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ローカルLLMの可能性を広がる:Function Callingシステム設計をYANS2025で発表

Last updated at Posted at 2025-11-03

はじめに

前回の投稿から4週間たちましたね。こちらNissanのQiita、ニキータの孫2です。前々回のMIRU学会レポート、そして前回の展示会出展報告を経て、気がつけばまた学会の季節がやってきました。今回は2025年9月17日~9月19日に浜松で開催された第20回言語処理若手シンポジウム(YANS2025)にて参加しました。研究内容の発表だけじゃなく、学会からも色んな“コールバック”が返ってきた今回の経験。記憶がフレッシュなうちに、熱量ごとログしておきます!

YANSってどんな学会?

項目 内容
会期 2025年9月17日(水)~9月19日(金)
会場 浜松アクトシティ
発表形式 ポスター発表
発表件数 257件(学生202件、社会人55件)

YANS(Young Researchers Association for NLP Studies) は、2006年に始まった若手向けの自然言語処理研究会です。以前は合宿形式での開催が恒例でしたが、近年はコロナの影響でスタイルが変化しました。今年の YANS2025 は「研究と実装をつなぐ自然言語処理」をテーマに、通常発表に加えて立食形式のナイトセッションも初開催され、参加者同士の自由な交流が活発に行われました。

会場と空気感

今回の会場は、静岡県のアクトシティ浜松です。浜松駅からは“強力な地下通路”を通ってスムーズにアクセスでき、初参加勢にもやさしい設計でした。
会場ではドリンクとお菓子が自由に提供されており、集中力が切れたタイミングでふらっと一息入れられるのがありがたかったです。特に夜に開催されたナイトセッションでは、浜松名物の餃子と抹茶プリンが振る舞われ、参加者のテンションも自然とアップ。飲み物もウーロン茶からビールまで幅広く用意されており、個人的にはウーロン茶の瓶のデザインが妙にオシャレで印象に残っています。
(写真を撮り忘れたのが悔やまれる…!)

ポスター発表の雰囲気

ポスターセッション全体は、終始リラックスした雰囲気で進んでいました。会場には参加者が思い思いに立ち寄って、気になるテーマの前でふと足を止めたり、作者と直接話し込んだりする姿が印象的でした。自分も話し込んでいるうちにだんだん喉が渇いてきて、夜の立食で見かけた、デザインが妙におしゃれなウーロン茶のことがふと頭をよぎり、「今ここにあったらな…」と思いました。
特に招待ポスターのセッションで、並んでいたポスターは、NLPの技術ネタだけじゃなくて、研究キャリア、学業との両立、メンタルとの向き合い方みたいなテーマまであって、もはや人生相談エリアですね。その中でも強烈に記憶に残っているのが、逆学習で LLM にとって有害なデータを除去するという研究です。もうタイトルだけで強いです。

ローカルLLMとFunction Callingの話、少しだけ

今回のポスターでは、「オンボードLLMによるAPI呼び出しの整合性向上に向けた
実践的検討:小規模モデルを用いたアプローチ」について紹介しました。
コスト削減を課題として、LLMが外部ツールを“いい感じ”に呼び出せる仕組みを、ollamaベースで構築しています。車載アシスタントのリアルタイム応用を想定しつつ、ReActベースのシステム構造・設計を進めています。
細かな設計や制御の部分にはまだ試行錯誤がありますが、現地での対話を通じて、「次はこうしたい」というアイディアがいくつか浮かびました。こういう反応がもらえると、発表してよかったなと思えます。
画像10.jpg

終わりに

人と話して、コードの話もして、餃子も食べて、ポスターもちゃんと貼って——ひと通りやることはやった気がします。
今回あらためて、多くの人が「技術をどう活用するか」に強い関心を持っていることを実感しました。だからこそ、私たちとしてもローカルLLMの実装や活用に今後さらに力を入れていきたいな、と考えています。
ウーロン茶の瓶の話ばっかりしてる気もしますが、それは本当に印象に残ってるからなので、許してください。

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