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【備忘】Linux基礎(コマンド一覧)まとめ

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本記事は、個人的な学習メモです。

🐧 Linux基礎コマンドまとめ

Linuxはサーバー運用やクラウド環境の操作で必要となるコマンドを一覧にまとめました。

🧰 コマンド一覧と用途

以下、各カテゴリ別にコマンドとその用途・補足を整理しています。

1. パッケージ管理ツール関連

コマンド 用途 補足
apt Ubuntu 系でのパッケージ管理全般 apt-getより新しいインターフェース
apt-get 従来の Ubuntu パッケージ管理ツール レガシーだが触れておいて損なし
apt install <パッケージ名> 指定パッケージをインストール 例:apt install git
apt update パッケージリストの更新 インストール前に実行がベスト
apt upgrade インストール済みパッケージを一括更新 システム保守に重要
apt install <パッケージ名> --only-upgrade 特定パッケージだけアップグレード 選択的更新時に有用
apt remove <パッケージ名> 指定パッケージを削除 システム整理時に
dnf Red Hat 系(例:CentOS)でのパッケージ管理ツール Ubuntuユーザーでも知っておくと良い
dnf install <パッケージ名> パッケージ多インストール(dnf) -
dnf upgrade パッケージ一括更新(dnf) -
dnf remove <パッケージ名> パッケージ削除(dnf) -
yum 旧 Red Hat 系パッケージ管理ツール 現場で目にする可能性あり

2. ディレクトリ操作関連

コマンド 用途 補足
pwd 現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)を表示 操作位置の確認に必須
ls ディレクトリの中身を一覧表示 -l, -aオプションで詳細出力可
ll ls -l 相当(エイリアス) 隠しファイルも表示されることが多い
ll -h ファイルサイズを読みやすく表示(例:K、M) -
cd <移動先パス> 指定ディレクトリへ移動 絶対パス/相対パスで指定可
cd . 現在のディレクトリを指す -
cd .. 一つ上のディレクトリへ移動 -
cd ~ ホームディレクトリへ移動 ~ はユーザホームを指す
cd - 直前のディレクトリに戻る 実務時の移動効率化に便利
mkdir <パス> 新規ディレクトリを作成 例:mkdir logs

3. ファイル操作・編集関連

コマンド 用途 補足
touch <ファイルパス> ファイルのタイムスタンプ更新、存在しなければ新規作成 例:touch memo.txt
cat <ファイルパス> ファイルの内容を標準出力に表示 複数ファイル結合などにも使える
mv <対象> <移動先> ファイルやディレクトリの移動または名前変更 ワイルドカード活用可
cp <対象> <コピー先> コピー操作 ディレクトリをコピーするなら -r オプション
rm <削除対象> ファイル削除 誤操作に注意
rm -r <削除対象> ディレクトリとその中身を再帰的に削除 実務で慎重に使うべき
head <ファイル> ファイルの先頭(既定10行)を表示 -n で行数指定可
tail <ファイル> ファイルの末尾(既定10行)を表示 ログ確認時に有用
less <ファイル> 大きなファイルをページ単位で表示・検索できるビューア 終了は q
vim <ファイル名> ターミナル上のテキストエディタ 初心者は nanovimどちらか触ると良い

4. ファイル圧縮・アーカイブ関連

コマンド 用途 補足
gzip <ファイル> ファイルを圧縮(.gz 形式) -
gzip -d <ファイル> 圧縮を解凍 -
tar cvf <アーカイブ名> <対象> 複数ファイル・ディレクトリを tar アーカイブにまとめる c: 作成、v: 処理表示、f: ファイル指定
tar xvf <アーカイブ名> tar アーカイブを展開 x: 抽出
tar czvf <アーカイブ名.gz> <対象> tar 作成+gzip 圧縮を同時に行う z オプションを併用

5. 検索・抽出関連

コマンド 用途 補足
find <パス> <検索条件> ファイル・ディレクトリをパス以下から再帰的に検索 例:find /home -name "*.log"
grep <パターン> <ファイル> ファイル中の文字列パターンを検索して一致行を返す 正規表現も使用可
grep -n <パターン> <ファイル> 行番号付きで検索結果を表示 -
grep -r <パターン> <ディレクトリ> ディレクトリ以下を再帰的に検索 -
grep(正規表現パターン) 複雑なパターン検索 実務ログ解析に有用

6. 入出力・自動化関連

コマンド/構文 用途 補足
echo <文字/変数> 文字や変数値を標準出力に表示 例:echo $HOME
printenv 環境変数一覧を表示 環境設定確認時に便利
> 標準出力をファイルへリダイレクト 例:echo "hello" > output.txt
>> 標準出力を既存ファイルに追記 -
2> 標準エラー出力をファイルへ書く エラーログ保存に有用
>&1 標準出力と標準エラー出力を両方ファイルへ 実行ログ一括取得時に使う
` `(パイプ) コマンド出力を次のコマンド入力に流す 例:`cat file.txt grep "error"`
wc 行数・単語数・バイト数を数える wc -l で行数のみ取得可
bash <スクリプト> シェルスクリプトを bash で実行 自動化処理の実験に
./<スクリプト> 実行権限付きスクリプトを実行 chmod +x script.sh が前提

7. ユーザー・権限関連

コマンド 用途 補足
whoami 現在ログインしているユーザー名を確認 -
adduser <ユーザー名> 新しいユーザーアカウントの作成 ルート権限が必要
passwd 現ユーザーまたは指定ユーザーのパスワードを設定/変更 -
su <ユーザー名> 別ユーザーに切り替え(パスワード要求あり) su - <ユーザー名>は環境も引き継ぐ
sudo <コマンド> 権限昇格してコマンド実行(一般ユーザー) /etc/sudoers に設定が必要な場合あり
exit 現セッションを終了(ログアウト) suで切り替えた後に使うケースあり
visudo sudoers ファイルを編集(安全編集推奨) 編集中に構文エラーがあると sudo 利用不能になるため注意
chmod <パーミッション> <対象> ファイルやディレクトリのアクセス権限を変更 数値・記号どちらの形式も理解しておく
chmod -R <対象> ディレクトリ以下を再帰的に権限変更 管理者運用時に多用される
chown <所有者>:<グループ> <対象> 所有者/グループを変更 ファイル管理・共有設定時に重要

8. ネットワーク・データ転送関連

コマンド 用途 補足
wget <URL> Web からファイルをダウンロード CLI で取得作業を行う際に便利
curl -O <URL> ファイルのダウンロード(curl) -O で保存時ファイル名指定可
curl -X <HTTPメソッド> <URL> HTTP API 呼び出しを行う サポート目線で API 確認に使える

9. システム・リソース監視関連

コマンド 用途 補足
ps 実行中プロセスの情報を表示 ps -ef で詳細出力可能
ps -ef 全プロセスの詳細一覧表示 管理者/トラブル対応時によく使う
kill <PID> 指定プロセスIDを終了させる -
df ファイルシステムのディスク使用状況を表示 -h で人間に読みやすい表示
df -h 読みやすい単位(K, M, G)で表示 ディスク不足チェックに定番
top リアルタイムで CPU/メモリ等使用状況を監視 q で終了
uname システム情報を表示(OS 名、カーネルなど) -

10. コマンドライン効率化テクニック

コマンド/操作 用途 補足
(上矢印キー) 前に実行したコマンドを遡る 実務で頻繁に使う
history 過去に実行したコマンドの履歴を表示 コマンド再実行・監査用途に有用
Tab キー コマンド/ファイル名の補完 打ち間違い防止に便利
Ctrl + C 実行中の処理を強制終了 長時間処理中断時に利用
echo -e echo でエスケープシーケンス(例:\n)を有効化 スクリプト記述時に便利

参考情報

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