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NX1P2(OMRON)とRCON,SCON(IAI)をEtherCATで動かす方法(通信設定編)

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Last updated at Posted at 2026-04-01

NX1P2(OMRON)とRCON,SCON(IAI)をEtherCATで動かす方法(通信設定編)

機器と時間があったので接続して適当に動かしてみました.

備忘録的な記録として残しますのでご参考までに.

関連記事

NX1P2(OMRON)とRCON,SCON(IAI)をEtherCATで動かす方法(通信設定編) ← 本記事

NX1P2(OMRON)とRCON,SCON(IAI)をEtherCATで動かす方法(モーション制御設定編)

NX1P2(OMRON)とRCON,SCON(IAI)をEtherCATで動かす方法(動作プログラム編)

機器構成

  • PLC(モーションコントローラ):NX1P2-1140DT (OMRON)
  • EtherCATモーションドライバ①(以降EMD1と表記):RCON-GW-ECM,RCON-PC-2 (IAI)

    (接続メカ:RCP6-SA4C-WA-35P-16-500-P5-S x2台)
  • EtherCATモーションドライバ②(以降EMD2と表記):SCON2-CG-SM-EC-0-1 (IAI)

    (接続メカ:RCS2-SA7C-I-60-16-400-T2-M)
  • EtherCATコントローラ(以降ECDと表記):SCON-CA-60IB-EC-0-2 (IAI)

    (接続メカ:RCS2-SA7R-I-60-16-400-T2-M-BL)

参考資料

配線・ケーブル接続

  • IAIコントローラへのEtherCAT配線

    IAIコントローラのEtherCAT接続コネクタは

    RCONはコネクタが上部にあって,正面パネル側がIN,DIN取付側がOUT

    SCON-CA,SCON2はコネクタが正面パネルにあって,下側がIN,上側がOUT

    となっている.

    今回は卓上での実験だから問題なかったが,盤に取り付けてからだと見づらいので注意が必要.

データ・ファイルの用意

EtherCATスレーブの立ち上げ準備

  1. EMD1,EMD2はIAIツールを使っての通信設定は不要.

    PCとの時刻同期と原点復帰のみ実施.
  2. ECDは今回フル直値モードを使用したので,IAIツールでパラメータNo.84を3に変更.ノードアドレスは上位から変更できるので変更せず.

    あとPCとの時刻同期を実施.

NX1P2の初期設定(IPアドレスの確認・変更)

NX1P2はPCとの接続がEthernetポートのみのため,NX1P2のIPアドレスを確認する必要があります.

  1. PCとNX1P2のEthernetポートを接続し,NX1P2の電源を入れる.
  2. スタートメニューのOMRONの項目からCommunications Middleware Utilitiesを選択し開いたフォルダのNetworkBrowserを開く.
  3. "Ethernet-Hub接続"を選択し"ブラウズ"ボタンをクリックするとネットワーク接続機器が表示される.

    表示されたNX1P2のIPアドレスを確認する.
  4. NetworkBrowserを閉じ,Sysmac Studioを立ち上げる.
  5. オンラインの"デバイスに接続"を選択し,接続設定の接続先IPアドレスにNetworkBrowserで確認したIPアドレスを入力し"接続"ボタンをクリック.
  6. メニューバーから"コントローラ"-"オフライン"をクリック.
  7. 左端ツリー表示から"構成・設定"-"コントローラ設定"-"内蔵EtherNet/IPポート設定"をダブルクリック.
  8. TCP/IP設定のIPアドレスを変更したいIPアドレスに設定し、メニューバーから"コントローラ"-"オンライン"をクリック.
  9. メニューバーから"コントローラ"-"転送"-"パソコン→コントローラ..."をクリック.(今回は192.168.250.10に設定)
  10. NX1P2のIPアドレスが変わったのでSysmac Studioの接続先IPアドレスを変更して再接続

EtherCAT通信設定

  1. メニューバーから"コントローラ"-"オフライン"をクリック.
  2. 左端ツリー表示から"構成・設定"-"EtherCAT"をダブルクリック.
  3. 表示されたノードアドレス|ネットワーク構成のMasterユニットを右クリックし,ESIライブラリをクリック.
  4. 開いたESIライブラリのインストール(ファイル)を選択し,接続機器のESIファイルを登録する.

    ※ESIファイルの登録がオンライン状態ではできなかった.
  5. メニューバーから"コントローラ"-"オンライン"をクリック.
  6. Msterユニットを右クリックし,"スレーブノードアドレス書込み"をクリック.
  7. EMD1,EMD2,ECD全て初期のノードアドレス現在値が"0"だったので,EMD1を"1",EMD2を"2",ECDを"3"に設定値に入力し,"書込み"ボタンをクリック.
  8. 書込み後,スレーブユニットの電源再投入が必要とのことで実施.
  9. Msterユニットを右クリックし,"実ネットワーク構成と比較・マージ"をクリック.
  10. "実ネットワーク構成に合わせる"をクリック,開いた警告メッセージも"合わせる"ボタンをクリック.
  11. メニューバーから"コントローラ"-"転送"-"パソコン→コントローラ..."をクリック.
  12. 開いた窓の"実行"をクリックし,警告メッセージに対して"はい"を選択.
  13. "正常終了しました"と表示されたら設定完了.
  14. EMD1がE001,EMD2がE002,ECDがE003として登録されました。

    image.png

PDO設定

PDO通信機能(Process Data Object communication function)による低遅延高速定周期に送受するデータの設定

  1. メニューバーから"コントローラ"-"オフライン"をクリック.

    (ことごとくオンライン編集させてくれない.私の使い方が間違っているのか?)

  2. 左端ツリー表示から"構成・設定"-"EtherCAT"をダブルクリック.

  3. E001を選択し,右側の"モジュール構成の変更"をクリック.

  4. 開いた"Node1:RCON-GW-ECM(E001)"画面内の"RCON MotionDriver(M1)"をクリックし,"PDOマッピング設定の編集"をクリック.

    image-2.png

  5. インデックス0x60FE01(Physical output)のPDOエントリ削除

    ※私はSDO方式のIAI独自原点復帰FBを使用するため削除が必要だが,PDO方式を使用する場合にはPDOエントリが必要とのこと.

  6. E001(EMD1)は2機分のモーションドライバが接続されているので,2機目(M2)も同様に設定.

  7. "Node1:RCON-GW-ECM(E001)"画面を閉じる.

  8. EMD2も同様に設定するため"ノードアドレス|ネットワーク構成"画面の"E002"を選択し,右側の"PDOマッピング設定の編集"をクリック.

  9. インデックス0x60FE01(Physical output)のPDOエントリ削除

DC同期設定

DC(Distributed Clock)とは,スレーブ機器ごとの通信遅延時間を加味してタイミングをとるためにMasterから送信される信号こと.

複数台での同期動作(2台組み合わせでの円弧動作など)が必要な場合には有効にする必要がある.

  1. "ノードアドレス|ネットワーク構成"画面の対象スレーブユニット(今回はE001およびE002)を選択.
  2. 右側の"DC有効"設定を"無効(Free Run)"から"有効(DC for synchronization)"に変更.

通信設定編は以上,モーション制御設定編へ続きます.

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