はじめに
AWSが開催しているキャンペーンに参加してみました!
「Amazon Q CLI でゲームを作ろう Tシャツキャンペーン」
自然言語で指示するだけで、想像以上にしっかりしたゲームが完成して驚きました。
作ったゲームの概要
- タイトル:Jumping Bunny
- ジャンル:2Dジャンプアクションゲーム
- 技術構成:Amazon Q CLI、Python(Pygame)
- 特徴:ひたすらジャンプして上へ!足場はランダム生成、登るほどに背景が変化!
Amazon Q CLIとは?
Amazon Q CLIは、自然言語で開発の指示ができるAIツールです。
たとえば、
- 「ジャンプできるキャラを作って」
- 「ランダムで障害物を出して」
- 「背景を変化させて」
といった指示だけで、どんどんゲームを形にしてくれます。
開発プロセス
細かい設計から入るのではなく、まずはAmazon Q CLIと相談しながら、段階的に機能を追加していく形で進めました。
1. 基本構造の作成(+ちょっとしたハプニング)
まずは、ゲームのベースをAmazon Q CLIに作ってもらいました。
pygameを使用したゲームを作りたいです、基本的なゲームの構造を作成してください。
・どんどん上に登るゲームです
・シンプルな操作にしてください
・キャラクター、背景などもシンプルにしてください
・落ちたらゲームオーバーです
この指示で、以下のようなシンプルなゲームが完成しました。
画面には、青い四角形のプレイヤーと灰色のプラットフォームが登場。
さらにAmazon Q CLIが提案してくれた「スコア表示」「パワーアップ」「ジャンプ時のコメント表示」などの機能もそのまま採用しました。
ただし、最初の実行時になぜか開始直後にゲームオーバーになるという問題が発生。
そこでAmazon Q CLIに対して、
スタート直後に、すぐにゲームオーバーになってしまう問題を解決してください。
とだけ伝えたところ、自動的にデバッグ→原因を特定→修正までしてくれました。
原因は「ゲーム開始時、一番下の足場が生成されていなかった」こと。
つまり、開始直後にキャラが下に落ちてゲームオーバーになってしまっていたのです。
Amazon Q CLIはこれを認識し、最初にプレイヤーが立てる床を追加するよう修正してくれました。
こういった小さなバグも自然言語で解決できるのは、大きな魅力のひとつです。
2. キャラクターの実装
次に、キャラクターを実装してもらいました。
かわいいキャラクターにしてください。
この指示に対して、Qがいくつか候補を出してくれたので、その中から「ウサギ」を選んで採用。以下のような機能も自動的に実装されていました。
- 茶色の耳と白い尻尾があるウサギ
- ジャンプ時に耳がピンと立つアニメーション
- 移動方向に合わせた向き変更
- 足のアニメーション
3. 機能の追加
ここまででも十分遊べる内容でしたが、さらにAmazon Q CLIに提案してもらう形で機能追加を進めました。
このゲームの改善を考えてください。
この一言で、以下のような楽しい提案があり、いくつかを採用して実装してもらいました。
テーマ変更
スコアが上がるごとに、背景と足場の色が切り替わります。
たとえば:
- 「オフィス」:灰色と白
- 「麺類」:暖色系(ベージュなど)
- 「雲」:空色と水色 など
サウンドシステム
- ジャンプ、アイテム取得、ゲームオーバー時などに効果音が再生
- BGMも常時再生され、臨場感UP
登山メーター
- 画面左に縦の進行メーターを追加
- 上昇するごとにゲージが伸び、テーマの切り替わり位置も表示
4. GitHubにアップロード
最後に、GitHubへの公開もAmazon Q CLIが対応してくれました。
GitHubにアップロードしてください。
と伝えるだけで、GitHub CLIのインストールや初期設定も含めて完了。
リポジトリはこちらです:
https://github.com/Katohiro12/jumping-bunny
まとめ
Amazon Q CLIを使ったゲーム開発、かなり楽しかったです!
「まずはシンプルな構成 → 提案してもらって徐々に拡張」という流れで、気軽に開発を楽しめました。
ゲームづくりに慣れていない人でも、自然言語だけでここまでできるのはかなり驚きです。ぜひ試してみてください!


