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bashによるランダム文字列の生成【パスワード生成スクリプト追加】

Last updated at Posted at 2014-12-02

bashを使ったランダム文字列の生成

既に、投稿されているような気もするのですが、取りあえず投稿します。
単純にランダムな文字列を生成するのではなく、

  • 生成する文字列は英数字だけではなく、記号を必ず入れる。
  • 紛らわしい文字は除外する。

という、内容で考えてみました。

パスワード用にランダムな文字列が欲しい時などの場合、コマンドラインに下記のように入力して実行します。
出力されるランダムな文字列は "12345678" の数字と、",.+-!" の記号を必ず含み、間違い易い "0,9(数字の0,9)""O(英字大文字のO)""l,o(英字小文字のl,o)" を除いています。

$ cat /dev/urandom | \
tr -dc '12345678abcdefghijkmnpqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNPQRSTUVWXYZ,.+\-!' | \
fold -w 12 | grep -E '[12345678]' | grep -E '[,\.+\-\!]' | head -n 8

これで 12ケタのランダム文字列を 8個作成します。実行結果は下記のようになります。

+PsPBAIf26u2
D!jd5gXnNqcc
jXW,qmCvE5DY
,Jnk6n1brTQR
Q5XSR!ahdzJu
T57sPc5TnJD,
,tgc!H6jPUFI
.v,-TD.GvJw6

先頭に記号が来るのを、避けたかったので下記のように修正しました。

$ cat /dev/urandom | \
tr -dc '12345678abcdefghijkmnpqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNPQRSTUVWXYZ,.+\-!' | \
fold -w 12 | grep -E '[12345678]' | grep -E '[,\.+\-\!]' | \
grep -E '^[12345678abcdefghijkmnpqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNPQRSTUVWXYZ]' | \
head -n 8

実行結果は下記のようになります。

b.zp+G.26F7w
3UPCySe2D.ui
ZVe6-.DBwTYg
ZxV,wVXLyb3U
MI2SyF.xcpfY
YyXNQ.Byk!q2
d3SkMfVyxKm.
gU5pAfx!.5E!

パスワード生成シェルスクリプト

今までのランダム文字列生成ルールで、パスワード文字列を生成するシェルスクリプトを作成しました。

mkpasswd.sh
#!/bin/bash
LEN=$1
CNT=$2

if [ -z ${LEN} ] ; then LEN=12 ; fi
if [ -z ${CNT} ] ; then CNT=16 ; fi

cat /dev/urandom | \
tr -dc '12345678abcdefghijkmnpqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNPQRSTUVWXYZ,.+!\-' | \
fold -w ${LEN} | grep -E '[12345678]' | grep -E '[,\.+\-\!]' | \
grep -E '^[12345678abcdefghijkmnpqrstuvwxyzABCDEFGHIJKLMNPQRSTUVWXYZ]' | \
head -n ${CNT}

こののシェルスクリプトの場合、引数としてパスワードの長さと出力数を与えることが可能で、
引数が無い場合は、ディフォルトで12桁のパスワードを16個作成するようにしています。

このシェルスクリプトを ASUS Chromebook Flip C101PA の Linuxターミナルで、16桁のパスワードを10,000件生成したときの実行結果は下記になります。(timeコマンドの戻り値がおかしいような気がしますが。。。)体感的には一瞬で生成されました。

$ time ./mkpasswd.sh 16 10000 > passwd_list.txt

real    0m0.133s
user    0m0.221s
sys     0m0.159s

生成したパスワードの検証。

$ wc -l passwd_list.txt 
10000 passwd_list.txt

件数は問題なし。

$ sort passwd_list.txt | uniq -c | sort -r | head
      1 z,ZX7DXCcnsBSh86
      1 ZzvPpS!Hm4aSCpDU
      1 zzmvEfGTbNV!3Kug
      1 ZZMtzuhX-1xt,qN+
      1 zzkjzXJH5-Zvn.HI
      1 zzctpetS!4yFP5,W
      1 ZZ+C!3vJWEEuV8y!
      1 zZav7D7sv!CGSmCj
      1 zz8hNaX+6BPGZ2Xx
      1 Z,Z8BQHJMf,2qDug

uniqコマンドで重複数をカウント、sort -r で降順にソートして、先頭10行のすべてが 1件のみだけだったので重複なし。

$ grep -E '^,' passwd_list.txt | wc -l
0
$ grep -E '^\.' passwd_list.txt | wc -l
0
$ grep -E '^\+' passwd_list.txt | wc -l
0
$ grep -E '^\-' passwd_list.txt | wc -l
0
$ grep -E '^\!' passwd_list.txt | wc -l
0

先頭に記号があるパスワードもなし。

重複したパスワード文字列を除きたい場合

重複については、特に制限していないので重複した文字列を除く場合は、下記にようにすれば生成可能です。

$ ./mkpasswd.sh 16 10000 | \
uniq -c | sort -r | \
awk '$1== "1" { print $2 }' | sort -R > passwd_list.txt 

aws コマンドで、重複していない文字列を抽出して sort -R でランダムにソートしてファイルに出力しています。

2019.05.01 修正について

QiitaをGoogleアナリティクスでモニタできるように設定したら、何気にこのページの参照が多かったです。
そして内容をよくよく確認するとバグなどが、多々あったので修正しました。
あと、スクリプトの修正と、重複なしのパスワードリストの作成方法の追記をしました。

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