6
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

ESTK(Adobe ExtendScript Toolkit)でIllustratorのオブジェクトと対話する

Last updated at Posted at 2018-03-14

説明想定

Illustratorとjavascriptの基本は抑えているけど、制御したいオブジェクトの調べ方がわからないってヒト。

そもそもESTKとは

  • コードの実行
  • デバッグ
  • コーディング

とかできる、アドビ謹製のツールです。ダウンロードはAdobe Creative Cloudデスクトップ経由で行えます。
creativecloud.jpeg

エディターとしての機能は貧弱なため、コーディングには使いづらいのが正直なところ。私はオブジェクトの調査、デバッグ、デバッグ後のちょっとしたお直しなどで使用してます。

ESTKでオブジェクトを調べる

テキストフレームオブジェクトを例にした説明:

  1. ESTK立ち上げ
  2. 次のコードをESTK入力
var a = app.activeDocument.selection;
$.bp();

// 以下は説明
// 一行目
// app(オブジェクト):Illustratorアプリケーション
// activeDocument(オブジェクト):アクティブになっているドキュメント
// selection(オブジェクト):選択中の内容

// 二行目
// $(オブジェクト):デバッグ/情報出力用のオブジェクト
// bp(メソッド):ブレークポイント
  1. ESTK左上のプルダウンで"Illustrator"を選択
    WS000001.jpeg

  2. 調べたいデータをIllustratorでオープン

  3. 調べたいオブジェクトを選択
    selectObj.jpeg

  4. ESTKのツールバーメニュー [ ウィンドウ > データブラウザ ]を選択

  5. ESTK右上にある▶ボタンでスクリプトを実行
    WS000001 - コピー.jpeg

とすると、ブレークポイントで処理がサスペンドし、データブラウザにIllustratorオブジェクトの一覧が表示されます。
WS000000.jpeg

+ボタンをマウスでクリックすると、オブジェクトの内容を掘り下げることができます。
選択しているのは[TextFrame]というオブジェクトです。その下にプロパティやらメソッドがいっぱいぶらさがっています。

browse.jpeg

Illustratorオブジェクトの詳細を知るには公式リファレンスが便利です。

6
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?