21
14

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

便利メソッド(util)系を Static Method としてまとめる

Last updated at Posted at 2014-02-03

最後に追記あり

どの Struct にも属さない(コンテキストを持たない)便利関数をどこかにまとめる時。
サブディレクトリとして持って各ファイルで import してもいいんだけど、そこまでする必要は無いので、同じプロジェクト内の util.go に書いていた。
ここに書いた関数は、プロジェクト内では共有される、いわゆるグローバルなアクセスができるので、どのファイルからもアクセスできる。こんな感じ。

// util.go
func AddPrefix(header http.Header) http.Header {
  // snip
}

func RemovePrefix(header http.Header) http.Header {
  // snip
}

これらは struct に属していないため Godoc 上で最初にまとめて表示される。なぜなら Godoc ではどのファイルにあるかは表示されないから。

Screen Shot 2014-02-03 at 7.29.49 PM.png

これだと、 ListenAndServe() とか Dial() みたいに、関数として定義するものがあると、 Util みたいにどうでもいいものと混ざって見づらいという問題がある。上の場合は HandleTLSConnection() は重要だけど、他はどうでもいい。

どうでもいいなら、関数名を小文字にすればいいのだが、ここから消えてほしくはないし、外部にも公開したい。

そこで、 util.go にあるものは「Util であること」を Godoc 上でわかりやすくしたい。
なので、あえて struct に属させてみる。
しかし、使うたびにいちいち new() するのも面倒なので、 util.go 上で new したものをグローバルに載せる。これで今までの関数呼び出しを頭に util.Xxx() とするだけで同じように使える。

var util = Util{}

type Util struct{}

func (u Util) AddPrefix(header http.Header) http.Header {
  // snip
}

func (u Util) RemovePrefix(header http.Header) http.Header {
  // snip
}

Godoc はこうなる。いい感じ。

Screen Shot 2014-02-03 at 7.30.10 PM.png

これでこのパッケージを import した側も package.util.Xxx() で呼べるはずだし、いいのかなぁと、いうのをやってるんだけどどうだろう。
ドキュメントを読んでない人は util を new() するかもしれないけど、そこはまあしょうがないかなぁ。

追記

interface にしなかった理由

たまーに const とか var も持ちたくなることがあったからです(書いてなかったです、すいません)。関数だけなら interface にして方が確かにいいですね。

サブパッケージにしなかった理由

サブパッケージにすると、 import が増えるのと、各ファイルで import が必要になるのと、 GoDoc 上では別のページになるからですね。今回のように数個の関数だけだとわざわざ掘るのも面倒だなと。
もし ioutil ほど大きければサブパッケージの方が良いのは確かです。
ちなみに crypto/util.go とかもあるので、サブパッケージの方が必ず Go っぽいのかは疑問の残るところ。

21
14
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
21
14

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?