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やさしいGA入門 第3回:トラブル対応と運用改善で“使えるデータ”にする

Last updated at Posted at 2025-10-12

🎯 はじめに

これまでの記事(【やさしいGA4①】GA4とは?仕組みとできることを理解する【やさしいGA4②】GTMを使ったGA4設定とUTMパラメータ設計)では、
GA4の基本構造と設定の流れを解説しました。

実際に運用を始めると、こんな課題に直面する方が多いはずです👇

  • 「イベントが計測されない」
  • 「数値が合わない・急に減った」
  • 「誰が何を変更したのかわからない」

本記事では、GA4を安定的に運用し、正しいデータを得るためのトラブル対応と改善の考え方をまとめます。


第7章 よくあるトラブルと確認ポイント

GA4/GTM運用時によく起きるトラブルを原因別に整理しました👇

症状 主な原因 対応策
イベントが計測されない トリガー条件の誤設定 or GTM未公開 GTMで「プレビュー」確認→正しいURL/クリック対象かを再確認
コンバージョンが反映されない GA4で「コンバージョンとしてマーク」していない GA4管理画面→イベントを「コンバージョン」に設定
数値が少ない・ずれている 日付範囲・フィルタ設定・重複除外 比較期間と一致条件を確認。UAとの比較は非推奨
UTMパラメータが反映されない LPリダイレクトやJS遷移でURLが変わる URL保持設定/リダイレクト除去を検討
LINE・SNS経由で計測切れ アプリ内ブラウザでCookieが分断 パラメータ付与・ユーザー単位分析で補完
複数人で変更し混乱 管理者不在・権限管理なし GTMで権限設定+運用ルールを明文化

📍 ポイント:

「設定」よりも「検証」をルーチン化することが、正確なデータ運用の第一歩。


🧾 ③ 年次レビューとルール更新

GA4はGoogleの仕様変更も多いため、定期的なルール点検が必須です。

項目 内容 タイミング
イベント命名規則 一貫性の確認・重複削除 半年〜年1回
権限設定 閲覧/編集権限の見直し 年1回
GA4プロパティ構成 不要データ/不要ビュー整理 年1回
レポートテンプレート KPI変更に合わせ更新 施策見直し時

📍 目的:

データ構造を“生きた状態”に保ち、分析の正確性を維持する。


💬 まとめ

GA4の運用は、設定を正しく行うことよりも、“安定して使い続けられる体制”を作ることが重要。

  • 計測エラーを検知できるルーチン
  • 権限・承認ルールの整備
  • 年次レビューによる改善

これらを整えることで、

“GA4は単なる分析ツールではなく、意思決定のための基盤になる。”


📎 関連リンク


🗂 参考リンク

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