はじめに
はじめまして!今年からREADYFORでPdMをしているkikiです🎄
こちらの記事では、私が未経験でのPdM転職〜PdMとして働く中で「読んでよかった!」と感じた本や記事を紹介します。
PdMがいない前職場から、PdMの仕事内容を把握し実践していく過程で参考になったものを紹介するので、未経験からの時系列で紹介します。
これはREADYFOR Advent Calendarの14日目の記事です。
就活中:未経験+身近にPdMいない
エンジニア育成のインストラクターをしていた前職では、アジャイル組織についてもレクチャーを担当していたためPdMのことはざっくりと知っていましたが、実際の業務内容までは詳しく把握していませんでした。
キャリアプランを考えるにあたって自分のやりたいことを突き詰めていくうちにPdMに辿り着き、改めて色々な資料を読み理解を深めていきます。
① プロダクトマネジメント-ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
1冊目は、PdMで読んだことのない人はいないのではないか?と思うほど有名なこちら。天下のO'REILLYから出ている本で、PdMの役割から極意まで広く紹介されています。1冊目にふさわしい簡潔さと幅広さを持つ本なのでとてもおすすめです。
② ザ・ダークパターン ユーザーの心や行動をあざむくデザイン
こちらはREADYFORの懇親面談で先輩PdMの槙さんにおすすめしてもらった本です!
(槙さんの今年のアドベントカレンダー記事「施策効果の可視化に挑むPMの試行錯誤 12選」も要チェック🌟)
隙間時間に楽しくダークパターンをインプットできます。
「これはユーザーにとって望ましい行動を促せるか?」と自問できるようになりました。
こちらもおすすめ
内定後:入社準備
ありがたくも内定をいただき、PdMとして働くことが決定しました。
エンジニアとPdMの2軸で転職活動をしていましたが、内定を機に方向をしっかりPdMに定めました。
そこで手に取った本がこちら。
③ プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで
すべて、です。
入社前にしっかり読み込んだ訳ではなく、辞書のように使おうと購入しました。目次だけで8ページを埋めるので、目次を見てとくに知識が不安な部分や、気になる部分を読んでいました。
入社後にさまざまなことに挑戦させていただき、改めてこの本を見返すと反省することばかりです。もっと読み込んでおけばよかった......!
入社後:実践!
とにかく実践、実践!
入社してしばらくは会社、チームで使っているツールに慣れることや情報の格納場所を把握することでてんやわんやでしたが、リアルに毎日読んでいた本がこちら。
④ SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発
チームで交わされる会話の中でわからない用語が出てきたらまずこの本をチェック。入社当日にPdMの師匠・kecyさんが貸してくださいました。
仕事の合間に少しずつ読み、
「昨日SCRUM BOOOT CAMPで読んだやつだ!」
を毎日体感しながらスプリントに参加しました。1スプリントが終わる頃にはチームがどのように進めているかがわかってきました。
初めてスクラムチームに参加する方におすすめです。
現在:入社4ヶ月目+少しずつ改善する余裕が出てきた
ちょうど入社4ヶ月目のタイミングで、pmconf2024が開催されました。6つほど視聴した中でも響いたものを紹介します。
⑤ 『プロダクトの爆速開発を支える、「作らない・削る・尖らせる」技術』
私にとって最も発見が多かったセッションは『プロダクトの爆速開発を支える、「作らない・削る・尖らせる」技術』です。
「作らない、を諦めない」
この言葉が出た時、聞き間違いかな?と思わず疑いました。なぜなら私はこの数ヶ月、いかに開発期間内に作りたい機能を詰め込むかに必死になっていたからです。
これも入れたい、あれもあったほうがいい、MustはやるとしてShould、Couldの要件をどう盛り込むか...
目的を見失っていました。
「作らなければ、負債を増やさない」
「作った瞬間から機能は負債になる」
「作るほど、将来の開発速度が落ちやすくなる」
「10年後も使われると確信が持てるものだけを作る」
「迷ったら作らない」
「一度作った機能を消すのは難しく、あとから作るほうがカンタン」
「作った瞬間から機能は負債になる」
要件定義の際に必ず振り返るべき言葉として胸に刻みます。
おわりに
よちよちPdMのおすすめする本・記事はいかがでしたでしょうか?
来年はもっと業務に役立つ記事を書けるよう精進します!🦾
明日12月15日は私のPdMの師匠、本が出版できるレベルの知識の多さと卓越した資料作成力をもつkecyさんの担当です!お楽しみに〜〜!