1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

テスト品質①

Last updated at Posted at 2019-10-03

テスト品質についてまとめていく
第5回までを予定

①テストとは
②品質とは
③代表的なテスト技法
④レビューについて
⑤テスト工程枚の確認ポイント

テストの概念について

テストとは?

要求通りにソフトウェアが機能するか確認する。
テストとしては、ソフトウェアの動作確認を指すことが多いが、
テストの計画や、テスト終了判定の検証、結果・プロセスの報告などもテストの一環。

何のため?

  • バグをできる限り見つける
  • 重要な部分の動作を保証する
    (バグが多い箇所やバグが許されない箇所)
  • バグの作りこみを予防する

テストの7原則

JSTQBが提唱するテストの原則
JSTQBは、世界的なテスト技術者資格を運営するISTQBの加盟組織。

テストは問題がある事しか示せない

どれだけテストしても、バグがないことは証明不可能。
あくもあでも、潜在するバグを見つける事が目的。

全数テストは不可能

入力パターンをすべて網羅することは、基本的に不可能。
例えば、9桁の数値(0〜9)を入力するシステムの入力パターンは、10^9=1兆となる。
さらに、この例は正常系しか含まれていない。
パターンに対し、バグの多さや発生時のリスクから、優先順位をつけて対象を絞る。

初期工程にてテスト

バグ対応は下流工程ほどコストが高い。
可能な限り初期でバグを検出を目指す。

欠陥の偏在

欠陥は特定のモジュールに集中する。
例えば、新人が対応した箇所に他よりバグが多かったり、
複雑な機能にバグが集中していたり等。
要件、機能、工程、スキル差などから傾向を分析できる。

殺虫剤のパラドクス

虫を殺す殺虫剤身も、使い続けると耐性により効果がなくなるように、
テストテンプレートを使い回しを続けていると、バグを検出し難くなる。
定期的なメンテやテスト内容の再評価は必要。

テストは条件次第

全く同じ製品でも、条件によって実施するテストは異なる。
個社への対応と、全社向け対応で同じレベルのテストはしない。
要求品質レベルがズレたまま製造が進まないように気を付ける。

バグ0の落とし穴

バグがないことは高品質ではない。
結果として、性能や利便性を犠牲にしていないか。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?