1.この記事の背景
会社でデザイン思考を広めようとしている人がいて、ちょっと学んでみようと思いました。
2.参考文献
このサイトにわかりやすく整理されています。
d's JOURNAL
本もあります。
『デザインシンキング・プレイブック デジタル化時代のビジネス課題を今すぐ解決する』
(マイケル・リューリック (著), パトリック・リンク (著), ラリー・ライファー (著), 今津美樹 (翻訳))
3.デザイン思考とは
先述の本より(p.14)
「潜在的なユーザーをいかに深く理解し、その隠れたニーズを明らかにすることができるか」
このプロセスではペルソナを作ったりします。本では取り組み方がかわいいイラストと共に書かれています。
デザイン思考のポイント3つ
先述のd's JOURNALの内容をもとに整理。
ポイント | 内容 |
---|---|
人間中心設計 | 商品やサービスを使用する当事者の気持ちに寄り添いながら、課題や悩みを理解しようとする考え方。 |
共創型 | さまざまな立場の人や異なる経験を持つ人たちとの対話でインスピレーションを得て、新しいアイデアや価値を共に生み出すことを大切にする |
非線形プロセス | トライアンドエラーを繰り返すことも良しとする。 作って終わりではなく、修正や更新が繰り返されるイメージ。 完璧なサービスを作ってからリリースするのではなくβ版を公開してユーザーの声から修正したりする。 |
ユーザーのペイン(不満、不便、より良い方向へしたい)を解消するという考えが起点となり、さらにそのペインが「本質的」というのが重要そうです。
4.デザイン思考のステップ
こちらも先述のd's JOURNALの内容をもとに整理。
ステップ | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 | 共感 | まずはユーザーを知るところから。ユーザーの言葉だけでなく、感情や背景まで理解する。 |
2 | 定義 | 「共感」で得られた情報をもとにユーザーのニーズを定義。「本質的」がカギ。 |
3 | 概念化 | 課題を解決するためのアイデアやアプローチ方法を出し合う。ブレストでより多くのアイディアを出す |
4 | 試作 | 試作品を作る。 |
5 | テスト | ユーザーテストを行い、本質的な解決につながってるかを検証。 |
テスト結果をサービスやプロダクト改善に反映し、試行錯誤のプロセスを繰り返す(非線形プロセス)。
5.終わりに
ユーザーに寄り添い、共感し、痛みを認識し、取り除くサービスやプロダクトを開発する。
サービスやプロダクトはユーザーの声をもとに改良を続けていく。
リテンションモデルとリンクするかなと思いました。
※リテンションモデルはアドベントカレンダー2日目にちょっと書いてます!