※2024/08/18 追記
仮想環境ってそもそも何?
ロボット開発やプログラミングにはよくUbuntuが使われます.その理由は,使い勝手の良さとか色々あるらしい.しかし,UbuntuはLinux OS上でしか動作しない!
では,UbuntuをWindowsユーザが利用したいときはPCを2台持ちするしかないのか?Windows一台でどうにかするための方法が仮想環境です.
仮想環境には以下の3種類あり,それぞれに利点と欠点があります.私はそれを知らずに適当に選んだ結果,途中で使えないことが判明して再構築...3種類全てを経験してしまいました.
- VirtualBox
- WSL
- Docker
ここでは,その反省を踏まえ,私の独断と偏見に基づき各環境の違いを説明していきます.「やりたいことはあるけど,どの環境を使えばいいのかな...?」と悩んでいる人の記念すべき第一歩の助けとなれば幸いです.
Virtual Box
使用しているPCに仮想環境を構築して、他のOSをインストールすることができる仮想化ソフト.たとえばWindows環境でMacやLinuxなど複数のOSを切り替えて使用することが可能となる.
メリット |
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デメリット |
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WSL(Windows Subststem for Linux)
Microsoftが提供するWindows上でLinuxを利用できる機能.LinuxからのシステムコールをWindows APIに変換して使う.
メリット |
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デメリット |
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Docker
Virtual boxとWSLとは異なるシステム構成から成るシステム(難しいことは割愛).Chromeなどのウェブアプリケーションを使って起動することで,CUIもGUIも簡単に利用できる.WSLとコラボするやり方もある.
メリット |
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デメリット |
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まとめ
どれにも一長一短あるが,実際にロボットを動かしたい!のなら,VirtualBox>>WSL.
Dockerはセンサ接続やssh接続が出来ないので,シミュレーションやコーディング,プログラミング勉強など,実機を動かさないときに使うべき!(初期設定地獄が避けられるので,初心者には非常におすすめ)