目的
オフラインのWindowsとLinuxの両方でデータをやり取りするリムーバブルディスクのセキュリティのためのソフトウェアとして、Cryptomatorを利用することとした。
環境
- Windows 10 (64 Bit)
- Linux
- Ubuntu 14.04 LTS
- USBメモリ
- ファイルシステム: exFAT
手順
Windows 10での手順
- Windows 10にCryptomator for Windows Version 1.3.4 (64 bit)をインストールした.
- Cryptomatorを開き,「+(ここをクリックして金庫を追加)」をクリックし,「新しい金庫を作成」を選択した.
- ファイル選択画面でUSBドライブを開き,何も選択していない状態で金庫フォルダの名前を付けて保存した.(アルファベットで名前を付けたが良いかも)
- パスワードを設定し,金庫の作成をクリックした.
- 一度Cryptomatorを閉じた.
- 今の状態はUSBドライブに金庫フォルダが作成されており,中に暗号化されたよくわからない名前のファイルとフォルダが入っている状態.
- 再びCryptomatorを開き,先程作成した金庫フォルダを選択した.パスワードを入力して,金庫を解錠させた.
- PCのネットワークドライブとして,金庫ファイルの名前が付いた場所が開けるようになった.
- 適当な画像ファイルを入れて,Cryptomatorで金庫の施錠を行った.
- 金庫フォルダの名前が付いたネットワークドライブはなくなり,暗号化された金庫フォルダだけが残った.
- USBメモリを抜いた。
Ubuntu 14.04 LTSでの手順
- USBメモリをUbuntu PCに刺した。
- Ubuntu 14.04 LTSにCryptomator for Linux Version 1.3.2 (64 bit)をインストールした。
- 下記の上段を端末で実行した。
- Cryptomatorのホームページから64bit用の.debパッケージをダウンロードした。(Ubuntu 14.04 LTSが古いため?)
- .debがあるディレクトリで下記の下段を端末で実行した。→menuにCryptomatorのショートカットが追加された。
sudo add-apt-repository ppa:sebastian-stenzel/cryptomator
sudo apt-get update
sudo dpkg -i cryptomator-1.3.2-amd64.deb
- Cryptomatorを開き,「+(ここをクリックして金庫を追加)」をクリックし,「既存の金庫を開く」を選択した.
- USBドライブの中の金庫フォルダの中にある、「masterkey.cryptomator」を開いた。
- Windowsで設定したパスワードを入力し、解錠した。
- Windowsと同様に、ネットワーク上の場所に金庫フォルダの名前がついたネットワークドライブが現れ、Windowsで入れた画像ファイルが確認できた。