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AWS Lambda を C# で書いてみる(VisualStudio 2017/2019編)

Last updated at Posted at 2020-10-24

はじめに

このドキュメントは AWS Lambda を C# で記述するための手順です。

コードエディットやパブリッシュには Visual Studio を使用します。

開発・実行環境準備

VisualStudio プラグイン

開発者ガイドのAWS Toolkit for Visual Studioを参考に、Visual Studio の拡張機能をインストールします。

プロジェクト作成

Visual Studio の「ファイル」メニューから「新規作成」を選択し、「プロジェクト」を選択します。

「新しいプロジェクト」ウインドウで [AWS Lambda] ツリーを選択し、

「AWS Lambda Project(.NET Core - C#)」 を選択します。

プロジェクト名と保存場所は適宜入力します。

「New AWS Lambda C# Project」ウインドウでは、サンプルアプリケーションのコードを選択することができます。

ここでは、最低限のコードが記述されている [Empty Function] を選択し、「Finish」ボタンをクリックします。

開発とデプロイ

コード記述

このままでも動作するかと思いますが、念のため引数の型を変更します。

//
// 修正前(プロジェクト作成デフォルト状態)
//
    public string FunctionHandler(string input, ILambdaContext context)
    {
        // 引数で受け取った文字列を大文字にして返す
        return input?.ToUpper();
    }
//
// 修正後
//
    public string FunctionHandler(object input, ILambdaContext context)
    {
        // 受け取った引数をログに出力
        context.Logger.LogLine($"Arg : [{input}]");
        // OK という文字列を返す
        return "OK"; //input?.ToUpper();
    }

デプロイ設定

認証情報の準備

Visual Studio から パブリッシュするための認証情報を AWS コンソールから取得します。

AWS コンソール右上のメニューから「ユーザ名▼」を選択し、「マイセキュリティ資格情報」を選択します

[IAM Management Console] (セキュリティ認証情報)画面で、「アクセスキー(アクセスキー IDとシークレットアクセスキー)」を開きます。

「新しいアクセスキーの作成」ボタンをクリックしアクセスキーIDを発行します。

[アクセスキーの作成]ダイアログが表示されたら、[アクセスキーID]と[シークレットアクセスキー]を控えておきます。

デプロイ

Visual Studio のソリューションエクスプローラで、プロジェクトを右クリックし「Publish to AWS Lambda...」を選択します。

[Upload Lambda Function]ダイアログで、「Account profile to use:」のドロップダウン右にあるアイコンをクリックします。

アップロードするためのユーザを追加する画面で以下の項目を入力します。

  • Profile Name:任意
  • Storage Location:Shared Credentials File
  • Access Key ID:認証情報の準備で控えたアクセスキーID
  • Secret Access Key:認証情報の準備で控えたシークレットアクセスキー

入力がおわったら「OK」ボタンをクリックします。

再び[Upload Lambda Function]ダイアログで、「Function Name」に作成する Lambda関数の名前を入力します。
入力したら「Next」ボタンをクリックします。

[Advanced Function Details]ダイアログでは、以下の項目を入力します。

  • Role Name:「New role based on AWS managed policy: AWSLambdaExecute」
  • Memory(MB):「128」

入力がおわったら「Upload」ボタンをクリックします。

これでデプロイは完了です。

テスト

Visual Studio でテスト

デプロイが完了すると、Visual Studio に、作成した Lambda 関数をテストするためのタブが表示されます。

赤い枠のテキストエリアに入力された文字が、Lambda関数の引数として渡されます。

「Example Requetes:」ドロップダウンでは、AWS で接続可能なサービスからの引数サンプルを選択することもできます。

引数の設定が完了したら「Invoke」ボタンをクリックします。

実行結果が、右側のペインに表示されます。また、タブ下部のペインには実行ログが表示されます。

AWS Console でテスト

[AWS Console]から「Lambda」を選択すると、Visual Studio でデプロイした関数が表示されます。

関数名をクリックし詳細画面を表示した後、右上の「テスト」ボタンをクリックします。

[テストイベントの設定]ダイアログが表示されるので、以下の項目を入力します。

  • 新しいテストイベントの作成を選択
  • イベント名:保存するテストパータンの名称
  • 下部テキストボックス:関数に引き渡すテストデータ

入力が終ったら「作成」ボタンをクリックします。

再び「テスト」ボタンをクリックすると関数のテストが実行されます。

テストの実行結果が画面に表示されるので「詳細」をクリックします。

下記キャプチャの、上側の赤枠が関数の戻り値。OKを返していることがわかります。

また、下側の赤枠には関数のログが出力されますが、テストデータとして渡した引数がログに出力されていることが確認できます。

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