Amazon Linux 2022のプレビュー版が発表されましたので紹介したいと思います。
Amazon Linux 2022について
Amazon Linux 2022は、2021年11月にAWSより発表されたAmazonの新しい汎用 Linux for AWS です。
AL2022以降は新しいAmazon Linuxのメジャーバージョンが 2 年ごとに利用可能になり、各バージョンは5年間サポートされるとのことです。また、四半期ごとのマイナーリリースも含まれるようです。さらに今回のAL2022ではAmazon Linuxパッケージリポジトリを特定のバージョンにロックする機能があるようです。
以下公式
Today, we are announcing the public preview of Amazon Linux 2022 (AL2022), Amazon's new general purpose Linux for AWS that is designed to provide a secure, stable, and high-performance execution environment to develop and run your cloud applications. Starting with AL2022, a new Amazon Linux major version will be available every two years and each version will be supported for five years. Customers will also be able to take advantage of quarterly updates via minor releases and use the latest software for their applications. Finally, AL2022 provides the ability to lock to a specific version of the Amazon Linux package repository giving customers control over how and when they absorb updates.
Amazon Linux2022の注目すべき機能
■予測可能な2年間のメジャーリリースサイクルと長期サポート
AL2022以降、Amazon Linuxの新しいメジャーバージョンは2年ごとにリリースされ、5年間の長期サポートが付属します。
■頻繁で柔軟な更新
標準サポートフェーズ（2年間）中に、四半期ごとにマイナーバージョンの更新を受け取り、セキュリティ更新、バグ修正、および新機能をお客様に提供します。
■セキュリティ体制の改善
AL2022には、顧客が一般的な業界ガイドラインを簡単に実装できるようにする事前構成済みのセキュリティポリシーが含まれています。
■リポジトリのロック
Amazon Linux 2022を使用すると、顧客は更新を選択する方法とタイミングを制御でき、AmazonLinuxリポジトリの特定のバージョンだけでなくメジャーバージョンとマイナーバージョンもロックできます。
■カーネルライブパッチ
Amazon Linux 2022には、カーネルライブパッチ機能が含まれています。これにより、再起動やダウンタイムなしで、Linuxカーネルの重大で重要なセキュリティの脆弱性にパッチを適用できます。[プレビューでは利用できません]
など
AmazonLinux2022の起動
AWSマネジメントコンソール上からインスタンス起動の画面に行き、コミュニティAMIのところで「al2022」と検索すると出てきました。こちらから起動が可能のようです。
AmazonLinux2との違い、注意点
・デフォルトでSELinuxが有効になっている。
・amazon-linux-extrasが使用できなくなっている。
・SSMエージェントがインストールされてない。（いずれ導入されるかと思われます。）
などなど
まとめ
以上簡単ではありますが、Amazon Linux 2022の紹介でした。
プレビュー版ですのでSSMエージェント等含め今後追加、改善される部分もあるかと思います。
今後、また新たな情報があれば紹介したいと思います。
（ちなみに現行のAmazonLinux2のサポートは2023年6月末までのようです。）