はじめに
re:Inventでも特に情報がなさそうだったAmplifyのアップデートを追っていたところAmplify Docに新しいドキュメントが生えていました!
先日プレビューでリリースされたAWS MCP Serverを使ったAIアシスタントを利用したAmplifyの開発ができるようです。
早速、ためしてみます。
AWS MCPサーバーで提供される3つの機能
ドキュメントにはAmplifyの開発段階に合わせ3つの構築済みワークフローを提供するとあります。
| ワークフロー | 目的 |
|---|---|
| バックエンド実装 | 新規または既存のバックエンドで認証、データモデル、ストレージ、関数、AI 機能を追加または変更する |
| フロントエンド統合 | 既存のフロントエンドアプリにAmplifyを追加するか、すでにAmplifyを使用しているアプリを強化します |
| 導入ガイド | あらゆる Amplify プロジェクトのサンドボックス環境、本番環境のデプロイメント、CI/CD を構成する |
KiroでMCPサーバーを設定する
今回はKiroにMCPサーバーを設定しました。設定は下記の通り。
{
"mcpServers": {
"aws-mcp": {
"command": "uvx",
"timeout": 100000,
"transport": "stdio",
"args": [
"mcp-proxy-for-aws@latest",
"https://aws-mcp.us-east-1.api.aws/mcp",
"--metadata",
"AWS_REGION=us-west-2",
]
}
}
}
事前にuvのインストールが必要です。
また、AWS_REGIONは任意のリージョンを設定し、MCPの実行にはクレデンシャルが必要なので、必要に応じてprofileなどを設定します。
ドキュメントにはAmplifyBackendDeployFullAccessがあれば十分なアクセス権があると記載されています。
導入ガイドを使ってみる
AWS MCPサーバーで利用できるAmplifyのガイド付きワークフローについて質問します。
3つのガイドが提供されていることを確認できます。すごい。
それぞれのワークフローについてのプロンプト例はドキュメントに記載があります。
アプリを実装してみる
ドキュメントにはTodoアプリを開発をガイドしてもらう例があるので試してみます。
Sandboxの構築と開発者サーバーも立ち上げてもらいます。
30分ぐらい待っていると作業が終わりました。
完成したアプリ
React + Viteでシンプルなタスク管理アプリが完成しまいた。もちろんCognitoでの認証認可、DynamoDBでのCRADまで実装済みです。素晴らしい。
まとめ
少し前までAmplifyとAI開発はAmplifyの情報不足で苦労する側面もありましたが、AWS MCP Serverの登場によってシンプルに実装できることが確認できました。AIが自走して解決してくる問題も多く、Amplify Gen2の知見が足りなくても、良い開発者体験を得られていると思います。
Kiroとともに実務に転用していきたいと思います。




