基礎的なところではありますが、
EC2でWebサーバ用のインスタンスを立てる手順を紹介致します。
AWSアカウントの登録手順は、ここでは省きます。
インスタンスを立てる
下記リンクから、"AWS マネジメントコンソール"にログインします。
http://aws.amazon.com
赤丸の箇所からログイン可能です。
ログイン後、リージョンを東京にしておくことをおすすめします。
この設定は、どの地域のデータセンターを利用するか、というものです。
日本からアクセスするなら、国内のほうが当然、高速に通信できます。
（インスタンスの価格が地域によって少し異なったりと、
場合によって別リージョンが適している場合もあります。）
左上にある、EC2をクリックしてください。
左のメニューから、”インスタンス”を選択し、
その後、”インスタンスの作成”ボタンをクリックしてください。
次の画面は、”マシンイメージの選択”です。
いろいろな仮想方式とOSの組み合わせがありますが、
今回はAmazon Linux AMI(HVM)を選択します。
その後、インスタンスタイプを選択します。
今回は、一番安い”t2.micro”を利用します。
とりあえずインスタンスを立てるだけなら、”確認と作成”をクリックして完了してもよいのですが、今回はそれなりにWebサーバとして最初から利用可能なインスタンスを作成するために、詳細も設定していきます。
詳細設定では、サブネットと削除保護、モニタリングの設定を変更します。
サブネットでは,"ap-northeast-1a"を選択しました。
"ap-northeast-1c"でも、どちらでもよいですが、
その他のインスタンス（例えばRDSなど）と共通したサブネットを利用したほうが、最適化されているといえます。
削除保護は、誤操作によるインスタンス削除から、保護する設定です。
モニタリングは、AWS CloudWatchで、CPU利用率などの情報を見るために設定します。
その次の”ストレージの追加”では、特にデフォルトから変更していません。
その次の”インスタンスのタグ付け”では、Nameとして、わかりやすい名前をつければ良いと思います。（適宜）
その次は”セキュリティグループの設定”です。
これは、どこで、どのようにアクセスされるのか、考える必要があります。
とりあえず、セキュリティグループ名と説明には、わかりやすい名称・説明を記述します。
今回は、サーバの操作のためSSHと、ウェブサーバとしての利用を考え、HTTPとHTTPSを開放する設定をします。
SSHはデフォルトで設定されているので、画面左下”ルールの追加”ボタンを押し、
タイプからHTTP,HTTPSを選択してください。
送信元として、今回はすべてのルールで”任意の場所”を選択しています。
実際は、SSH接続するIPアドレスが限られているなら、そのIPアドレスを指定すべきです。
また、特定のIPアドレスにだけHTTPアクセスを許可したい、ということもあるでしょう。
そのような場合は、開発拠点で固定IPアドレスなど取得して、送信元を”カスタムIP”変更する必要があります。
次は確認画面です。
設定内容に間違いがないことを確認し、作成を押します。
初回であれば、SSH接続用のキーペアが存在しないので、
新しいキーペアを作成し、キーペアをダウンロードをする必要があります。
"キーペアのダウンロード"後、"インスタンスの作成"ボタンをクリックしてください。
しばらくすると、インスタンスの作成が完了します。
先ほどダウンロードしたキーペアを利用して、SSH接続を試してみてください。
（デフォルトのログインユーザ名は、"ec2-user"です。）