テクサポ 日本 7月12日 12:55 の記事の転載です。
個別に記事に直接アクセスできないので...
「メールアドレス以外の項目が表示されません!」
「Pardot フォーム項目に他の人の情報が表示されてしまいます!」
基本的にこのような動作の背景には、
フォーム送信を行うブラウザの Cookie 情報と Pardot のプロスペクト情報が紐づいている
ことが多くあります。
※ “Cookie” とは、デバイス ( PC やスマートフォン等の端末) のブラウザに対して発行・保持される「訪問者の情報」のことです。
メールアドレス以外の項目が表示されない
原因
Pardot フォーム設定の [詳細] タブの画面にて、
[すでに入力されていても常に表示する] という項目のオプションが無効になっている 場合に発生します。
(例) フォーム 項目X の [すでに入力されていても常に表示する] が "無効" の場合
- Pardot 上にプロスペクトA が登録されている (例: プロスペクト項目X の値は “A” )
- プロスペクトA が、自身に紐づく Cookie が保存されているブラウザ上から、Pardot フォームにアクセスする
- Pardot フォーム上には、項目X 自体が表示されていない
▼ [すでに入力されていても常に表示する] が "無効" のフォームの表示
※ メールアドレス項目はデフォルトで有効になっており、無効にはできません。
以上のように、対象の項目の値が既に Pardot 上に記録されている場合、
Pardot フォーム上には、その項目自体が表示されない動作となります。
フォームを表示するときにすべての項目が表示されないのはなぜですか?
対応策
「すでに入力されていても常に表示する」を有効化することで、 Pardot 上で既に値が登録されている項目も、フォーム上に毎回表示される動作になります。
▼ [すでに入力されていても常に表示する] が "有効" のフォームの表示
Pardot フォーム項目に他の人の情報が表示されている。
原因
フォームへアクセスしたブラウザの Cookie 情報が既存のプロスペクトと紐づいている場合、フォーム項目には、既存のプロスペクトの情報が表示されます。
このフォームの仕組みにより、以下の動作に繋がるケースがあります。
(例) Pardot メール内のフォームの URL を 第三者 がクリックした場合
- Pardot 上にプロスペクトA が登録されている (プロスペクト項目X の値は "A" )
- 既存プロスペクトA 向けのフォームのトラッキングリンクをメール転送など何らかの形で第三者へ共有する
- 第三者 が共有されたフォームのトラッキングリンクをクリックする
※ この時点で、プロスペクトA をトラッキングするための URL をクリックすることになり、第三者 によりリンククリックしたブラウザの Cookie 情報がプロスペクトA に紐づきます。
4. ) Pardot フォームにて他の人 (プロスペクトA) の情報 (項目X の値は "A") が表示される
【フォームに他人の情報が入力されているのはなぜですか?】
なお、そのフォームをプロスペクトA ではない人が送信すると、
A に紐づく Cookie 情報 (ビジター情報) が、フォームを送信したプロスペクトBに紐づくことになり、Pardot に記録されているプロスペクトA の過去の Web 上のアクティビティ (フォーム送信や Web サイト訪問 等) がプロスペクトB のアクティビティとして記録されることになります。
このように Cookie 情報 (ビジター情報) の紐づき先が変更されることを、 「ビジターの関連付けの変更」と呼びます。
対応策
以下 2 つの方法で、"フォームに他の人の情報が表示されることを防ぐ" ことができます。
-
フォームを キオスク/データエントリーモードに設定
(※ 設定: Pardot フォーム編集画面 > [デザイン] ステップ > [詳細] タブ)
フォームへアクセスした際に、訪問者 (ビジター) に対して Cookie を発行しないようにする設定です。 -
AddThis コネクター を使用
Pardot メール内に共有用のボタンを追加し、トラッキング対象外のメールとして、 転送することができるようになります。
また、以下の方法では "「ビジターの関連付けの変更」を防ぐ" ことができます。
- フォームに [あなたのログイン名ではありませんか?] リンクを設置
(※ 設定: Pardot フォーム編集画面 > [デザイン] ステップ > [詳細] タブ)
第三者がフォームにアクセスし、他の人の情報が表示されている場合、 [あなたのログイン名ではありませんか?] リンクをクリックすることで、 その時点で発行されている Cookie 情報を削除することができます。