記事の概要
SORACOM Beamのプラットフォームバージョン「201912」へ対応するために、MQTTバージョンを3.1.1 に設定する方法を紹介します
背景
EC21-JとSORACOM IoT SIMによりGoogle IoT CoreでMQTT接続を行うまでの全過程の記録においてSORACOM Beamというサービスを用いて、セキュリティの面倒な設定なしでも安全にデータの送受信ができることを紹介しました。
そのSORACOM Beamではプラットフォームバージョン「201912」が推奨されており、旧バージョン「201509」は2021年11月でサポート終了します。
以前の記事では「201509」を使用していたので「201912」に変更したところ、MQTTのPublishができなくなってしまいました。
SORACOMのサポートに問い合わせたところ、MQTTバージョンを3.1.1 に設定しないといけないことを教えていただきました
MQTTバージョン3.1.1設定方法
AT+QMTCFG=“version”,<client_idx>[,<vsn>]
MQTTのプロトコルバージョンを設定します。
今回は<client_idx>を0に、<vsn>を4に設定します。
AT+QMTCFG="VERSION",0,4
設定順序
Soracom Beamに接続する前に、MQTTバージョンを変更します。
AT+QMTCFG="VERSION",0,4
AT+QMTOPEN=0,"beam.soracom.io",1883
この設定によりプラットフォームバージョン「201912」でもMQTT通信可能になりました