はじめに
こんにちは、マリーです!
私は2025年1月にWebエンジニアとしてキャリアをスタートし、現在はバックエンド・フロントエンド両方に携わっています。
AWS認定資格の中でも最難関の一つである
「AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP)」 に合格しました!
この試験は、クラウドアーキテクチャ設計の集大成とも言える内容で、設計力・判断力・AWSサービスの横断的理解が問われます。
以下取得済の資格:
- AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)
- AWS Certified AI Practitioner(AIF)
- AWS Certified Developer Associate(DVA)
- AWS Certified Solutions Architect Associate(SAA)
- AWS Certified SysOps Administrator Associate(SOA)
- AWS Certified Data Engineer Associate(DEA)
- AWS Certified Machine Learning Engineer Associate(MLA)
- AWS Certified Machine Learning - Specialty(MLS)
- AWS Certified DevOps Engineer - Professional(DOP)
- AWS Certified Security - Specialty(SCS)
- AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP)
SAPとは?
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 試験時間 | 180分 |
| 問題数 | 約75問 |
| 合格ライン | 750点 |
| 受験形式 | オンラインまたはテストセンター |
| 出題範囲 | 大規模アーキテクチャ設計、マルチアカウント戦略、移行設計、コスト最適化、セキュリティ、信頼性、高可用性設計など |
「AWS上でスケーラブルで耐障害性の高いシステムを設計できるか」を問われる、上級アーキテクト向け試験です。
使用教材と学習方法
学習期間
- 約1ヶ月(平日2〜3時間、休日5時間)
使用教材
| 材料 | 感想・おすすめ度 |
|---|---|
| Cloud License 問題集(SAP専用) | ★★★★★:本番レベルにかなり近いため、解説も丁寧で、試験対策のメイン教材として最適です。今回はセクション15〜61を解きました。 |
| 公式ドキュメント(Organizations, Control Tower, Landing Zone, Migration Hub, Well-Architected Framework) | ★★★★☆:設計思想を理解する上で非常に有効です。特にマルチアカウント構成や移行関連は試験によく出るので読んでいて損はないかと思います。 |
| AWS Whitepaper(Well-Architected / Migration Strategy / Cost Optimization) | ★★★☆☆:時間に余裕があれば確認推奨です |
Cloud Licenseの解説に出てくる知らない用語や設計パターンは、その都度公式ドキュメントで確認し、
特にクロスアカウントアクセス・ネットワーク設計・移行戦略に関しては自分で図を描いて整理しました。
学習の進め方
-
Cloud Licenseを中心に学習
→ 実際の試験傾向と非常に近く、効率よく対策できました。
また、いつもの様に全問解く気力が出なかったので、セクション15-61を解きました。全体を通しては2周行いました。 -
間違えた問題は必ずドキュメントで補強
→ 例:Transit Gateway vs VPC Peering、Direct Connect冗長構成、Control TowerとLanding Zoneの違いなど。
試験当日の様子
- 受験形式:テストセンター受験
- 所要時間:約140分で回答、最後に20分見直し
- スコア:810点
-
感想:問題文がとにかく長く、読解力と集中力の勝負でした。流石に頭が疲れました・・笑
ただし、出題パターンは他の上位試験(DOPやSCS)と共通する部分も多く、構成の意図を理解していれば対応可能です。
最後の二択で絞れるものも多いので、最後まで粘ってください。
出題傾向(体感):
- マルチアカウント設計(Organizations, SCP, Control Tower)
- 移行設計(Snow Family, DMS, Migration Hub, Server Migration Service)
- ネットワーク設計(Transit Gateway, DX, VPN, VPC Peering)
- セキュリティ設計(IAMロール分離、KMSキー管理、CloudTrail統合)
- コスト最適化と耐障害性設計
これからSAPを受ける方へ
SAPはAWS資格の中でも最も「設計力」が問われる試験です。
単なる知識ではなく、要件からベストプラクティスを選び取る判断力が求められます。
そのため、Cloud Licenseで出てきた解説をただ読むのではなく、
「なぜ他の選択肢は不正解なのか」を意識して復習するのが合格への近道です。
また、時間配分が非常に重要なので、75問を180分で解くペース配分(約2〜3分/問)を意識して練習するのもおすすめです。
この記事が、これからSAPを受験される方の参考になれば嬉しいです。
他のAWS資格(SCS, DOP, MLSなど)の体験記も公開中ですので、ぜひあわせてご覧ください!