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【Power Automate】カスタムリストのリストアイテムにコメントを追加する子フローを作成する

Last updated at Posted at 2021-11-10

親フローから汎用的に呼び出せる、リストアイテムにコメントを追加する子フローを作成する方法を呼び出し方を説明します。

ソリューションの作成

Power Automate で作成した子フロー親フローから呼び出すには、親フロー子フローともに同じソリューション内に作成する必要があります。

  1. Power Automate のサイドメニューから [ソリューション] を選択します。
    pacm_001_01.png
  2. [新しいソリューション] をクリックします。
    pacm_001_02.png
  3. [表示名], [名前], [公開元] を入力して [作成] ボタンをクリックします。
    pacm_001_03.png
  4. ソリューションが作成されます。
    pacm_001_04.png

環境変数にサイトを登録

SharePoint のサイトを環境変数に登録しておきます。
※必須ではありませんがソリューションのエクスポート&インポートを考慮しています。

  1. 作成したソリューションを選択します。
    pacm_002_01.png
  2. [+新規] から [その他] > [環境変数] を選択します。
    pacm_002_02.png
  3. [表示名] を入力します。[名前] は自動入力されます。
    pacm_002_03.png
  4. [データ型] は [データソース] を選択し、[コネクタ] で [SharePoint] を選択します。
    pacm_002_04
  5. [接続] で管理者権限の接続を選択し、[パラメータの種類] は [サイト] を選択します。
  6. [現在のサイト] に環境変数として登録するサイトを選択します。
    pacm_002_05.png

子フローの作成

作成したソリューション内に、リストアイテムにコメントを追加する子フローを作成します。
pacm_003_01.png

手動トリガーのフローを作成する

  1. 作成したソリューションを選択します。
    pacm_002_01.png
  2. [+新規] から [自動化] > [クラウドフロー] > [すぐに] を選択します。
    pacm_003_02.png
  3. [フロー名] を入力し、[手動でフローをトリガーします] を選択し、[作成] ボタンをクリックします。
    pacm_003_03.png

JSON 形式でデータを受け取る

  1. JSON 形式でデータを受け取れるように [+入力の追加] で [テキスト] を追加します。
    pacm_003_01_01.png
  2. [+新しいステップ] で [JSON の解析] を追加します。
    pacm_003_01_02.png
  3. [JSON の解析] の [コンテンツ] に [+入力の追加] で追加した JSON データを指定します。
    pacm_003_01_03.png
  4. [JSON の解析] の [スキーマ] を設定するために [サンプルから作成] をクリックします。
    pacm_003_01_04.png
  5. サンプルデータ を入力して [完了] ボタンをクリックします。
    pacm_003_01_05.png
  6. [JSON の解析] の [スキーマ] が自動設定されます。
    pacm_003_01_06.png

サンプルデータ

{
  "ListTitle": "Announcements",
  "ID": 1,
  "Message": "申請を承認しますよ。",
  "Mail": "admin@xxxxxxxx.onmicrosoft.com",
  "Name": "管理者"
}

HTTP 要求を送信する

リストアイテムのコメントを追加するために、REST API を使用します。

  1. [+新しいステップ] で [SharePoint に HTTP 要求を送信します] を追加します。
  2. 解析した JSON の値を設定します。※下記参照
    pacm_003_02_02.png

サイトのアドレス

環境変数に登録したサイトを指定します。

方法

『POST』を設定します。

URL

リストアイテムのコメントにアクセスする REST API を設定します。

_api/web/lists/GetByTitle('@{body('JSON_の解析')?['ListTitle']}')/items(@{body('JSON_の解析')?['ID']})/Comments()

ヘッダー

ヘッダーに設定するキーと値です。

No. キー
1 Accept application/json;odata=verbose
2 Content-Type application/json;charset=UTF-8

ボディ

ボディに JSON 形式でコメントに追加するメッセージを設定します。

{
  "text": "@mention{0} @{body('JSON_の解析')?['Message']}",
  "mentions": [
    {
      "email": "@{body('JSON_の解析')?['Mail']}",
      "name": "@{body('JSON_の解析')?['Name']}"
    }
  ]
}

子フローとして呼び出すための設定

PowerApp または Flow に応答する

子フローとして呼び出せるようにするために、応答を返すようにします。

  1. [+新しいステップ] で [PowerApp または Flow に応答する] を追加します。
    pacm_003_03_01.png
  2. 特に [出力追加] をする必要はありません。
    pacm_003_03_02.png

注意

条件分岐して終了するような子フローを作成する際は、終了アクションの前に [PowerApp または Flow に応答する] アクションを追加するのを忘れないこと!
子フローからの応答が返ってこないと、タイムアウトエラーになります。

実行専用アクセス許可を管理

使用する接続の設定が実行専用ユーザーの場合、親フローから呼び出した際に以下のようなエラーになります。
pacm_003_04_00.png

接続の設定に管理者の権限のユーザを使用します。

  1. [実行のみのユーザー] の [編集] をクリックします。
    pacm_003_04_01.png
  2. [実行専用アクセス許可を管理] の [使用する接続] > SharePoint に『実行専用のユーザーによって提供されました』が設定されています。
    pacm_003_04_02.png
  3. 実行するユーザーを選択して OK ボタンをクリックします。
    pacm_003_04_03.png1. 実行するユーザーが設定されたら、[保存] ボタンをクリックします。
    pacm_003_04_04.png

親フローからの呼び出し

親フローから呼び出す方法です。

  1. 子フロー呼び出し時に指定する JSON 文字列を変数に格納します。
    pacm_003_05_01.png
  2. [+新しいステップ] で [子フローの実行] を追加します。
    pacm_003_05_02.png
  3. 作成した子フローを指定して、JSON データに変数を指定します。
    pacm_003_05_03.png

参考サイト

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