1.はじめに
みんなで新人を応援しよう(育てよう!)というイベントを見て、ふと思い出したことがあります。
自分の新人時代のことです。
社会人1年目の頃は、毎日なんとなく不安でした。
正直、仕事に行くのもしんどい日が多かったです。
研修では、周りとの差を感じて、なぜか萎縮。
配属後は、うまくいかず、空回り。
今振り返ると笑える話もありますが、当時はかなりしんどかった記憶です。
なんだかんだ辞めずに続けましたが、「よく続いたな…」と思うこともあります。
今回は、そんな新人時代のうまくいかなかった話を、振り返ってみます。
当時の気持ちをそのまま書いているので、読みづらい部分があるかもしれません。
その点は、温かい目で見ていただけると嬉しいです。
2.当時の自分
まずは、当時の自分がどんな状態だったかを少しだけ書いておきます。
振り返ると、あまり胸を張れる状態ではありませんね…
- 学生時代は真面目に勉強していたわけではなく、遊びを優先
- 情報系の学科を卒業
- 入社前に人事の方から案内があり、IT パスポート試験には合格
入社後はシステムエンジニアとしてのスタートでしたが、IT の基礎理解はかなり浅い状態でした。
書いていて思い出しましたが、入社式に向かう移動中も、当時やっていたスマホゲームのイベントをずっとやっていました笑
そういう状態で、社会人をスタートしています。
- IT の基礎理解は浅い
- 入社当日まで社会人の実感がない
- 周り(同期)がなんとなく、すごく見える
※生成 AI に当時のシーンを描いてもらいました。社会人になるにつれて表情がこわばっていく感じはよく捉えられている一方で、指の本数はなかなか安定しませんでしたが、それも含めて味があるのでそのまま載せています。
3.社会人1年目で特にしんどかったこと
社会人1年目を振り返ると、うまくいかないことが多かったですが、特に記憶に残っているのは、この2つ。
- 研修で萎縮したこと
- 配属後、うまく動けなかったこと
どちらも当時はかなりしんどくて、「自分は大丈夫なのか」と不安になるきっかけでした。
3-1.研修で萎縮した話
まずは、研修での話です。
研修では、グループワークの時間がありました。
同じテーマについて、限られた時間で全員が同じ内容を一斉に読み、そのまま意見を出し合い、最後にまとめて発表するような形式です。
テーマが出て、資料を読んで、「じゃあ話していこうか」となった瞬間、頭が真っ白に。
何か考えようとしても、うまくまとまらない。
言葉にしようとすると、余計に出てこない。
周りは普通に会話が進んでいて、意見が出て、それに対して別の意見が返って、また広がっていく。
その流れについていけない感覚でした。
周りがなんとなくすごく見えて萎縮してしまい、そのことに意識が取られて、ほとんど発言できずに終わることもありました。
3-2.配属後、うまく動けなかった話
研修が終わり、配属されてからは、また別のしんどさがありました。
実際の業務に入ると、何をしているのかがよくわからない。
会話の中に知らない言葉が出てきて、ついていけない感覚でした。
説明を聞いているときは「なんとなく分かった気がする」のに、いざ自分でやろうとすると、手が止まる。
何から手をつければいいのか分からない。
考えているうちに時間だけが過ぎていく。
先輩に聞こうとしても、「こんなこと聞いていいのか」と迷ってしまう。
結果的に動けないまま時間が過ぎて、あとから「それなら早く聞いてくれて良かったよ」と言われる。
研修とは違う意味で、「自分は大丈夫なのか」と思うことが増えていきました。
4.今振り返って思うこと
ここまでは、当時しんどかったことをそのまま書きました。
「うまくいかない自分に焦る → 落ち込む → なんとか耐える → 不安を抱えたまま次の日へ」。
そんな毎日の繰り返しだった気がします。
今振り返ってみると、しんどかった理由は「自分の能力が足りなかったから」というよりも、この3つが重なっていたからだと思います。
- 萎縮していたこと
- 基礎知識が不足していたこと
- 業務の型を持っていなかったこと
この3つが揃っていない状態でうまくいかないのは、ある意味当然だったのだと思います。
ここからは、それぞれについてまとめてみます。
4-1.萎縮していたこと
研修のときのように、周りがすごく見えて、萎縮してしまう場面。
これは新人以降も、しばらく何度もありました。
実際に働く中でも、たとえばこんな人たちと出会います。
- 一を聞いたら十理解できる人
- 分かりやすく説明できる人
- 技術を深く理解している人
- リーダーシップを発揮して場を回せる人
- 調整や管理、スケジューリングができる人
そういう人たちと一緒に仕事をすると、「自分はどうしよう」と萎縮してしまうこともありました。
ただ、後になって気づいたのは、人には得意な部分と、そうでない部分があるということです。
たとえば、このように違いがあることが多いと感じました。
| 見えている姿 | 実際の一面 |
|---|---|
| 一を聞いたら十理解できる人 | 自分の理解は早いが、相手に説明するには時間がかかることもある |
| 分かりやすく説明できる人 | 説明は分かりやすいが、技術の細かい部分までは踏み込めないこともある |
| 技術を深く理解している人 | 技術は深く理解しているが、全体の進行や周囲との連携には意識が向きにくいこともある |
| リーダーシップを発揮して場を回せる人 | 周囲のことを意識し、場を回せるが、細かい部分の詰めまでは手が回らないこともある |
| 調整や管理、スケジューリングができる人 | 細かな調整や管理、スケジューリングはできるが、個々の気持ちに寄り添う余裕がない場面もある |
整理してみると、全部できる人は、ほとんどいないということです。
そう思えるようになってからは、「自分は何ができるか(これからできるようになりそうか)」に少しずつ目を向けられるようになりました。
また、仕事は一人で完結するものではなく、チームで進めることがほとんどです。
説明で前に立つ人もいれば、技術で裏側を支える人もいる。リーダーシップを発揮して場を引っ張る人もいれば、管理で全体を支える人もいます。
それぞれの得意な部分を活かして、チームとしてゴールに向かえればいいのだと思います。
そう考えられるようになってからは、周りと比べて萎縮することは少なくなり、自分なりにパフォーマンスを発揮できるようになっていきました。
もし今、周りと比べてしんどくなっているなら、その人の「すごい(できる)部分だけ」を見てしまっているのかもしれません。
4-2.基礎知識の不足と、業務の型を持っていなかったこと
配属後、うまく動けなかったことも、当時は「自分がダメだから」と思っていました。
でも、振り返ってみると、理由はシンプルでした。
①基礎知識が不足していたこと
前提となる知識が浅かったので、業務についていけないのは、ある意味当然でした。
基礎知識の重要性は、過去の失敗や普段の業務の中で気づきました。
そのときに実践した内容は、こちらの記事でも少し触れています。
| 記事 | 得られる内容 |
|---|---|
| 「今日ネットワークめっちゃ重くない?」の真犯人は私だった話 | 当時の失敗と基礎知識の重要性に気づいたきっかけ |
| IT 知識ゼロから始める Azure 学習(勉強)の進め方 | 実際にどのように基礎知識を補強したか(学び方・工夫) |
②業務の型を持っていなかったこと
先輩や上司との関わり方がよく分からず、どう聞けばいいのか、どのタイミングで相談すればいいのかも曖昧。
その結果、分からないことがあってもすぐに聞けず、一人で抱え込んでしまい、手が止まることが多かったです。
今振り返ると、「何が分からないのか」を自分で整理できていなかったことが大きかったと感じています。
つまり、「どう進めればよいか」という自分なりの型を持っていなかった状態でした。
その一例が、「どこまで理解していて、どこから分からないのか」を整理してから質問することです。
一見シンプルですが、それだけでも少しずつ会話がしやすくなっていきました。
今回は先輩や上司への相談に焦点を当てていますが、このように、各業務の中で自分なりの型を見つけ、実践し、改善していくことが大切だと感じています。
5.おわりに
当時は、本当にしんどいことが多かったです。
でも今思うと、それにもちゃんと理由があったのだと思います。
もし、当時の自分に一言かけられるとしたら、こう伝えたいです。
今うまくいかないのは、まだ準備が揃っていないだけだよ
人にはそれぞれ得意な部分がありますし、何でも全部できる人は、ほとんどいません。
環境によってはそうもいかない場面があるのも事実ですが、それでも自分なりのペースや得意な部分を見つけていくことは大切だと思います。
新人のうちは、分からないことや、うまくいかないことがあって当然です。
もし今、「自分もうダメかも」と感じている方がいれば、少しでも「まぁ大丈夫か」と思えるきっかけになれば嬉しいです。
自分の状態を少し言葉にしてみるだけでも、見え方が変わることがあります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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