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pyqtgraph: 地震波検測ソフト作成の経過報告

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プロトタイプ画面

動機

かねがねGUIの勉強をしてみたいと思っていた。

ところで、一般的に日本においては、地震波形の読み取りにはWINシステムやSACが使われる。
地震波形をクリックしてP波やS波の到達時刻を記録できる優れものだ。

これを真似して、グラフのクリックした点の座標を保存する、簡易的なソフトなら自作できそうだ。
そこでPySide6とpyqtgraphの練習として、地震波形の検測ソフトを作成することにした。

概要

まだ作成中であるが、波形を表示してクリックした点を記録する最低限の機能は実装できた。
現時点で波形の表示、任意の相の検測、検測結果のCSVへの出力に対応。
検測はWINシステムと同様に、マウスドラッグ操作により時間幅を持たせた読み取りも可能とした。
マウスホイールによる滑らかなスクロール・拡大縮小など、モダンな操作感を実現した。

今後、フィルターの適用など機能を拡張する予定。

検討中の機能

  • 最大振幅
  • (特にP波初動の)極性
  • 3成分の軸回転機能
  • バンドパスフィルター
  • 微分・積分
  • スペクトログラム
  • 検測結果の読み込み
  • 全データの俯瞰プロット(WINシステムのトップ画面みたいな)
  • 地図の表示
    いずれもどのようなUIで実現するかが悩みどころ。

地図についてはGMTの海岸線データをpyqtgraphで描画しようとしたが、あまりに重すぎて使い物にならず。
投影ゆがみがないように3D球面で描画したかったが、それも難しそうだ。
あきらめてメルカトル図法のライブラリを使うべきだろうか...?

配布予定

当面なし。
既存のWINシステム等を使われよ。

意見

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