前置き
- 以下記事が前段となっております。デバッガーが起動した状態で本記事をご確認ください。
- 今回はデバッガーが起動されている状態で、FFRPG(ILERPG)のプログラムのデバッグ実行をしたいと思います
環境前提(上記記事と同じ)
IBM i 前提
- IBM i 7.5 TR3
-
デバッガー起動に必要な前提PTF
- 5770SS1 のホスト デバッガー:
- SI83666,SI81035
- 5770SS1 のホスト デバッガー:
- IBM i上にJava8があること(Java11でも可)
/QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk80/64bit
VSCode前提
- IBM i Development Packがインストールされていること
- 内包されている拡張機能のバージョン
- Code for IBM i:v2.10.2 (pre-release)
- 内包されている拡張機能のバージョン
Code for IBMi設定前提
- 事前に接続するIBM i の設定が完了していること
デバッグ前準備②サンプルのPGM
- add10.rpgle
- CALL時のパラメーターに10を足してDSPLYする謎のPGM
**free ctl-opt dftactgrp(*no) main(main); //--------------------- // main処理 add10 // CALL PGM(コンパイルするLIB/ADD10) PARM((S (*CHAR 1)) (900 (*DEC 9 0))) // サンプルコード //--------------------- dcl-proc main; dcl-pi *N; #kubun char(1); #number packed(9:0); end-pi; if #kubun = 'S'; dsply subpro(#number); else; dsply '区分NG'; endif; end-proc; dcl-proc subpro; dcl-pi *n varchar(52); number packed(9:0); end-pi; dcl-s dsplay_message char(52); number = number + 10; dsplay_message = '返却結果:' + %char(number); return dsplay_message; end-proc;
1. IFS上にサンプルPGMソース(add10.rpgle)を作成 または アップロードをする
-
Code for IBM iの機能で直接ソース作成(IFSの任意のフォルダを右クリック>New Fileをクリック)&編集をしてもOK
-
SFTP拡張機能で、ローカルPCのフォルダからIFSへ自動Uploadするように設定する場合は以下記事をご参照ください
2. サンプルソースをコンパイルする
- コンパイルについても以下記事にございますので、ご参照ください
- 今回はKOINULIBにコンパイルした、という前提で進みます
3. デバッガーを開始する
- OBJECT BROWSERでコンパイル先のライブラリー一覧を表示し、add10.rpgleのPGMオブジェクトを選択
- 右クリックして、
Start Debugging
>Debug as Batch
を押下 - CALLコマンドを入力
- デバッガーが開始される
4. デバッグしてみよう
- 任意のステップにカーソルを合わせてダブルクリックして、ブレークポイントを設定
- 一番左の続行(F5でも可)を押下
おわりに
- 次はDB操作をするPGMでのデバッグ記事投稿がしたいのですが、躓き中です
- 環境のせいなのか、ソースのせいなのか、設定なのか悩み中…
- Code for IBM i はコミュニティでのディスカッションが盛んで、更新頻度も高く、乗り越える日は近いと思います
- 乗り越え次第記事化いたしますので、お楽しみに…!