はじめに
Hondaはモビリティをもっと便利で楽しくするために、さまざまなデジタルプロダクトを開発しています。
- 車に搭載された Android Automotive OS 上で動くアプリ
- Apple CarPlay、Android Auto で車のディスプレイに投影して使うアプリ
- 車やバイクとスマートフォンをつなげて使うコンパニオンアプリ
これらのプロダクトを知っていただくために、国内の技術カンファレンスにも積極的に出展しています。
昨年に続き、DroidKaigi 2025に協賛してブース出展しました。
来場された方にAndroid Automotive OSやコンパニオンアプリを体験頂きたかったので、車とバイクを展示しました。

展示したACCORDにはAndroid Automotive OSが搭載されており、車載アプリが利用できます。
車載アプリはHonda Android Automotive OS Emulatorを活用して開発することができます。
インストール手順はこちら
AndroidとAndroid Automotive OSでのアプリの違い
Android Automotive OS向けのアプリは自動車特有の考慮事項に基づき以下のカテゴリに属するアプリのみ開発できます。
詳細はこちら
| カテゴリ | 説明 |
|---|---|
| メディア- オーディオ | メディアアプリを使用すると、ユーザーは音楽やラジオ、オーディオブック、そのほか各種のオーディオ コンテンツを車内で検索したり、再生したりできます。 |
| ナビゲーション | ナビゲーション アプリ(ドライバー サービスや配達サービスのプロバイダを含む)は、ターンバイターンのルート案内を提供することでユーザーを目的地まで案内します。 |
| スポット(POI) | POI アプリでは、スポットを発見してナビゲーションを利用したり、駐車場アプリ、充電アプリ、燃料アプリなどの関連する操作を行うことができます。 |
| モノのインターネット(IoT) | IoT アプリを使用すると、ユーザーは接続済みデバイスに対して車内から操作を行うことができます。たとえば、車庫のドアの開閉、家の照明のスイッチの切り替え、ホーム セキュリティの有効化など、特定のデバイスの状態を制御することが挙げられます。 |
| 天気 | 天気アプリでは、ユーザーの現在地やルートに関連する天気情報を確認できます。天気アプリはナビゲーション機能も提供できます。 |
Android StudioにはAutomotive向けのテンプレートが用意されてますので始めやすくなっています。

終わりに
Android Automotive OS向けのアプリはAndroidアプリ開発と同じ技術で開発できます。
車載環境特有の制約やUI要件を理解することは重要ですが、その分だけ新しい体験を創り出すチャンスも広がっています。
まずは一度、実際に動かしてみてはいかがでしょうか。
- Apple CarPlayはApple Inc.の登録商標です。
- Android Automotive OS、Android AutoはGoogle LLCの登録商標です。
