#序文
DNSレコードを変更するにあたり、以下のコマンドを作成する。
・ゾーン情報を一覧出力
・レコード変更
※1
DNSCMDを利用するので、DNSサーバ上で実行する必要がある。
※2
もちろん、数件であればDNSレコードを直接ダブルクリックして変更した方が早い。
ただし操作ミスが起こりうる事、事前レビューがあまり意味をなさない事から、コマンド化することを強く推奨する。
##ゾーン情報の出力
###Syntax
dnscmd <DNSサーバ> /ZonePrint <Zone名>
例えば次のケースの場合、以下のコマンドで出力が出来る。
DNSサーバ :contosoDNS
Zone名 :stage.contoso.co.jp
dnscmd contosodns /ZonePrint stage.contoso.co.jp
#レコード追加
###Syntax
dnscmd <ServName> /recordadd <ZoneName> <Node> <RecordType> <IP>
※/fオプションを付けると、確認無しで実行する事が出来る。バッチ化する際は/fコマンド推奨。
###例
以下のケースの場合
DNSサーバ:contosoDNS
ホスト名:Serv02
IP Address:192.168.10.2
ゾーン名:stage.contoso.co.jp
dnscmd contosoDNS /recordadd stage.contoso.co.jp Serv02 A 192.168.10.2
#レコード削除
###Syntax
dnscmd <ServName> /recorddelete <ZoneName> <Node> <RecordType> <IP>
###例
以下のケースの場合
DNSサーバ:contosoDNS
ホスト名:Serv02
IP Address:192.168.10.1
ゾーン名:stage.contoso.co.jp
dnscmd contosoDNS /recorddelete stage.contoso.co.jp Serv02 A 192.168.10.1
#DNSレコードを変更する場合
削除と追加を、それぞれ実行すればOK。
(追加では古い情報は削除されない為、削除が必須。)
###例
以下のケースの場合
DNSサーバ:contosoDNS
ホスト名:Serv02
旧IP Address:192.168.10.1
新IP Address:192.168.10.2
ゾーン名:stage.contoso.co.jp
dnscmd contosoDNS /recorddelete stage.contoso.co.jp Serv02 A 192.168.10.1 /f
dnscmd contosoDNS /recordadd stage.contoso.co.jp Serv02 A 192.168.10.2 /f
※/fコマンドは無くてもOK。
#参考
Microsoft Docs 「DNSCMD」
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/administration/windows-commands/dnscmd