TL;DR
以下の条件のいずれかに該当する場合、Freeにするのはやめたほうが無難です
- 
master、release等、作業ブランチ以外での事故が多い
- Pagesを使って公開している
- GitHub Actionsで毎日合計1時間以上使っている
本題
GitHubがチーム利用でも無制限でプライベートリポジトリが利用可能になりました
https://github.blog/2020-04-14-github-is-now-free-for-teams/
詳細は↓になります
https://github.com/pricing
詳細を見ると、確かにプライベートリポジトリが無制限に使えるようにはなっているものの、最少額の有料プランTeamともちろん差があります
なので、今Teamプラン契約しているけど、Freeプランに移行しても問題ないのか考えてみました
FreeとTeamの差分
https://github.com/pricing の表を元に違う部分だけ書き出します
Code workflow
| 項目 | Freeプラン | Teamプラン | 
|---|---|---|
| GitHub Actions | 2,000分/月 | 3,000分/月 1 | 
| Protected branches | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
| Code owners | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
| Draft pull requests | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
| Multiple pull request assignees | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
| Scheduled reminders | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
| Automatic code review assignment | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
Collaboration
| 項目 | Freeプラン | Teamプラン | 
|---|---|---|
| Pages and wikis | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
| Repository insights | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
| Multiple issue assignees | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
Security and compliance
| 項目 | Freeプラン | Teamプラン | 
|---|---|---|
| Required reviews | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
| Required status checks | パブリックのみ | プライベートも利用可能 | 
Support and deployment
| 項目 | Freeプラン | Teamプラン | 
|---|---|---|
| Standard Support | 利用不可 | 利用可能 | 
考察
差分を元に重要な部分をかいつまんで考察します
一部、私が使ったことがない機能がある(もしくは使っているけど名称と紐付いてない)ので、これ重要じゃね?というところがあればコメント下さい・・・
GitHub Actions
3,000分/月(50時間)から2,000分/月(約33.3時間)に短縮されます
毎日1時間程度であれば、無料に落としても問題無い感じです
Protected branches
ブランチの保護が出来なくなります
うっかりmasterにプッシュしちゃった、消しちゃった・・・という事故が増えます
masterは極端な例ですが、同様にdevelopやreleaseにも同じことが言えるので、注意を払う必要があります
Pages and wikis
使えなくなります
PageでWebサイトを公開している、Wikiをナレッジとして利用している場合、Freeにしないか、別で用意してからFreeにするのが良さそうです
まとめ
小規模なプロジェクトなら、Freeにしても問題なさそうな様子です
これからスタートするプロジェクトでも、Pagesを使わない様にするならFreeからでも良さそうです
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2020/5/14以降に適用 ↩