#はじめに
こんにちは/こんばんは/初めまして。
Swift/Kotlin/Flutterメインで開発しているアプリエンジニアです。
今回はiOSのアプリエンジニアで一番厄介なリジェクト。
Guideline 4.2系列のリジェクト!!4.2.2を受けました!
こちらを突破したしたので、忘備録として残しておきます。
#Guideline 4.2.2 - Design - Minimum Functionalityとは
Appleから引用。
4.2 最低限の機能性
Appを作成する際は、Webサイトを単に再パッケージしたようなものではなく、優れた機能、コンテンツ、UIを作成するようにしてください。特に便利でも、ユニークでも、「Appらしく」もない場合、そのAppをApp Storeで提供することはできません。Appが継続的に楽しめる何らかの価値、または十分な有用性を備えていない場合は、承認されない可能性があります。Appが単に曲または映画の場合は、iTunes Storeに提出してください。Appが単に書籍またはゲームの攻略本の場合は、Apple Books Storeに提出してください。
4.2.1 ARKitを使用するAppは、表現に富み、統合された拡張現実体験をユーザーに提供する必要があります。単にモデルをARビューで表示したり、アニメーションを再生したりするだけでは不十分です。
4.2.2 カタログを除き、主な目的がマーケティングの資料の提供、広告、Webクリッピング、コンテンツアグリゲーター、リンク集であるAppは許可されません。
かんたんに言うとはク○アプリだから、もっと機能つけるなりして!
このままだとAppleStoreに載せられないよ!
ということです。
#アプリアップデートで審査が通らなくなった。
前提としてもともとアプリの審査は通ってました。
ですが、アプリのバージョンアップを重ねているうちに4.2.2リジェクトを受けました。
#1回目リジェクトやりとり
担当者「
4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
私「アプリはもともと審査が通っていた。なぜ審査が通らなくなったのか教えて」
担当者「4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
私「リジェクトはわかった。何が駄目なのか具体的に教えて。」
担当者「4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
わかってましたが埒が明かない。
後で実装予定だった機能を実装していくことにしました。
#怒涛のリジェクトラッシュ
###Push機能追加
担当者「4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
###Twitter投稿機能追加
担当者「4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
###Youtube投稿機能追加
担当者「4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
###検索機能強化
担当者「4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
###お気に入り機能追加
担当者「4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
###履歴機能追加
担当者「4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
orz...
相手も意地になっているようにしか見えず、
アプリバージョンアップで対応するのを諦めました。
#電話で話そうじゃないか
以前リジェクトが通らなくなった際にAppleから電話が来てやり取りしたことを思い出し
こちらから電話の提案をしてみることにしました。
担当者「
4.2.2リジェクト
です。(テンプレで)」
私「もう何度もリジェクトされている。
これ以上は実装する内容が思いつかないし、何を直してよいかわからない。
リジェクト理由がわからない。電話で話しさせて」
担当者「わかりました。3営業日以内で電話します。」
私「お願いします。」
#決戦の日!国際電話が来る!
2日後の日本時間午前10時24分ごろ着信が!!ついに決戦!
担当者「Apple審査チームのH(日本語名の日本人でした)です。○○様でよろしいでしょうか?」
私「はい!〇〇です!」
Hさん「アプリ見直しました。
機能としては十分でありリジェクトは誤り
でした。以降4.2.2リジェクト
されないようにメモしておきます。
もうしばらくお待ちください。」
私「え?あ。はい。ありがとうございます。」
と2分もしないで会話が終わり、翌日アプリがリリースされました。
#まとめ
リジェクトされたから2週間ほどやりとりしましたが、電話することによってすぐ審査が通りました。
- アップル担当者が意地になっていたのか。
- こいつ毎日審査出してきて面倒だから審査通すか。と思われたのか。
通った理由はわかりませんが電話することによって一発で通りました。
もし4.2系のリジェクト
で苦戦している方は試して見る価値があります!こちらから電話提案してみましょう!