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シグネチャコードってどうやってマルウェアを検出するの?

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※注意:本記事での「シグネチャコード」はセキュリティ分野のものを指します。

この記事を読んでほしい人

  • 応用情報の勉強でシグネチャコードに疑問を持った人
  • ウイルス対策ソフトウェアの基礎的な仕組みを知りたい人

はじめに

応用情報の勉強中に↓

スクリーンショット 2025-09-22 19.40.38.png

引用:応用情報技術者試験過去問道場

初めて聞いた言葉だったので、生成AIなどを使って調べました。

(改めて)シグネチャコードって何?

シグネチャコード(シグネチャ)はマルウェアを特定するためのパターンのことです。具体的には、マルウェアの「プログラムの特定部分」だったり「ファイル全体のハッシュ値」だったりします。

例えるなら、マルウェアの「指紋」や「DNA」のようなものです。他の正常なファイルとは異なる独特の特徴を持っています。

どうやってマルウェアを検出するか

大きく2つのステップに分かれています。

  1. シグネチャデータベースの作成
  2. ファイルスキャン

シグネチャデータベースの作成

まず、セキュリティ研究者や分析者が、新たなマルウェアを解析し、シグネチャコードを抽出します。これらをデータベースに登録し、我々のPCに定期的に配信されます。

警察が犯罪者の顔写真や指紋をデータベースに登録するようなものです。新しい犯罪者(マルウェア)が見つかるたびに、その顔写真(シグネチャ)が登録され、我々のPCに送られてきます。

なお、シグネチャデータベースはパターンファイルとも呼ばれます。

ファイルスキャン

ウイルス対策ソフトウェアは、我々のPCにあるファイルをスキャンします。この際に、ファイルのデータがシグネチャデータベース内のシグネチャと一致するか照合します。

  • 一致した場合
    そのファイルはマルウェアと判断され、警告が示されます。

  • 一致しない場合
    既知のマルウェアとは判断されず、正常なファイルとして扱われます。

シグネチャコードによる検出の弱点

すでにピンときた方もいるかもしれませんが、この方法では既知のマルウェアしか検出できません。まだ発見されていない新種のマルウェア(ゼロデイマルウェア)には対応できないという弱点があります。

現在のウイルス対策ソフトウェアでは、シグネチャコードによる検出に加えて、ファイルの挙動からマルウェアを判断するヒューリスティック分析振る舞い検知などの技術も組み合わせています。

最後に

生成AIに例えてもらいながら勉強すると、理解度がグッと上がりますね!

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