覧表示する便利機能です。こちらのSSRS機能ですが、Microsoftよりサービス終了の掲示が出ており、PowerBIへ集約するそうです。
PowerBIは、SSRSのような一覧表示だけでなく、色々なグラフにも対応しており、無料で配布されているツールです。ただし、レポートを他のユーザーと共有したり、Power BI サービス上でリアルタイムに更新されるダッシュボードとして公開したりするには、有料プランを利用する必要があるようです。

PowerBIを起動し、データソースに「SQLサーバ」を選択し、接続情報を設定します。
image.png

私の場合、Microsoftアカウントに認証を集約しています。まずサインインです。
image.png

メールアドレスを入力して、サインインします。
image.png

※テスト用に、データを3件挿入してみました。
image.png

簡単に一覧画面を作成することが可能です。
テーブルや項目名に、日本語も使えるので、解りやすく準備できるならば、誰でも簡単に使えそうです。(ただし、表示するデータの権限設計は、難しいですねぇ…)
image.png
それにしても、SSRSはWeb公開出来ていましたが、PowerBIで出来なくなるのが大きなマイナスポイントですね…

最後に
世の中的には、まだオンプレのシステムが多く、クラウドのPaaS利用は、サブスクリプションによる利用が多い感触です。とりあえず、色々な活用方法を知っておく事(詳細はAiに聞けば済む)、多種多様な要件に対して、その場で提案する能力を身に着ける事が、今後のITerに必要なスキルなのだろうと思いました。

以上、お疲れさまでした~。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?