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エクセルのスピルについて

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一般的なスピルの意味

まず最初にこの一般的なスピルの意味とは「こぼす」「投げ出す」「あふれる」等の意味があります。

エクセルのスピルについて

ひとつのセルに入力した数式の結果が隣接するセルに自動的に展開される機能だそうです。
つまり起点となるセルにのみ数式を入れることで指定した範囲、または指定したセルと同じ行(列)に自動的に値が入ります。

この機能はExcel 2019やExcel 365で利用可能です。

スピルが使える追加された関数

調べたところ以下の6つがあるそうです。
(XLOOKUP関数は追加ではありませんが応用できるものなので追加で入れました)

  • SEQUENCE関数
  • RANDARRAY関数
  • SORT関数
  • SORTBY関数
  • UNIQUE関数
  • FILTER関数
  • XLOOKUP関数

SEQUENCE関数

=SEQUENCE(行数, 列数, [開始値], [増分])
行数×列数の表領域を起点(左上)に開始値が入り、右下に向かって増分増えていきます。
image.png

RANDARRAY関数

=RANDARRAY(行数, 列数, 最小値, 最大値, 乱数の種類)
行数×列数の表領域に最小値最大値の値がランダムに入ります。
値は乱数の種類(整数、実数(小数点有))で入ります。
image.png

SORT関数

=SORT(範囲, 基準, 順序, データの並び)
並び替えたい範囲を指定し、並び替えたい基準列(または行)をデータの並び(行, 列)方向に順序(昇順, 降順)で並び替えるものです。
image.png

SORTBY関数

=SORTBY(範囲, 基準1, 基準1の順序, [基準2, 基準2の順序], ..., [基準126, 基準126の順序] )
並び替えたい範囲を指定し、並び替えたい基準1の列を基準1の順序(昇順, 降順)で並び替えるものです。
基準2, 基準2の順序…とある場合はさらにその基準2基準2の順序(昇順, 降順)で並び替えを行います。
(3以降も同様です)
image.png

UNIQUE関数

=UNIQUE(範囲, 検索方向, 回数)
範囲検索方向回数(1回のみ、1回以上)出るデータを取り出せます。
image.png

FILTER関数

=FILTER(範囲, 条件, [一致しない場合の値])
範囲を指定し、その中から条件に合うものを取り出します。無い場合は一致しない場合の値を表示します。
image.png

XLOOKUP関数

=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード])
検索値検索範囲から一致モード(完全一致, 近似一致)で検索モード(先頭から, 末尾から)順に検索し、戻り範囲の値を取り出します。
無い場合見つからない場合の値を返します。
image.png

最後に

使うのが難しそうですが、いざ使えるようになると便利そうなものばかりですね。

今後AIを使った関数(COPILOT関数)も正式に登場してくるようなのでそちらも興味があれば追ってみるのもよさそうですね。

参考

https://www.moug.net/tech/exopr/0091008.html
https://dekiru.net/article/22297/
https://exceljoshi.cocoo.co.jp/media/excel-spill

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