Javascriptの正規表現の概要と使い方
1.そもそも正規表現とは何か
正規表現とは、文字列にある特定の文字を取り除く操作や、特定の文字が入力されていることを確認するための技術です。
ex)あるHPでフォームに電話番号を入力する時
課題:「000-1234-1234」「00012341234」と電話番号を入力する際にハイフンの要不要が分からなくなる
問題:この違いによって、データベースでの管理などが煩雑になる
対策:上記の場合に、「-(ハイフン)」を取り除いたりすることでフォーマットを統一する必要がある
こういった場合に使うのが、正規表現です。
2.正規表現を使うケース
これは大きく分けると3種類あります。
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文字列の一部分を置き換えたい
電話番号の例のように、ハイフンを取り除きたい場合などです。 -
文字列が規定を満たしているか確認する
例えばパスワードが8文字以上になっているかを調べる時などです。 -
文字列の抽出をする
例えば、メールアドレスを入力した際に、ドメインを取り出したい場合などです。
3.正規表現を実現するためのメソッド
- replaceメソッド
「アリクイのいる動物園」を「シマウマのいる動物園」に変えたいとします。
var str = 'アリクイのいる動物園' str.replace(/アリクイ/, 'シマウマ'); =>'シマウマのいる動物園'
第1引数に置換したい文字列を、第2引数に置換後の文字列を指定します。
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matchメソッド
「マッコウクジラのいる水族館」という文字列に「マッコウクジラ」という文字列が入っているか調べます。
var str = "マッコウクジラのいる水族館" str.match(/マッコウクジラ/) =>["マッコウクジラ"]
このように、文字列が含まれている場合は、文字列を返します。
含まれていない場合の返り値はnullです。