まずはできること、できないことの確認
このライセンスは、会社のメールドメイン外のユーザー向けです。外部ユーザー (顧客ともいう) は、顧客を許可する Chatter グループに招待されます。顧客は、招待されたグループでのみ情報にアクセスでき、そのグループのユーザーとのみ会話できます。Chatter オブジェクトやデータにはアクセスできません。Chatter External ユーザーはユーザープロファイルを表示できますが、編集することはできません。
できること | 通常のユーザ(ライセンス問わず) | Chatter Free | Chatter External |
---|---|---|---|
システム管理者での 代理ログイン | 〇 | × | × |
自身がメンバーとなっている Chatterグループへの投稿 | 〇 | 〇 | 〇 |
Chatterタブ内での「会社の注目」の投稿内容 | 〇 | × | × |
自身のユーザ画面からの投稿(図1) | 〇 | 〇 | × |
「人」タブに表示されるユーザ | 全てのユーザ | 全てのユーザ | メンバーとなっているChatterグループのユーザ |
メンションできるユーザ | 全てのユーザ | 全てのユーザ | 全てのユーザ |
レコードの閲覧 | 〇 | ×(※一部例外あり) | × |
レコードからのメンション | 〇 | 〇 | 〇 |
Chatterグループ内での マネージャ(Admin)の付与 | 〇 | 〇 | 〇 |
該当ユーザをフォローする | 〇 | 〇 | × |
Chatter Freeユーザには、「会社の注目」が見ており、このタブから「社内のやり取り」が見えてしまいます。
Chatter Extarnalユーザは、「会社の注目」がない分、「社内のやりとり」見えません。
ただ懸念点として、「人」「グループ」タブのリストビューから、閲覧させたくない社内のユーザの情報等も見える可能性があるので、アプリケーションランチャーでも表示されないようタブの非表示の制御等も行うことを推奨いたします。
(この環境はSalesforce Chatterのアプリはデフォルトのままです。)
関連資料
- Chatterプロファイルからレコードタイプを削除
- Experience Cloud コミュニティユーザーは Experience Cloud 上で Chatter グループを共有できますが、Salesforce 内部の Chatter グループは共有できないと思います。
- Chatter から Salesforce へユーザライセンスを変更する方法
システム管理者は、Chatter Free、Chatter External、または Chatter Only ライセンスで割り当てられたユーザを、ユーザの詳細ページからいつでも標準の Salesforce ライセンスに変更することができます。
Customer Community、Customer Community Plus、および External Identity ライセンスを使用している場合は、Experience Cloud サイトが属する Salesforce 組織内でユーザ名が一意である必要があります。
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- Customer Community または Partner Community と Customer Community Login または Partner Community Login ライセンス間
- Customer Portal または Partner Portal と Customer Community または Partner Community ライセンス間
この変更にはシステム管理者の作業が伴い、新しいユーザーレコードの作成が必要です。
- Customer Community と Customer Community Plus ライセンス間
Customer Community Plus ユーザーが使用可能な高度な共有オプションを Customer Community ユーザーも使用できるようにしていることを確認してください。
具体的な設定例
チャッター投稿の詳細をキャプチャし、特定の種類のユーザーや投稿の通知を抑制するフローを考えています。
または、内部ユーザーのみがアクセスできるプライベートChatterグループを作成し、フローを使用してそこに更新を投稿すると、外部ユーザーにはこれらの投稿に対する内部コメントが通知されません。